Railsでは、タイムゾーンを簡単に扱う仕組みが用意されています。
まず、Rails (今回は3.0系) でアプリを作ると、config/application.rb に
config.time_zone = 'Central Time (US & Canada)'
のような記述があると思います。日本用のシステムを作るなら、これを"Tokyo"に変えてコメントアウト解除すればOKです。
config.time_zone = 'Tokyo'
これで、入出力は日本時間で、DBにはUTC時刻が入ります。
アクセスに応じて動的に変更するには、before_filterなどで以下のように設定できます。
class HogeController < ApplicationController
before_filter do
Time.zone = 'UTC'
end
end
タイムゾーンをプルダウンでユーザに選択させるには、timezonesなどのテーブルは不要で、以下のように簡単に出力できます。
f.time_zone_select :time_zone, nil, :include_blank < true
ところで、アクセスした地域によって自動的にタイムゾーンを切り替えたいこともあると思います。
そのようなときは、TZInfoのgemが便利です。
# Gemfile
gem 'tzinfo'
begin
Time.zone = TZInfo::Country.get('JP').zone_identifiers.first
rescue
# 指定した国コードが見つからない場合は例外が発生する
Time.zone = 'Tokyo'
end
これで、自前で時差の計算などをしなくて良いので便利です。