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※ 「Ruby/Rails界隈ウォッチ」は2016年12月より週刊Railsウォッチにタイトルを改めました。
こんにちは、hachi8833です。以下のツィートで果たして何人がずっこけたでしょうか。その後正式なアナウンスがありましたが、いろいろ入れ違いでしたね。
Google 翻訳がニューラルネットを使う版に切り替わって、かなり自然な翻訳になるようになったと話題ですが、日→英はそうなってて、英→日はまだニューラルネット版ではないそう。向こう数ヶ月には英→日もそうなるらしいです。昨日北海道での講演でGoogleの人が言ってました。
— Naoya Ito (@naoya_ito) 2016年11月11日
ところで、Google翻訳の品質が向上したのかそうでないのかについて、実は数値で判断する客観的な手段がないことにお気づきになりましたでしょうか?減点法が効かない段階に到達してしまえば、翻訳の品質は今のところ(もしかすると永遠に)眼力で判断するしかないんです。
早速ですが臨時ニュースを連続でお送りいたします。
日本語ですが、割と大ニュースですね。
詳しくはChangeLogをどうぞ。
私も昨晩アップグレードしようとしましたが、HomeBrewのruby-build.rbがなかなか更新されなかったのでGitHubのrbenvリポジトリからのgit pull
方式に切り替えてインストールしました(現在は更新されています)。
DHH先生が「頃合い見計らってaccepts_nested_attributes_for殺す」って言っとるhttps://t.co/eT7n6AZfSZ
— itkrt2y (@itkrt2y) 2016年11月15日
@itkrt2y あれ使ってるコードはそもそも負債である確率が高いので、何とかする or dieですよ。
— joker1007 (@joker1007) 2016年11月15日
今週のトップは予想どおり「トランプ当選」ですね。
「5秒でデプロイ」を謳っています。
hyper run
で5秒で起動記事ではありませんが、今週の金星を進呈いたします。おめでとうございます。
この企画、きっと公式なんでしょうね。
こちらが2位でした。方法は1つですがルールは6つぐらいありますねw。いいのかそれで。
研究者ではなく開発者のための、がポイントのようです。同じような記事はもう腐るほどありますが、短くまとまっていたのがウケたようです。今さらですが、機械学習のsupervised/unsupervisedはそれぞれ「教師あり」「教師なし」と訳されています。
morimorihogeさんが、この種の情報収集にナツメ社の図解雑学シリーズをおすすめしていました。「見開き2ページで1テーマ」という構成のおかげで実に読みやすいです。
中井悦司さんによるWebアプリケーションにおける機械学習活用の基礎──HTML5 Conference 2016セッションレポートも良記事ですね。
いくつかのニュースはRailsウォッチで報道済みなので、それ以外のものをピックアップします。
Martin先生(@duerst)のお仕事ですね(RubyKaigi 2016のプレゼン)。
実は9月のニュースですが、bundle doctor
コマンドが便利そうなので取り上げました。homebrewのbrew doctor
と同じ感覚で使えます。
2週分のニュースになっています。
少し便利になった感ですね。
unscope(:order)
しないようにするこのコミットがどんなときにパフォーマンス上有効なのかが当初私どもで読み取れなかったので、まずコミッターの@kamipoさんの当時のツイートをmorimorihogeさんが掘り当ててくれました。
絶妙なバランスで性能を保ってるクエリの ORDER BY 削られて COUNT 飛ばしてこられてスロークエリなる問題をなおすPR https://t.co/dd5oeKRmHT
— Ryuta Kamizono (@kamipo) 2016年11月5日
その後morimorihogeさんが@kamipoさんにTwitterで質問したところ、1時間もしないうちに詳しい回答をいただきました。ありがとうございます!以下のリンクを開けば続きのやりとりも見ることができます。
@kamipo 早速ありがとうございます!ものすごく分かりやすい例で助かります。rows_examinedが明らかに違いますね。なぜこんな挙動になるかは自力で勉強してみます :bow:
— Masato Mori (@morimorihoge) 2016年11月16日
技術的な問題を解決するよいプロセスを目の当たりにすることができました。@kamipoさんによるgistの解説は自分で動かして確認できます。
テストにパスしたそうです。
いわゆる夏時間(サマータイム)は、米国では一般にDST(Daylight Saving Time)と表記します。
db:migrate
とdb:setup
を含めないようにするRailsでActive Recordを使わない場合というのがすぐには思い付きませんが、それなりに事例があるのでしょうね。
キャプチャの名前とデータを#named_captures
メソッドで一度に取れるようになりました。
ViewModelは、以前Railsウォッチでもご紹介したTrailBrazerのcells gemが提供しています。
ここで列挙されているのは以下のデザパタです。Techrachoの以前の記事『肥大化したActiveRecordモデルをリファクタリングする7つの方法(翻訳)』に通じる内容です。
GitHubの☆が15,00超えの人気Railsアプリです。GUIとビジュアル表示が洗練されている印象です。ネーミングは北欧神話の原型とされるギュルヴィたぶらかし: Gylfaginningに登場する2羽のカラスHuginnとMuninnが由来だそうです。
新登場ですが期待できそうです。Rubyで書かれているので動作の検証もしやすいかと思います。
CIサーバーに組み込んで、「ChangeLogに記入させる」「バグ管理やMRへのリンクを貼らせる」「よくあるアンチパターンを示す」などコードレビューの定番指示を自動化します。これもRubyで書かれています。ネーミングはあんまりですがw
Go言語専用のps
コマンドのようなものですが、デバッグ・診断機能を持っているところがポイントです。
オープンソースのブロックチェーンデータベースだそうです。
新しくはありませんが、Procfileでプロセスを管理するソフトウェアで、Rubyで書かれています。詳しくはこちらのサイトを。
以前のRailsウォッチでも言及したgod gemなどの監視ツールにも通じますね。
今週は以上です。