ウイングドア社の社内制度のひとつをご紹介
TechRachoをご覧の皆様、こんにちは。ウイングドアの福原です。Advent Calendarも終盤ですね。私自身は純粋なBPSメンバーではないのですが、BPSの仲間?という事で枠を拝借しました。TechRacho運営の皆様、渡辺社長、貴重な場をありがとうございます!
ウイングドアは、福岡でwebアプリ・スマホアプリの受託開発を行ってます。BPSさんがRailsに特化されている中、私達はPHPでの開発案件を受け持つことが多いです。最近はLaravel、Vue.js、Nuxt.jsなんかのワードが良く聞こえてきますよ。
こんな私達、以前はTechRachoに定期的に投稿させて頂いてました。今年に入り、私達自身のコーポレートサイトをリニューアルしたことをきっかけに、独り立ちをして自身のサイト上で技術ブログの展開を始めました。まだまだTechRachoクオリティには追い付かないのですが、こんな事で躓いたよ、些細な事だけど便利だよ、というエンジニアが現場で実感できる、軽めのネタを提供しています。月に2本ほど記事を投稿してますので、TechRachoと共にウイングドアの技術ブログもご愛顧頂けると嬉しいです。
縁の下の力持ちに日の目を!
さて本題。ウイングドアではスタッフ同士が感謝しあう事で、それがちょっとしたインセンティブとして還元される仕組みがあります。ウインターシーズンにホッとするネタにでもなればと、この仕組みについてご紹介してみます。
きっかけは、別案件のスタッフ同士で助け合っているシーンを何気なく目にしたことから始まります。案件数・スタッフ数が増えてきて、私自身がスタッフ一人一人の小さな行動まで把握ができなくなっていました。そんな中、私(上司)が直接目にする成果やスキルや振る舞いに対して評価するだけでなく、スタッフ同士がそれぞれ感謝して評価し合う仕組みがあると良いなと思ったんです。福利厚生の制度として、"サンクスカード"なるものがありますが、それをもうちょっとお気軽にして、かつ、何かしらインセンティブとして還元できたら、というイメージです。
サンクスカード含め、世の中にはこの手のサービスは既にいくつもあります。(ピアボーナスとか)それらを参考にさせて頂きつつ、ウイングドアなりの仕組みを実現してみました。制度に名称はないのですが、Slack上で「#ありがとう」というチャネルを作り、そこで1年ほど運用してますので、ここでは”ありがとうチャネル”という制度名でご紹介します。
"ありがとうチャネル"って?
オフィスワークでもリモートワークでも全社員がリアルタイムで確認し、コメント・スタンプも気軽にできる弊社のコミュニケーションの基盤、"Slack"での実現を目指しました。Slackに「#ありがとう」というチャネルを作り、そこで感謝したい事や褒めてあげたい事等を本人宛にメンションつけてメッセージしてもらうようにしました。また"ありがとうチャネル"に限らず、素敵な振る舞いやありがたい行動に対して、お礼や感謝を意味する特殊スタンプをつけてもらいました。こんなかんじ。賞賛の嵐です!
感謝された方・褒められた方はどうなるの?
"ありがとうチャネル"でのメッセージ数や特殊スタンプの数を毎月集計し、沢山感謝された方を発表・表彰する事にしました。そして表彰されたスタッフにはちょっとしたインセンティブが付与されます。毎月こんなメッセージと共に朝礼で表彰してお祝いしてます!
褒められて終わるよりも、やって良かった・もっと頑張ろう、というモチベーションになればとインセンティブは提供したいと考え、表彰者にはAmazonやiTunes等のギフト券を贈呈しています。
ちなみに、感謝のメッセージ数やスタンプ数を月次集計するSlackアプリは、弊社エンジニア陣が自前で組んでくれました!SlackのAPIを叩いてスタンプ数等を取得し、スプレッドシートに集計結果を吐き出すスクリプトをGASで実現したようです。
"ありがとうチャネル"を運用してみて
今まであまり日の目をみなかった縁の下の力持ち的な振る舞いを可視化する事ができました。また今まで以上に、部署や案件に関係なく、助け合おう・協力し合おう、という意識が芽生えたのではと感じてます。一方で、そんな行動をちゃんと見てるよ、と表現してあげられることは経営者目線では大きいです。最初は照れ臭さもありましたが、今では随分慣れて気軽に「ありがとう」と言えるようになったようです。些細な事でも感謝しあう・褒め合う文化は、わたしが客観的に見ても嬉しく感じてます。
"ありがとうチャネル"の今後
もちろん人の価値観は様々で、逆に、褒め合う事を不快に感じる人もいるかもしれません。「人は厳しく育てるべきだ、怒ってなんぼ」という考えの方もいらっしゃるかもしれませんし。(個人的には好きではありませんが)ですので、”ありがとうチャネル”を強制せずに、自己の判断で活用してもらってます。またインセンティブが特定のスタッフに偏る可能性もあり得ます。全員が満遍なく褒めてもらえる・感謝してもらえると、会社としては円満になるので、制度のチューニングは模索している所です。後はマンネリ化しないようにも考えたいですね。
とにかく、楽しく仕事ができる環境のひとつになればと期待をしてます。
いかがだったでしょうか?ウイングドアではこのように感謝し合って・褒め合って、協力しながらお仕事してます。仲間に加わってみたい方、是非、お問い合わせ下さい。
株式会社ウイングドアでは、Ruby on RailsやPHPを活用したwebサービス、webサイト制作を中心に、
スマホアプリや業務系システムなど様々なシステム開発を承っています。