秋のPepウォーキングはちゃんとポイントもらえましたか?
僕は今回、初めてBPS内でチーム結成してみました。インドア派が多いので特に目標は立てず3000歩でも良いかなと思ってましたが、意外とみんな歩いていて、95%まで行きました。こんなことなら最初から100%目指しておけば良かった。
ところで皆さんは1日何歩くらい歩きますか?普段はリモートワークで家から一歩も出ず、歩数が3桁なんて日も珍しくない僕ですが、最高記録は約7万歩です。今回は、ここ1年くらいで気付いたウォーキングの楽しさについて紹介してみたいと思います。
ウォーキングを始めるまで
僕はリモートワークで運動不足が顕著になっていたアラフォー男性なのですが、ある時、周囲のすごい人たちはみんなバイタリティに溢れていることに気づきました。ずっと年上なのに山道を10万歩以上歩いたとか、60代(推定)で東京マラソンに出るとか、化け物が多い。「やはり健康な精神は健康な肉体に宿るのか...」などとぼんやり。
とはいえ、マラソンは体力的にも絶対無理そうだし、事前に応募して抽選でみたいなのもハードルが高いし、タイムが可視化されると恥ずかしい。
それに対して、単に散歩するだけなら何にも束縛されないし、気が向いたときに初めていつ辞めても誰にも迷惑かからない!ということで、ここ数年は運動がてら数駅先まで散歩というのは試していました。
運動習慣のない人でも1日中外出すれば2万歩くらい歩くことはたまーにはありますよね。成人男性の平均的な歩幅は70cm程度らしいので、単純計算で14kmです。「走る」と「歩く」を比べても仕方ないですが、もう一息でハーフマラソンの距離、と考えると、意外と一般人でもどうにかなる気がしてきませんか?
ウォーキングのポイント
大事なのはコンディション調整・ルート選び・時期選びの3つです!
コンディション調整
- 体力
マラソンをするわけではないので、本格的なトレーニングは不要です。
いつギブアップしても誰にも責められません。「どこまで歩けるかな?」という軽い気持ちでやればOKです。 - 良い靴を買う
硬い靴で歩くと足を痛めるので、まともなウォーキングシューズを買いましょう。クッション性の良いウォーキングシューズなら、誇張抜きで速度と歩ける距離が2割増しくらいになると思います。
1年ほどしっかり使うとクッションがへたるので、できれば新し目(かつ足に馴染んだもの)のが理想です。僕は同じ型番の靴を直前に買い換えました。 - 体調を整える
しっかり寝て、少しでも体調が悪いと思ったら迷わず延期しましょう。 - 荷物を軽くする
スマホ、財布、タオルは必須として、飲み物は現地調達するなど荷物を減らしましょう。
軽めのリュックが良いと思います。
歩くとすぐ暑くなりますが汗が乾くと寒くなるので、体温調整しやすい服装にしましょう。上下ともに絞れるほど汗だくになるので、乾きやすい素材が好ましいです。
ルート選び
適当に歩いていくと、中途半端に時間・体力が残った状態で「終点」についてしまい、不完全燃焼になりがちです。事前に目標を決めてルートを作りましょう。
- 達成感があり楽しいこと
極端な話、ランニングマシンで一日中歩き続けても良いわけですが、絶対つまらないです。景色や町並みを楽しめるコースが重要です。
複雑にジグザグ歩いて距離を稼ぐよりも、Googleマップで距離を検索して「何キロもあるぞ、すげー」と実感できる分かりやすさが大切です。老後に孫に「ワシが若い頃はどこからそこまで歩いたもんじゃ」と自慢したいわけです。独身ですが。 - 大通りや鉄道沿いを進む
知らない道を長時間歩くわけですが、ずっとGoogleマップとにらめっこでは面白くないし歩きスマホは危ないし、電池切れになります。道のわかりやすさは重要。「ひたすら西へ!」とかでもOKです。
