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Ruby 3.3.9と3.2.9がリリースされました(セキュリティ修正バックポート含む)

Ruby 3.3.9と3.2.9がリリースされました。内容はバグ修正と、既存のセキュリティ修正のバックポートです。

詳しくは上のリリース情報をご覧ください。

なお、今回リリースされたRubyに含まれている脆弱性修正(3.3.9で1件、3.2.9で2件)は、リリース済みのRuby 3.4.5には既に含まれています。

Ruby 3.4.5がリリースされました

参考: 今後の定期リリース予定

予定は上記リリース情報記載のものであり、変更の可能性があります。

  • 2025年09月: Ruby 3.4.6
  • 2025年11月: Ruby 3.4.7
  • 2026年01月: Ruby 3.4.8

メモ

なお、Ruby 3.2は2026年3月いっぱいでメンテナンスが終了する予定です。

ruby maintenance status

参考: Ruby ブランチごとのメンテナンス状況

🔗 更新の概要

詳しい変更内容は以下で参照できます。

🔗 関連する更新

🔗 gems

default gemsとbundled gemはしばしば変更・更新されます。詳しくは以下をご覧ください。

参考: standard librariesとdefault gemsとbundled gemsの違い - ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

Ruby 3.4.xのライブラリ情報(gemも含む)については公式ドキュメントで参照できますが、今回リリースされたRuby 3.3.9と3.2.9については、公式ドキュメントにはまとまった情報はありません↓。

参考: Documentation for Ruby 3.3
参考: Documentation for Ruby 3.2

Rubyバージョンごとのdefault gemsとbundled gem編成については以下のstdgems.orgである程度参照できますが、最新のRuby 3.4.5、3.3.9、3.2.9の情報はまだ反映されていません↓。

参考: Standard Gems -- stdgems.org -- default gemsとbundled gemのリストをRubyバージョンごとに確認できます。

🔗 rbenv

rbenvで使われるruby-buildでは、以下で既にRuby 3.3.9と3.2.9が利用可能になっています。

rbenv/ruby-build - GitHub

🔗 Docker Hub

Docker Hubでも各種ディストリビューション向けのRuby 3.3.9と3.2.9が利用可能になっています。

🔗 Heroku

現時点では、HerokuランタイムでRuby 3.3.9と3.2.9はまだサポートされていません(最新のRuby 3.4.5もまだサポートが表示されていません)。

参考: Heroku Ruby Support | Heroku Dev Center

heroku/heroku-buildpack-ruby - GitHub

🔗 devcontainer

現時点では、RailsのdevcontainerはまだRuby 3.3.9と3.2.9に対応していません。

参考: Package devcontainer/images/ruby

rails/devcontainer - GitHub

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