小ネタで恐縮です。
RailsのAPI検索といえば、複数バージョンを串刺し検索できる以下のAPIdock.comが長らく定番でしたが、惜しくも4.2.7で更新が停止したままです😢。
api.rubyonrails.orgは名前からして公式のRails APIドキュメントサイトで、Railsの更新も即座に反映されているようですが、惜しくも最新版しか表示できません。
- サイト: Ruby on Rails API
と、さっきまで思っていました。
しかしたまたま、以下のURLで過去のAPIドキュメントページを表示できることがわかりました。
api.rubyonrails.orgの過去バージョンURL
以下のリストのバージョンのパッチ番号は、それぞれ各メジャー/マイナーバージョンの最終パッチ番号です。
- Rails v1: 見当たらず
- Rails v2.3.11: https://api.rubyonrails.org/v2.3.11/
- Rails v3.0.9: https://api.rubyonrails.org/v3.0.9/
- Rails v3.1.3: https://api.rubyonrails.org/v3.1.3/
- Rails v3.2.22.5: https://api.rubyonrails.org/v3.2.22.5/
- Rails v4.0.13: https://api.rubyonrails.org/v4.0.13/
- Rails v4.1.16: https://api.rubyonrails.org/v4.1.16/
- Rails v4.2.11: https://api.rubyonrails.org/v4.2.11/
- Rails v5.0.7.1: https://api.rubyonrails.org/v5.0.7.1/
- Rails v5.1.6.1: https://api.rubyonrails.org/v5.1.6.1/
- Rails v5.2.2: https://api.rubyonrails.org/v5.2.2/ -- 現時点の最新安定版
たとえばURLの/v4.1.16/
を/v4.1.15/
に変更すると、そのパッチ番号のAPIドキュメントを表示できます(すべてのパッチ番号を確認したわけではありませんが)。
参考: セマンティック バージョニング 2.0.0 | Semantic Versioning
Rails v2.3.11まで遡ると、ドキュメントのスタイルが現在とだいぶ異なっていますね↓。検索窓もありません😓。
なお、該当メジャー/マイナーバージョンがない場合はhttps://edgeapi.rubyonrails.org/にリダイレクトされます。 edgeapiには現在Rails 6のAPIドキュメントが置かれています。
とはいうものの、api.rubyonrails.orgで複数バージョンのAPIドキュメントを串刺し検索できないことに変わりはありません。もうちょっとナビゲーションが親切だったら...。
Railsガイド英語版でも同じ方法が使える
同じ方法が英語版のRailsガイド↓でもできることがわかりました。
- サイト: Ruby on Rails guides
冗長なのでリストにはしませんが、https://guides.rubyonrails.org/
をhttps://guides.rubyonrails.org/v2.3.11/
のようにすることで過去バージョンのRailsガイドを表示できます。
上記APIドキュメントと同じバージョンがすべてあるかどうかまでは確認していません。少なくともv1.xはないようです。
おたより発掘
Rails: https://t.co/RplgQ4sC6aで過去バージョンのAPIドキュメントを参照できるURLリスト .https://t.co/MYS4wqqP26
これはよく使ってる。少なくとも4.2以降のバージョンは全部あった気がする。昔のはわからんけど。
— ゆうじ@カメさんそろそろコタツ終わります (@yuji_developer) January 22, 2019