素人の1人チャレンジなので、いつでもギブアップできる状況を整えるのは安全のために大切です。山登りほどではないとはいえ、人っ子一人いない中で倒れたら迷惑がかかります。もう無理、と思ったら最寄りの駅から帰れる状態を常に維持。 - 鉄塔が少ない
詳細は省きますが僕は鉄塔・クレーンが大の苦手です。大型の鉄塔があるコースは僕にとって実質「行き止まり」なので、コース選びは死活問題です。
塔マップで事前に迂回計画を立てます。間違っても変電所の近くを通ってはいけません。
時期選び
まず、夏は無理です。猛暑日の中で無理をすると命にかかわるので論外です。冬も駄目で、雪は降らないにしても、コートを着ると荷物が重くなる上に体温調整が難しくなるのでNG。またもちろん雨の日も無理です。
となると春か秋か、となるのですが、実際には春一択となります。
マラソンではなくウォーキングなので、進むペースは時速4-5kmくらいかと思います。例えば50km(7万歩強)歩く場合、休憩を含めると10~12時間以上かかります。
もうお分かりですね。最大の敵は体力ではなく日没です。
知らない道を夜に歩くのは危険です。郊外では暗くて道が分からなくなるし、田舎では下手したらクマや不審者に遭遇するかもしれない。都心部は都心部でキャッチや酔っぱらいが増えて歩きにくい。そうでなくてもどうしてもペースは落ちるし昼に比べて体力気力も削られます。つまり、明るいうちに歩数を稼ぐのが重要なのです。
国立天文台のWebサイトにおいてあったグラフを見てみます。日没が2時間以上、日の出から日の入りでは4時間は違いますね。夏至が長いのは当然なのですが、既に結構暑いのと梅雨があります。そう考えると、現実的には5月~梅雨入り前頃がベストかと思います。
体力の回復に必要な期間や、雨天延期のリスクを考えると、1年に数回しかチャンスがありません。「また来年」などと言っていると加齢が進んでしまうので、計画的にいきましょう!
これまでのウォーキング例
実際歩くとなかなか最短ルートは歩けないもので、Googleマップで出てくる距離より1~2割は増える印象があります。
1回目: 相模大野~片瀬江ノ島(約30km)
長距離ウォーキングを始めたきっかけです。特に深い理由も目標もなく、なんとなく暇なので小田急線の歌を口ずさみながら江ノ島線に沿って歩いていました。
10kmくらい歩いても意外と「まだまだ行けるな?」と思い、気づけば湘南台を通過。「ここまで来たら自分の限界に挑戦だ!」と、途中の足の痛みも我慢して歩き続け、どうにか到達しました。
ゴールが海というのが素晴らしいです。思わず「海だー」と叫んで少し砂浜を歩きました。
歩数は5万歩くらいでした。
2回目: 鎌倉から箱根湯本(50km弱)
1回目が楽しかったので、達成感がありそうなコースを選定しました。鎌倉→箱根ってDr. STONEでもやっていて楽しそうですよね。
千空は80kmと言っていましたが、僕は箱根山をほぼ登らない箱根湯本ゴールなので、50kmくらいです。
途中でFitbitのバッテリが切れてしまったので正確な歩数が不明ですが、7万歩くらいでした。
- 鎌倉~江の島
体力満タンで元気いっぱい、大仏を見ようと長谷寺に寄ったり(お金払わないと見えないことに気づき断念)。

坂が多いです。頑張って坂を登って、もうそろそろ頂上かなと思ってふと電柱を見たら地名が「坂の下」だったときはぶん殴ろうかと思いました。
鎌倉高校前の踏切は観光客で賑わっていました。半径50mの公用語は中国語です。
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江の島~辻堂~茅ヶ崎~平塚
ひたすら海沿い(国道134号線)を進みます。平坦で歩道が広く信号も少ない直線が続くので、圧倒的に歩きやすい!ジョギングしている人も結構いました。距離を稼げるので、マラソンの練習にも良いのではないでしょうか。
通り沿いには何も無いので、ドリンク補充やトイレは適宜市街地に寄り道する必要があります。 -
平塚~大磯
相模川、でかい!
