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Windowsにも開発環境が欲しい

最近のMicrosoftさん好きです。
好きな企業は課金して応援ということで、買ってしまいました、Windows PCを。
そしてこの記事は、Windows PCに開発環境を作ろうと試行錯誤の記録です。
まだまだ仕事で使う環境をWindows PCに移行できるまでにはなっていない、Macで開発しています……

思いついた選択肢

  1. Hyper-VでLinuxのVMをたてて全てVMで完結させる
  2. WindowsにRubyなどなど全てをインストールしてWindowsだけで完結させる
  3. WSLのUbuntuにGUIのアプリケーションを含む全てをインストールしてWSLで完結させる
  4. RubyなどはWSL、エディタなどのGUIアプリケーションはWindowsにインストールのように分担させる

試してみた(?)記録

1. VMで完結

良い点

  • 本番環境とほぼ同じ構成なのでトラブルが少ない(はず)
  • ネット上に情報が多い

不満点

  • デスクトップの操作がややモッサリする。
  • ホストとのファイル共有に不安あり。(ネットワーク周りに弱いのでsambaにも苦手意識)

感想

他の選択肢がすべてダメだった場合はこれ。
同じ構成で使っている人が多いのでアドバイスがもらえて良い。(動作がもっさりする点もハードウェアアクセラレーションをONにすれば良いとか?)

2. Windowsで完結

良い点

  • 一番シンプルな構成。(に見える)

不満点

  • トラブルが起きた時に解決できる気がしない

感想

この構成はまだあまり手をつけていない。
意外とすんなりイケるものなのだろうか?

3. WSLで完結

良い点

  • ほぼ(?)普通のUbuntuとして使える。
  • Windowsとのファイル共有も最初からできる。

不満点

  • IOが遅い。
  • WSL特有のクセがある。
  • GUIアプリケーションに不満あり。
    • X Window Systemは今まで馴染みがない。
    • 動作はモッサリする。
    • 文字がぼやけたり表示がイマイチ。
    • JISキーボードとは相性が悪い?(打てない文字や反応しないショートカットがある)

感想

いろいろおしい気はするが、常用できる環境にするにはまだまだ設定等が足りない気がする。

4. WSLとWindowsで分担

良い点

  • GUIアプリケーションの動作が軽快
  • VMを起動しない分負荷が軽い(?)

不満点

  • WSLのクセが怖い。
  • やはりIOが遅い。
  • serviceを起動させる手間が気になる。

感想

今はこの構成。
一番気になるのは bundle install yarn run dev 等のコマンド実行が遅い点、自動テストも数が多いと待てないくらい遅いかもしれない。

systemd等のinitプロセスが動いていないので、serviceを手動でいちいち起動しているのも気になる。

entrypoint.sh?え?

不満はあるが我慢できるかなぁ?というレベルですが、ここに落ち着いたのはWSLが使えるからです。

WSLには夢がある、WSLがもっと進化すればきっと理想の開発環境が!
すぐには無理そうなので、年末年始のお休みはVMに環境を作る作業に充てられそうです。

まとめ

Macはいろいろ考えずに開発環境が作れるという点では最高なのでは?
欲しいと思えるMacBookが出たらMacに戻ってしまいそうです。


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