週刊Railsウォッチ(20161117)DockerホスティングのHyper.sh、accepts_nested_attributes_for殺すほか

※ 「Ruby/Rails界隈ウォッチ」は2016年12月より週刊Railsウォッチにタイトルを改めました。

こんにちは、hachi8833です。以下のツィートで果たして何人がずっこけたでしょうか。その後正式なアナウンスがありましたが、いろいろ入れ違いでしたね。

ところで、Google翻訳の品質が向上したのかそうでないのかについて、実は数値で判断する客観的な手段がないことにお気づきになりましたでしょうか?減点法が効かない段階に到達してしまえば、翻訳の品質は今のところ(もしかすると永遠に)眼力で判断するしかないんです。

臨時ニュース

早速ですが臨時ニュースを連続でお送りいたします。

[速報]マイクロソフトがThe Linux Foundationへ加盟、プラチナメンバーとして。Connect();//2016

日本語ですが、割と大ニュースですね。

Ruby 2.3.2リリース

詳しくはChangeLogをどうぞ。

私も昨晩アップグレードしようとしましたが、HomeBrewのruby-build.rbがなかなか更新されなかったのでGitHubのrbenvリポジトリからのgit pull方式に切り替えてインストールしました(現在は更新されています)。

DHH先生が「頃合い見計らってaccepts_nested_attributes_for殺す」って言っとる

参考

Hacker News

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今週のトップは予想どおり「トランプ当選」ですね。

?Dockerホスティングサービスhyper.sh?

「5秒でデプロイ」を謳っています。

  • Hyper.shクラウド全体が単一サーバーとして動作
  • シンプルなワークフロー
  • 豊富なリソース
  • Dockerイメージをpullしてhyper runで5秒で起動
  • 終了も1秒
  • 秒単位の課金モデル

記事ではありませんが、今週の金星を進呈いたします。おめでとうございます。

この企画、きっと公式なんでしょうね。

ダメなエンジニアを見分けるたったひとつの方法

こちらが2位でした。方法は1つですがルールは6つぐらいありますねw。いいのかそれで。

ブラウザでのメディア自動再生を即刻やめていただきたい

開発者のための機械学習入門

研究者ではなく開発者のための、がポイントのようです。同じような記事はもう腐るほどありますが、短くまとまっていたのがウケたようです。今さらですが、機械学習のsupervised/unsupervisedはそれぞれ「教師あり」「教師なし」と訳されています。

morimorihogeさんが、この種の情報収集にナツメ社の図解雑学シリーズをおすすめしていました。「見開き2ページで1テーマ」という構成のおかげで実に読みやすいです。

追伸

中井悦司さんによるWebアプリケーションにおける機械学習活用の基礎──HTML5 Conference 2016セッションレポートも良記事ですね。

Ruby 公式

Ruby 2.4.0 preview 3リリース

いくつかのニュースはRailsウォッチで報道済みなので、それ以外のものをピックアップします。

Martin先生(@duerst)のお仕事ですね(RubyKaigi 2016のプレゼン)。

Ruby Facets

Bundler 1.13リリース

実は9月のニュースですが、bundle doctorコマンドが便利そうなので取り上げました。homebrewのbrew doctorと同じ感覚で使えます。

Rails公式ニュース

2週分のニュースになっています。

11月11日分

Active Recordのコネクションプールにstatメソッドを追加

少し便利になった感ですね。

countクエリにlimit_valueを指定したときにunscope(:order)しないようにする

このコミットがどんなときにパフォーマンス上有効なのかが当初私どもで読み取れなかったので、まずコミッターの@kamipoさんの当時のツイートをmorimorihogeさんが掘り当ててくれました。

その後morimorihogeさんが@kamipoさんにTwitterで質問したところ、1時間もしないうちに詳しい回答をいただきました。ありがとうございます!以下のリンクを開けば続きのやりとりも見ることができます。

技術的な問題を解決するよいプロセスを目の当たりにすることができました。@kamipoさんによるgistの解説は自分で動かして確認できます。

#26990 JRubyでRails 5が動き出す

テストにパスしたそうです。

#26909 チェックイン時にコールバックせずにクエリキャッシュをクリア

#26978 コネクションプールでスレッドごとのクエリキャッシュを設定可能に

11月4日分

#25337 コールバック時のActiveRecord::Dirtyの動作が非推奨化

#26838 ActiveRecord::Core#sliceの引数で配列を使えるように

夏時間による期間変動問題の修正

いわゆる夏時間(サマータイム)は、米国では一般にDST(Daylight Saving Time)と表記します。

#26950 Active Recordを使ってない場合にはbinスクリプトにdb:migratedb:setupを含めないようにする

RailsでActive Recordを使わない場合というのがすぐには思い付きませんが、それなりに事例があるのでしょうね。

RubyFlow

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Ruby 2.4で正規表現マッチのキャプチャデータ取り出し方法を改良

キャプチャの名前とデータを#named_capturesメソッドで一度に取れるようになりました。

ElasticSearchで位置情報を検索する

cells gemでApplicationコントローラからbefore_filterを追放

ViewModelは、以前Railsウォッチでもご紹介したTrailBrazercells gemが提供しています。

Ruby Weekly

MVCリファクタリングに役立つ7つのデザインパターン

ここで列挙されているのは以下のデザパタです。Techrachoの以前の記事『肥大化したActiveRecordモデルをリファクタリングする7つの方法(翻訳)』に通じる内容です。

  • Service Objects(およびInteractor Objects)
  • Value Objects
  • Form Objects
  • Query Objects
  • View Objects(Serializer/Presenter)
  • Policy Objects
  • Decorators

Github Trending

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監視エージェントHuginn

GitHubの☆が15,00超えの人気Railsアプリです。GUIとビジュアル表示が洗練されている印象です。ネーミングは北欧神話の原型とされるギュルヴィたぶらかし: Gylfaginningに登場する2羽のカラスHuginnとMuninnが由来だそうです。

SQL脆弱性スキャナwhitewidow

新登場ですが期待できそうです。Rubyで書かれているので動作の検証もしやすいかと思います。

コードレビュー支援ツールDanger

CIサーバーに組み込んで、「ChangeLogに記入させる」「バグ管理やMRへのリンクを貼らせる」「よくあるアンチパターンを示す」などコードレビューの定番指示を自動化します。これもRubyで書かれています。ネーミングはあんまりですがw

Goの間

gops

Go言語専用のpsコマンドのようなものですが、デバッグ・診断機能を持っているところがポイントです。

無印枠

BigChainDB

オープンソースのブロックチェーンデータベースだそうです。

ddollar/foreman

新しくはありませんが、Procfileでプロセスを管理するソフトウェアで、Rubyで書かれています。詳しくはこちらのサイトを。

以前のRailsウォッチでも言及したgod gemなどの監視ツールにも通じますね。

今週は以上です。

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この記事の著者

hachi8833

Twitter: @hachi8833 コボラー、ITコンサル、ローカライズ業界を経てなぜかWeb開発者志願。 これまでにRuby on Rails チュートリアルの大半、Railsガイドのほぼすべてを翻訳。 かと思うと、正規表現の粋を尽くした日本語エラーチェックサービス enno.jpを運営。 仕事に関係ないすっとこブログ「あけてくれ」は2000年頃から多少の中断をはさんで継続、現在はnote.muに移転。

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