はじめまして!!EPICs株式会社の中原です。
今回はBPSさんのTechRachoに飛び入り参加で執筆をさせていただきます!
「ノーコードって、正直どうなの?」
「本格的なシステム開発には向いていないのでは?」
そんな疑問を持っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
私は新卒でSIerに入社し、Javaを中心としたスクラッチ開発に従事してきたエンジニアです。
現在は、ノーコード開発を主戦場とするEPICs株式会社で、日々システム・アプリ開発を行っています。
この記事では、スクラッチ開発を経験してきたエンジニアだからこそ感じた「ノーコード開発の本当の魅力」を、リアルな実体験ベースでお伝えします。
新卒SIer時代|スクラッチ開発が当たり前だった日々
新卒で入社したSIerでは、Javaを用いた業務システムやアプリケーションのスクラッチ開発を行っていました。
開発は典型的なウォーターフォール型。
- 要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- 実装
- テスト
- リリース
この流れで、1プロジェクトにかかる期間は約1年。
短くても半年以上は当たり前でした。
また、関わるエンジニアの人数も多く、
- 30名前後の中規模案件
- 100名以上が稼働する大規模案件
というケースも珍しくありません。
品質や堅牢性が求められる一方で、
「時間もコストもかかる」というのがスクラッチ開発のリアルでした。
EPICs株式会社へ|ノーコード開発との出会い
現在私は、ノーコード開発を主戦場としているEPICs株式会社に所属し、BubbleやFlutterFlowを使った開発を行っています。
正直に言うと、最初は半信半疑でした。
「ノーコードって、実務で本当に使えるの?」
「エンジニアとしての価値は下がらない?」
しかし、実際に開発に携わってみて、その考えは良い意味で完全に覆されました。
ノーコード開発で一番驚いたこと①|開発スピードが段違い
まず驚いたのが、開発期間の短さです。
SIer時代は、1プロジェクト=1年(短くても半年以上)が当たり前。
一方、ノーコード開発では、
約4ヶ月程度でシステム・アプリが完成
というケースが珍しくありません。
UI構築、データベース設計、API連携などをツール上で直感的に行えるため、
実装フェーズが圧倒的に短縮されます。
「時間をかける=良い開発」ではない、という価値観に気づかされました。
ノーコード開発で驚いたこと②|少人数でも回る開発体制
もう一つ衝撃だったのが、必要なエンジニア数の少なさです。
スクラッチ開発では、数十名〜100名規模のエンジニアが関わるのが普通でした。
しかしノーコード開発では、
- 案件規模によっては1名から開発可能
- 多くても少人数チームで完結
設計・実装・修正を一気通貫で行えるため、
コミュニケーションコストも最小限に抑えられます。
だから実現できる|ノーコード開発の「価格感」
開発期間が短く、エンジニア数も少ない。
この2点は、そのまま開発コストに直結します。
SIer時代に携わっていた案件は、
数千万円単位がほとんどでした。
一方、ノーコード開発では、
100万円〜システム開発を検討できる
というケースも多くあります。
「システム開発は高くて手が出ない」
そんな常識を覆してくれるのが、ノーコードです。
EPICsが活用するノーコードツール
Bubble|Webシステムに強い万能ツール
Bubbleは、Webアプリケーション開発に特化したノーコードツールです。
- 業務管理システム
- SaaS型サービス
- MVP開発
などに非常に向いています。
FlutterFlow|アプリ開発に強い次世代ノーコード
FlutterFlowは、iOS / Android / Webに対応したアプリ開発向けツールです。
- スマホアプリ開発
- UI/UXを重視したサービス
- 将来的な拡張性を重視した開発
に向いています。
スクラッチとノーコード、どちらを選ぶべき?
誤解されがちですが、
ノーコードがスクラッチ開発を完全に置き換えるわけではありません。
スクラッチ開発が向いているケース
- 非常に複雑な業務ロジック
- 高いパフォーマンスや制御が必要
- 独自要件が多い大規模システム
ノーコード開発が向いているケース
- 新規事業・MVP開発
- スピード重視の開発
- コストを抑えたい場合
- 仕様変更が頻繁に発生するサービス
大切なのは、
「どちらが優れているか」ではなく「目的に合っているか」です。
EPICsのノーコード開発とは
EPICs株式会社では、
「早い・安い」だけで終わらせないノーコード開発を行っています。
スクラッチ開発経験のあるエンジニアが設計から関わり、
事業として使い続けられるシステムを前提に開発しています。
おわりに|ノーコードは“妥協”ではなく“進化”
スクラッチ開発を経験してきたからこそ、今ははっきり言えます。
ノーコードは、妥協ではありません。
開発体験そのものの進化です。
開発コストやスピードに悩んでいる方、
システム開発をもっと身近に感じたい方は、
ぜひ一度ノーコード開発という選択肢を知ってみてください。
EPICs株式会社は、その第一歩を全力でサポートします。

