El Capitan環境で、XCodeのCommand Line Toolsでがっつり足止めを食らったので、メモ。
homebrewでopensslのビルドエラー
他との絡みでwineをhomebrewでインストールしようとしたら、opensslでビルドエラーが発生した。
El Capitanでソースをコンパイルしたときにopensslのエラーが出た場合の対処方法を参考に以下を実行したが、opensslをインストールするとやはりビルドエラーになる。
export PATH=/usr/local/opt/openssl/bin:$PATH
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/opt/openssl/lib:$LD_LIBRARY_PATH
export CPATH=/usr/local/opt/openssl/include:$LD_LIBRARY_PATH
brew install openssl
そういえば以前からxcode-select --install
を実行するとxcode-select: error: command line tools are already installed, use "Software Update" to install updates
というメッセージが表示されていた。
ついつい後回しにしていたこのメッセージは、実はXCodeのCommand Line Toolsのパスが適切でない場合に表示される。
wineなどのソフトウェアをhomebrewでインストールする際にはopensslが必要であり、そのopensslをインストールするにはCommand Line Toolsのパスを修正する必要があったというオチ。
当初このメッセージにつられてソフトウェアアップデートの方を探していたのだけど、結局El CapitanでXCodeがインストール済みなら関係なかった。
パス修正の手順
xcode-select -p
を実行- 「/Library/Developer/CommandLineTools」と表示されれば正常なのでここでおしまい
- 「/Applications/Xcode.app/Contents/Developer」と表示されたらパスがおかしいので次に進む
sudo xcode-select -switch /Library/Developer/CommandLineTools
を実行- 再度
xcode-select -p
を実行し、「/Library/Developer/CommandLineTools」と出力されることを確認
参考
- Xcodeをアンインストールしたことによってgitが使えなくなった時に、運悪くOSがYosemiteだった時の対処法
- El Capitanでソースをコンパイルしたときにopensslのエラーが出た場合の対処方法
- OpenSSL problems on OS X El Captain