Tech Racho エンジニアの「?」を「!」に。
  • ライフ

首に問題が出たのでオーダーメイド枕(+その他寝具一式)を買ってみた

はじめに

最近短編ノベルゲームと動画配信者の切り抜き視聴にハマってます、yosuke2です。
直近数か月で遊んだノベルゲームだと「HOPE LEFT ME」や「Milk Inside A Bag Of Milk Inside A Bag Of Milk」(Milk)、「ファミレスを享受せよ」などが好きです。
Milkの作者であるNikita Kryukovさんが撮影する写真も素敵です。
動画配信者は個人Vの赤見かるびさんが好きです。
後、倉橋ヨエコさんの復帰に歓喜してます。

さて、みなさん体を気遣ってますでしょうか。
色々気遣うべきところはあって、一部は気にしているけどなかなか全部とはいかないかもしれません。
私もそうで、これまであまり姿勢などを気にしてなかったのですがここ1年くらいで色々と改善していってます。

今年の春、首にある問題が発生しました。
症状としては右肩甲骨周辺で、痺れが頻発するというものです。

最初は程度も軽度で一過性だろうかとあまり気にしてなかったのですが、だんだんと一日に何度も、酷い時は数時間痺れが継続するなどしてさすがに気になってきたので整形外科へ。
すると首のヘルニアの可能性があるかもしれないとのこと。

その日はとりあえず痺れなどの症状を抑えるのに効果のあるらしいビタミン剤などを処方してもらったのですが、しばらく飲んでもあまり効果を感じませんでした。

人間まずいと思うと行動は早いです。色々と首のヘルニアについて調べ始めます。

当然神経の問題なので怖いことも出てきますが、向き合うことでより一層危機感を感じられるので敢えて避けません。
うつ伏せや肩肘をついて寝るなどといった姿勢が良くないなどと出てきますがそういったことは全くしていない。

そうして色々眺める中で出てきたのが枕を合ったものに変えるというものです。
これまで枕で何か困ったことがなく、特にこだわりもなく適当なものを使っていたのですが、これが症状を大きく改善することに繋がりました。

※本記事で記載している価格は2023年5~7月時点でのものです。また店舗によっても違う可能性はあります。

枕の購入まで

結論から言うと西川のオーダーメイド枕を購入しました(ついでにマットレスも)。
寝具に全くこだわりのなかった私でも聞いたことがあったのでかなり有名なはず。

余裕があれば他社製品との比較もしたかったのですが、以下の理由から西川に即決しました。

  • 寝具を取り扱っている有名店で安定している
  • 前々から店舗の横を通り過ぎて存在自体は知っていたのですぐに頭に思い浮かんだ
  • 症状に悩んでいたので早めに購入したかった
  • 自宅から徒歩圏内と行きやすかった

以下、この記事を書いている時点から2か月ほど前の記憶なのでうろ覚えなところがありますが、ご了承ください。

ある休日に外に出かけていて、電車に乗っている間などの隙間時間に首のヘルニアについて調べていました。
すると枕を合ったものにすることで効果的な場合があると知りました。
そこで自宅近くにあった店舗のことがすぐに思い浮かび、その店舗のことを調べます。

オーダーメイド枕の特徴やアフターサービスなどについても諸々把握した上で、早速帰りに行ってみることにしました。

ショッピングモール内の一角にあるため入りやすいですが、先ほども書いた通りこだわりのない私でも聞いたことがあるくらいには有名でかつ高級路線だったはず、という認識でした(実際高いです)。
しかもオーダーメイドと聞くと更にハードルの高さを感じます。

そもそも寝具自体一度買えば滅多に買わないというのもありますが、そのハードルの高さもあるのかやはり店内に客は少ないことが多い、というか初めて来店したその時は0だったと思います(試しで寝てみたりして長時間いるとちらほら来てました)。

これまでオーダーメイドの経験もないので店舗スペースに入ってとりあえずうろうろしつつ枕の置いてある辺りを眺めていると、店員さんの方から声をかけてもらえました。

そして肩の痺れで悩んでおり、それが首から来てるらしいことなどを話してオーダーメイド枕で改善しないか検討している旨を伝えると、丁寧に案内してもらえました。

確かまず店内に身体測定で身長を計測するような感じの機器が置いてあり、それで頭から背中、腰、お尻にかけてのラインを計測したような記憶があります。
以下の写真のように私はWラインというものに相当するらしいです。

店員さん曰くフラットタイプの方はどこでも寝れてしまうという方もいるそう。

しかし私は図のように凹凸がハッキリしているので寝ている時の体への負担のかかり具合が強いらしく、合った寝具を選んだ場合の効果が出やすいとか。

昔行きと帰りの往復で夜行バスに2度乗ったことがあるのですが、かなり寝るのが辛かった記憶があってもしかしたらそういうことなのかもしれません。

その後実際に寝てみて枕の高さを細かく調節してもらいました。

枕の高さですが、私が購入したものは大雑把に言うと左右と真ん中に中材が区切られていて、真ん中が少しへこむような作りになっています。
「凹」の字がなだらかになったイメージです。
というのも、真ん中で仰向けで寝ている時と、左右に寝返りを打った時とで必要な高さが微妙に違ってくるからです。
左右に寝返りを打つと肩が入り込んでその分高さが少し変わるので、それを考慮した作りになっているとのこと。