本当は海沿いで海鮮を食べたかったのですが良い店が見つからず、平塚でランチしました。区画整理された平らな土地ですね。
ここから海沿いではなく東海道に切り替えます。歴史ある通りなのは良いけど、どんどん田舎になっていく... -
大磯~二宮
なにもない。坂はある。つらい。
このあたりでFitbitの電池が切れました。 - 二宮~小田原
都会の光にたどり着きました!周囲は暗くなってますし、小田原に着く頃には体中が痛くてろくに歩ける状態ではありません。 - 小田原~箱根湯本
もう体はまともに動かないけど、気合で継続しました。道端に座り込んだり、歩くと体が痛いから逆に走ってみたり、奇声を発してみたり。最後の真っ暗な山道が地獄でした。

3回目: 山手線一周(40~45km程度)
新宿を起点に一周し、名探偵コナンスタンプラリーをJRに一度も乗らずに達成しました。
歩数は7万歩くらいでした。途中、東京駅あたりで足が痛くて断念しそうになったものの、お昼を食べたら回復。結果的には体力に余裕を持って終えました。
ルートの特徴
休憩場所が無限にあり、いつでもノーリスクでギブアップできるのが最大の利点です。また、ずっと超都会都会しているというわけでもなく、適度に住宅街もあったりで変化を楽しめます。
このルートでは時計回り・反時計回りを事前に決める必要があります。最後は暗くなって体力も落ちてくるので、慣れている地域が最後になるように回るのが良いでしょう。僕は池袋~新宿は歩いたことがあったので、反時計周りにしました。
罠ポイント
- 代々木-原宿-渋谷は「線路の内側なんてズルだろ外側だよ」と思って意気込むと明治神宮を迂回することになり、尋常でなく遠回りになります。代々木公園は突っ切るのが簡単ですが、明治神宮は入り口もよく分かりません。慎重に道を選びましょう。
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大崎-品川は直線で突っ切れば早いですが、ここはさすがに線路に沿いたいところ。しかし線路に沿って外側を回ると、気づくと下神明に向かってしまいます。途中で気づいても車庫(?)やらなんやらで意外と突っ切れず、大井町を経由する羽目になります。

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北品川は品川より南にあります。北上しているのに先に北品川についてしまった、道を間違えたか!?と思って慌てて引き返してはいけません。
- 品川駅周辺はクレーン多すぎて駅の周りを何周回ったことか...高輪ゲートウェイに至っては駅に近づくことを断念しました。
- 東京を挟んで新橋~上野あたりはずっと都会が続きます。飲食店は多いですが人混みが多くゆっくりはしづらいですね。上野を超えた瞬間に、別世界のように静かなエリアになりました。
今後の目標
体力があるうちに、一度で良いから10万歩達成するのが目標です。始発で開始地点に行って終電までに帰れればOK、とすればどうにかならないかなあ。60-70kmくらい必要なので、ルート選びにも迷っています。どんなコースが良いでしょうか。
- 片瀬江ノ島~新宿(小田急線沿い): 約60km
小田急線の歌を正規の順番でコンプできるのがアツいです。
ちなみに小田急線の歌は出身高校の先輩が作った曲らしく、日憲会(日本国憲法前文の歌を歌う会)という部活?があって、文化祭ではいつも日本国憲法全文の歌ではなく小田急線の歌を歌っていた印象があります。小田原線バージョンの音源が見つからずに困っているので、持っている人がいたら教えて下さい。
目新しさはない。 - 小田原~東京(東海道新幹線沿い): 約80km
帰りに新幹線で逆走できたらシャレオツですが、ちょっと距離オーバーですね。 - 五街道あたりをひたすら歩く
このルートで達成感出すには最低でも100km以上は必要なので、ちょっと難易度が高すぎるのが難点です。日本橋から東海道を進んだとして終点が大磯では何の感慨もないし、日光街道を進むなら日光に行きたいじゃないですか...
最後に、長距離ウォーキングをやると僕の場合2週間位は体が痛くて運動に支障が出ます。絶対体に悪いので、健康目的では推奨しませんし、無理をするのはやめましょう。健康目的の方は毎日1万歩程度地道に歩いたほうが良いと思います。





