Googleドライブのパフォーマンスを低下させない推奨設定 — AODocs KB(翻訳)

概要 原著者のご好意により許諾を得てKBを翻訳・公開いたします。 英語KB: Google Drive performance recommendations – AODocs Knowledge Base 原文公開日: 2018/06/08 サイト: AODocs — ドキュメント管理およびセキュリティー強化を実現するGoogleドライブ専用の機能拡張サービスです。 aodocs.comより 太字は訳文で設定いたしました。 Googleドライブのパフォーマンスを低下させない推奨設定 — AODocs KB(翻訳) デプロイするドキュメント数が膨大な場合や、Googleドライブ上でのユーザー数が非常に多い場合(100人以上)には、GoogleドライブのUIのレスポンスタイムが増加したり、検索結果が不完全になったり、不定期にエラーメッセージが表示されたりするなどのパフォーマンス上の問題が発生する可能性があります。 本記事では、Googleドライブの個別のユーザーやチームがこうした問題を避けるためのベストプラクティスをご紹介します。GoogleドライブやAODocsに大量のコンテンツをインポートする前には、以下に記載されている情報のほかにAODocsの技術サポートチームにお問い合わせいただくことを強くおすすめいたします。ドキュメントのインポート時にパフォーマンス上の問題を回避するベストな戦略を見いだせるよう弊社チームが支援いたします。 ガイドライン 最も重要なガイドラインを以下に示します。 ドキュメントのオーナー権限(ownership)を集約する目的でグローバルな企業アカウントを用いる場合、大量のドキュメントを多数のユーザーが共有し、かつユーザーの利用頻度が非常に高い(ドキュメントを頻繁に更新するなど)状況でパフォーマンス上のボトルネックが発生する可能性があります。単一のAODocsライブラリに保存できるドキュメント数に厳密な上限はありませんが、AODocsできわめて多数のドキュメント(数万件)を扱う計画がおありの場合は、弊社技術サポートチームまでお問い合わせいただくことを強くおすすめいたします。弊社チームより、パフォーマンス低下を回避するAODocsドメインを設定するうえで有用なベストプラクティスおよびお客様に合わせた最適なガイドラインを提供いたします。ベストプラクティスについては本記事のセクションにて後述いたします。 Googleドライブでの共有パーミッション更新作業は低速です。特に、ファイル数が極めて多い場合や、関連する共有パーミッションが極めて多い場合(項目数が非常に多いフォルダに対して多数の共有パーミッションを追加または削除する状況や、パーミッションの更新をフォルダ内の全項目に対して反映する必要がある場合などが典型例です)に著しく速度が低下します。この問題を緩和するには、ファイルやフォルダに適用する共有パーミッションの個数を最小限に抑えることが極めて重要です。そのためには、可能な限りパーミッションを個別のユーザーではなくGoogleグループに割り当てるのがベストです。制限事項についてはこの後のセクションで後述します。 多数のエンドユーザーの[マイドライブ] フォルダに共有フォルダを追加すると、パフォーマンス上の問題につながる可能性があります。あるフォルダ構造を多数のユーザー(数千人)で共有する必要がある場合は、ユーザーの[マイドライブ]フォルダへのプッシュは避け、別の共有方法を検討すべきです(AODocsのUI経由でアクセスできるAODocsライブラリを用いるとか、Googleサイトを用いるなど)。制限事項についてはこの後のセクションで後述します。 アカウントごとの制限事項 Googleドライブは百万単位のユーザー数に対応できる設計の、極めてスケーラブルなプラットフォームですが、Googleドライブのインフラではアカウントごとの処理能力に制約が設けられています。 上述のとおり、「多数のファイル」「多数の共有パーミッション」「頻繁なファイル操作」が組み合わさると、そのファイルを所有しているGoogleドライブアカウントが「オーバーロード」状態になり、エンドユーザー側でのパフォーマンスが目に見えて低下します。この問題が発生する可能性を避けるために、弊社では以下をおすすめいたします。 AODocsに保存されるコンテンツを複数のライブラリに分割する Googleドライブで十分な個数のサービスアカウントを割り当て、Googleドライブの負荷をそれらのアカウントに分散する 弊社サポートチームでは、お客様固有のパラメータに応じた適切なストレージアカウント数の決定を支援いたします。 オーナーシップの譲渡と「最初の」オーナー権限の重要性 Googleドライブでは、あるファイルのオーナー権限を同一G Suiteドメイン内の別アカウントに譲渡できます。1つのファイルのオーナーは1人に限定されるため、ファイルのオーナー権限をアカウントAからアカウントBに譲渡する場合、アカウントBはそのファイルの新しいオーナーになり、そのオーナー権限に関連する以下の特権が与えられます。 そのファイルの削除(ゴミ箱への移動なども)はユーザーBのみ可能 そのファイルのサイズの分、ユーザーBのストレージ容量(quota)は減少する ファイルのオーナー権限を別アカウントに譲渡できるのはユーザーBに限られる そのファイルの共有パーミッションを他の編集者が更新できるかどうかはユーザーBのみ指定可能 ただしパフォーマンスを考慮すると、そのファイルは元のオーナー(ユーザーA)にまだ紐付けられており、上述のアカウント単位の制限事項は、オーナーがユーザーAのまま変わっていないかのように適用されます。その結果、Googleドライブに大量のファイルを保存する場合のストレージ戦略を定義する場合は、それらのファイルの「最終オーナー」の数とともに、「元のオーナー」(ファイルを最初に作成またはアップロードしたアカウントなど)の数も考慮しておく必要があります。 たとえば、30万件のファイルを保持しているオンプレミスのファイルサーバーをGoogleドライブに移行する場合を考えてみましょう。弊社チームの推奨事項に従えば、割り当てるGoogleドライブアカウントは5人とし、あらゆるファイルを「偏りなく」その5つのアカウントに割り当て、1つのアカウントが最終的に6万ファイルのオーナーになるようにします(ライブラリが今後肥大化する余地も見込んであります)。コンテンツのアップロードには以下のシナリオが考えられます。 シナリオ1 自動移行ツール(AODocsが提供するファイルサーバー移行ツールなど)を用いて、割り当てられたGoogleドライブアカウントに対して直接ファイルをアップロードする。 この場合オーナー権限の譲渡は発生せず、各ファイルの「最初のオーナー」がそのまま「最終オーナー」となります。上述のパフォーマンス制約は、最終的なストレージアカウントに通常どおり適用されます。 シナリオ2 クラウドソース式アップロード: ユーザー数が多い場合(たとえば100ユーザーとします)は各自の[マイドライブ]フォルダに手動でファイルをアップロードしてもらい、その後にファイルのオーナー権限を最終的なストレージアカウントに譲渡する(AODocsのフォルダインポート機能を使うなどの方法で)ことを弊社からお客様に依頼します。 この場合、AODocsに30万個のファイルにはそれぞれ異なる「最初のオーナー」が100人いることになり、しかも「最初のオーナー」ごとのファイル数が多くなりすぎないので、期待どおりパフォーマンスの問題は発生せずに済みます。 シナリオ3 一括アップロード: … Continue reading Googleドライブのパフォーマンスを低下させない推奨設定 — AODocs KB(翻訳)