インプレッション表示の収入がないとか、クリック単価が低いとか、なかなか広告が出ないとか、アプリ・Web開発者側からするとお金にしづらいAdMobではありますが、すごく使いやすいので、使っている方も多いと思います。
Androidに完全対応した(少ない手間で組み込める)数少ない広告システムということもあり、色々お世話になります。
今回は、AdMobの登録~Androidで広告を表示してみるまでの簡単な手順と、注意点です。
登録
http://jp.admob.com/から登録します。
アプリケーションを追加
ログインしたら上部タブから「マーケットプレイス」を選択します。
「キャンペーン」は広告主用のものなので、開発者は「サイト及びアプリケーション」を開きます。
「サイト・アプリケーションを追加」ボタンをクリックし、「Android」ボタンをクリックすると、アプリ情報入力画面になります。
ここに入力した内容に間違いがあっても、広告が表示されない、ということはありませんが、なるべく正直に入力しましょう。
SDKのダウンロード
アプリの登録を完了すると、SDKとマニュアルPDFがダウンロードできるようになります。
SDKはダウンロード・解凍して、適当な場所に置いておきます。同フォルダにAdMobSDKのリファレンス(JavaDoc)もあるので、是非参考にしてください。
これ以降の手順は、PDFに従うのが一番です!!
広告が表示されないとき
ということで、解説を途中で放棄して、「PDF通りにやったのに広告が表示されない」という場合のチェックポイントです。
基本的に、ManifestにパブリッシャーIDを入れて、attrs.xml、表示したいViewのXMLを書けばOKなのですが、以下の場合、広告が表示されません。
・ネットワーク接続できない
この場合、広告は取得できず、何も表示されません。
・表示領域が狭い
AdViewのサイズは、横幅320px以上である必要があります。それより小さいと、何も出てきません。
・ログに「no ads are available」と出る場合
広告がありません。AdMobは広告主に比べて開発者が多いのか、広告が見つからないことが良くあります。
この場合、Webの管理画面から「自社広告」を入れておけば、何も見つからないときに自社広告を表示することができます。
・単に遅い
Viewが表示されてから広告が表示されるまで、数秒かかるのが普通です。
上部に入れる場合は、48pxくらいの高さを確保しておいた方が、レイアウトが変わらなくて良いかもしれません。
動的にキーワードフィルタする
Web管理画面から、表示する広告のジャンル、キーワードフィルタ等を設定することができます。
しかし、アプリのコードから指定すれば、現在表示しているコンテンツにマッチした広告を表示することも可能です。
以下のようなコードで可能です。
AdView ad = (AdView)findViewById(R.id.ad); ad.setKeywords("music");
とても多機能なAdMob、うまく使いこなしたいですね。