Rails tips: RSpecでコード実行回数をスマートに数える(翻訳)

概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Ruby on Rails / RSpec - test execution count to make your code better 原文公開日: 2018/02/24 著者: Paweł Dąbrowsk Rails tips: RSpecでコード実行回数をスマートに数える(翻訳) RSpecを使って、指定のメソッドが呼び出される回数をexpectで指定することができます。その方法を説明する前に、呼び出し回数を知ることの重要性についてお話します。これはコードの振る舞いを制御するためのものです。説明のため、わざと誤ったコードを書いてみます。 class SomeClass def something @something = service.call end end これのどこが誤りかおわかりでしょうか。ここではメモ化によって、SomeClass#somethingが呼ばれるたびにservice.callが2回以上呼ばれることのないようにしたいと考えています。しかしメモ化の||=演算子ではなく=演算子が使われているため、期待どおりメモ化されていません。 このコードに対して次のようなテストを書くとします。 expect(some_class_instance).to have_received(:something) このテストでは、メモ化が行われていないという誤りを検出できません。上のようなシンプルな例ならともかく、たとえばservice.callが外部APIを呼び出していて、限りあるリソースを食いつぶしているとしたら非常に残念ことになります。これを回避するには、メソッド呼び出しが何回行われるべきかを指定します。 expect(some_class_instance).to have_received(:something).once このexpectationを用いることで誤りが検出されます。しかしTDD(テスト駆動開発)アプローチではこのテストは決して作られることはないでしょう。このことから、TDDを用いるとともにexpectationを詳細に書くことの重要性がわかります。 2回以上のメッセージ呼び出しのexpectationをRSpec文法で書くには コードが2回以上呼び出されたかどうかをテストしたい場合や、少なくとも2回または3回以上呼び出されたかどうかをテストしたい場合はどのように書けばよいでしょうか?RSpecの文法でこれらを指定することもできます。 メッセージがn回呼び出されるexpectation: expect(some_class_instance).to have_received(:something).once expect(some_class_instance).to have_received(:something).twice expect(some_class_instance).to have_received(:something).exactly(3).times メッセージがn回以上呼び出されるexpectation: expect(some_class_instance).to have_received(:something).at_least(:once) expect(some_class_instance).to have_received(:something).at_least(:twice) expect(some_class_instance).to have_received(:something).at_last(3).times メッセージの呼び出しが n回以下のexpectation: expect(some_class_instance).to have_received(:something).at_most(:once) expect(some_class_instance).to have_received(:something).at_most(:twice) expect(some_class_instance).to have_received(:something).at_most(3).times RSpec & TDDの電子書籍を無料でダウンロード もっと稼ぎたい方や会社をさらに発展させたい方へ: テスティングのスキルの重要性にお気づきでしょうか?テストを正しく書き始めることが、唯一のファーストステップです。無料でダウンロードいただける私の書籍『RSpec & Test Driven Developmentの無料ebook』をどうぞお役立てください。 関連記事 Rails: テスティングアンチパターン –前編(翻訳) ソフトウェアテストでstubを使うコストを考える(翻訳)