ツブヤケナイ大学vol2「漫画家と出版社営業」に参加させて頂きました。
出版社営業の方の苦労話は、初めて聞くことばかりでとても新鮮でした。特に書店さんとの付き合い方や、そこから派生して社内調整の難しさ、編集者さんとのやり取りなど、マンガ業界ならではのお話だったと思います。
MANGA REBORNに関わりのあるところでは、電子書籍販売について言及もされていました。先日、講談社の「モーニング」が定額電子書籍販売を始めましたが、それについて営業の方々は、「良い取り組み」だとしても、既存書店さんとの付き合いがあるために心情としては難しい部分があるとのことでした。
確かに、これまでの歴史から出版社と書店さんは深い付き合いがあったからこそ、これだけ本の文化が根強く育ったのだと思います。その関係性を壊すほどのインパクトがあったということを改めて実感しました。
今後の営業の方の担わなければいけないこととして、「編集の仕事に近づく事。また編集も営業に近づく事」を挙げられていました。つまり、作品を「作って」「売って」と二分するのではなく、一緒に考えなければいけないということだそうです。そうすると、営業が抱えている作品数は編集さんより多い気がするので、営業への負担が大きくなるのではないか?と思いましたが、今後はそうやって作品を一緒に考えて売るっていうことが大事だそうです。
私たちはネット上での販売ルートしか無いので、よく分からない前提の上で展開された話題もあり、付いて行くのが大変な時もありましたが、知らなかった出版社の仕事を見れたのでとてもよかったです。
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