Rails tips: Simple Factoryパターンによるリファクタリングの使いどころ(翻訳)

概要

原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。

Rails tips: Simple Factoryパターンによるリファクタリングの使いどころ(翻訳)

まずはサンプルクラスから始めましょう。

class SocialMediaPublisher
  def publish(social_media_type, user, message)
    social_media_api = nil

    case social_media_type
      when 'facebook'
        social_media_api = Facebook::API.new(user)
      when 'twitter'
        social_media_api = Twitter::API.new(user)
      when 'instagram'
        social_media_api = Instagram::API.new(user)
      else
        fail(InvalidSocialMediaType, social_media_type)
    end

    social_media_api.sign_in
    social_media_api.push(message: message)
  end
end

ここで唯一浮いているのは、オブジェクト作成の部分です。また、Factoryパターンはオブジェクト作成をカプセル化する方法です。オブジェクト作成を担当するコードを別のクラスに切り出して、SocialMediaPublisherFactoryという名前を付けます。

class SocialMediaPublisherFactory
  def create_social_media_api(social_media_type, user)
    case social_media_type
      when 'facebook'
        Facebook::API.new(user)
      when 'twitter'
        Twitter::API.new(user)
      when 'instagram'
        Instagram::API.new(user)
      else
        fail(InvalidSocialMediaType, social_media_type)
    end
  end
end

Simple Factoryができたので、これを用いて元のクラスを更新できるようになりました。

class SocialMediaPublisher
  def publish(social_media_type, user, message)
    factory = SocialMediaPublisherFactory
    social_media_api = factory.create_social_media_api(
      social_media_type, user
    )

    social_media_api.sign_in
    social_media_api.push(message: message)
  end
end

更新後のコードには、実装の詳細が含まれていないのがわかります。今後別のSNSプロバイダを追加でサポートするときにも、同じメソッド名が新しいプロバイダでも使えるので、このクラスを更新する必要はありません。

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この記事の著者

hachi8833

Twitter: @hachi8833、GitHub: @hachi8833 コボラー、ITコンサル、ローカライズ業界、Rails開発を経てTechRachoの編集・記事作成を担当。 これまでにRuby on Rails チュートリアル第2版の半分ほど、Railsガイドの初期翻訳ではほぼすべてを翻訳。その後も折に触れてそれぞれ一部を翻訳。 かと思うと、正規表現の粋を尽くした日本語エラーチェックサービス enno.jpを運営。 実は最近Go言語が好き。 仕事に関係ないすっとこブログ「あけてくれ」は2000年頃から多少の中断をはさんで継続、現在はnote.muに移転。

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