Ruby 3.3.9と3.2.9がリリースされました。内容はバグ修正と、既存のセキュリティ修正のバックポートです。
Ruby News ➜ Ruby 3.3.9 Released https://t.co/yKS8Bc9VcO
— RUBYLAND (@rubylandnews) July 24, 2025
- リリース情報: Ruby 3.3.9 Released
- リリース情報: Ruby 3.2.9 Released
詳しくは上のリリース情報をご覧ください。
なお、今回リリースされたRubyに含まれている脆弱性修正(3.3.9で1件、3.2.9で2件)は、リリース済みのRuby 3.4.5には既に含まれています。
参考: 今後の定期リリース予定
予定は上記リリース情報記載のものであり、変更の可能性があります。
- 2025年09月: Ruby 3.4.6
- 2025年11月: Ruby 3.4.7
- 2026年01月: Ruby 3.4.8
🔗 更新の概要
詳しい変更内容は以下で参照できます。
🔗 関連する更新
🔗 gems
default gemsとbundled gemはしばしば変更・更新されます。詳しくは以下をご覧ください。
参考: standard librariesとdefault gemsとbundled gemsの違い - ESM アジャイル事業部 開発者ブログ
Ruby 3.4.xのライブラリ情報(gemも含む)については公式ドキュメントで参照できますが、今回リリースされたRuby 3.3.9と3.2.9については、公式ドキュメントにはまとまった情報はありません↓。
参考: Documentation for Ruby 3.3
参考: Documentation for Ruby 3.2
Rubyバージョンごとのdefault gemsとbundled gem編成については以下のstdgems.orgである程度参照できますが、最新のRuby 3.4.5、3.3.9、3.2.9の情報はまだ反映されていません↓。
参考: Standard Gems -- stdgems.org -- default gemsとbundled gemのリストをRubyバージョンごとに確認できます。
🔗 rbenv
rbenvで使われるruby-buildでは、以下で既にRuby 3.3.9と3.2.9が利用可能になっています。
🔗 Docker Hub
Docker Hubでも各種ディストリビューション向けのRuby 3.3.9と3.2.9が利用可能になっています。
- Docker Hub: ruby
🔗 Heroku
現時点では、HerokuランタイムでRuby 3.3.9と3.2.9はまだサポートされていません(最新のRuby 3.4.5もまだサポートが表示されていません)。
参考: Heroku Ruby Support | Heroku Dev Center
🔗 devcontainer
現時点では、RailsのdevcontainerはまだRuby 3.3.9と3.2.9に対応していません。
参考: Package devcontainer/images/ruby
メモ
なお、Ruby 3.2は2026年3月いっぱいでメンテナンスが終了する予定です。
参考: Ruby ブランチごとのメンテナンス状況