実際には更に細かく区切られていて、微妙な高さの違いによって快適さを保つように作られているようです。
以下が枕の説明がされている用紙の写真ですが、頭から首にかけてのラインを考慮して上下の向きも決まっています。

そうして高さが決まって後は満足したなら購入です。

実際はマットレスも買ったのでそちらも色々試したりして2時間以上店舗にいた気がします。
結構会話をしていたり、マットレスも含めると結構な額になるので分割払いのために色々入力していたというのもありますが。

なかなか寝具に関して詳しい説明が聞ける機会もないので私も色々気になって店員さんに訊いて、それに対して1を訊いたら4とか5くらいが返ってくる感じで長過ぎず適度に詳しい説明が聞けて非常に満足でした。
ただ普通にオーダーメイド枕だけ買うというなら早ければ30分以内、遅くても1時間以内には終わるくらいだと思います。

以下が購入した枕の実物です。

先ほど正しい向きがあるという話をしましたが、分かりやすいように枕カバーの左上にあるタグに向きが記載してあります。

枕を買って使ってみて

そうして購入を終えてしばらく使ってみた感想としては、本当に肩の痺れがなくなりました。

完全に0ではなくて時々、週に1,2度ほんの少しだけ痺れを感じる時もありますが、元々の症状が10だとしたら1くらいには軽減されている程度には改善しました。

また、時々寝起きに肩や首の凝りと眼精疲労が組み合わさって頭痛や軽い吐き気に襲われることがあったのですが、それもすっかりなくなりました。

こんなに改善されるならもっと早くに買っておけば良かったと思うくらいにはとてもいいものでした。

ちなみに元々使っていたのはIKEAの枕です。

人によって合う合わないがあるのだとは思いますが、オーダーメイド枕と比較するとかなり高さがありました。
店員さんに聞いた話だと人間の姿勢で一番負荷がかからないのが立位姿勢というもので、まっすぐ立っている状態の姿勢だそうです。
そして寝ている時はなるべくこの立位姿勢に近い状態を保つことで変な負荷がかかることもなく理想的なのだそう。

ちょっと検索してみたら西川のサイトで睡眠TOPICSなるものが出てきました。
「正しい寝姿勢とは?」の項目に同じことが書いてますね。(少し下に先ほど画像でも説明したボディラインの話もあります)

恐らく枕が高すぎることで首が上方向に持ちあげられて、常に首の根っこの部分に負荷がかかっていた、ということなのかなと考えてます。

整形外科でも首の一番下の部分がヘルニアかもしれないということを言われました。

既に2か月ほど使用してますが、マットレスとも合わせてかなり体の負担が軽減されたように感じています。

枕以外の寝具について

初回は枕とマットレス(シーツと枕カバー含む)を購入したのですが、その後マットレスの下に敷く吸湿パッド、寝ている時の汗を吸収してくれるシーツの上に敷くパッド、それから通年で使える掛け布団(カバー含む)、冬に活躍する羽毛布団(カバー含む)を購入しています。

吸湿パッドは特にベッドフレームがすのこタイプでない場合は必須レベルとのことで、マットレスがより長持ちするようになるそうです。
パッド類は体感として大きく変わることはなかったのですが、掛け布団に関してはかなり変わりました。
というのも、私はハウスダスト・ダニアレルギーがあるからです。
これらのアレルギーの原因として布団が結構な割合を占めているそうですが、今回掛け布団を一新したことでかなり症状がマシになりました。
今までアレルギー対策として目薬は忘れず点眼し、布団掃除機と空気清浄機を導入してマシにはなっていたものの、それでも悩まされていたのが掛け布団を変えたことで大きく和らぎ、とても助かっています。
購入した通年使える掛け布団は真綿と呼ばれるものを使用していて、ほこりがとても出にくくなっています。
後は単純に新品なのもあり、その辺りの清潔さが寄与しているのかもしれません。

またアレルギー症状は冬に強く出ていたのですが、購入した羽毛布団はゴアテックスという素材を使用していてダニやほこりなどをシャットアウトしてくれるようです。
冬場は安い掛け布団を2,3枚重ねて真冬になると電気毛布を敷くということをしていたのですが、その分ほこりも多く出ていたのだと思います。
今回購入した羽毛布団は凄く暖かいそうで、真冬でもこれ1つでいいくらいに暖かいとか。
洗濯の手間も減りますし重ね掛けしてる布団が中でずれるという微妙なストレスもなくなりますし、冬に使うのが楽しみです。

金額について

枕もそうですが良いマットレス、掛け布団などを買おうとするとどうしても高くつきます。
今回は枕とマットレスについて詳細を記載しておこうと思います。

※以下記載のサービスは高額なマットレスを同時購入したことによるもので、枕単体だと付かない可能性が高いです(家族の分もまとめて複数個、とかだとまた変わりそうですが)。

まず「オーダー枕プレミアム」が定価だと税込み44,000円です。ただし今回はサービスで、税抜きの定価から20,000円引いての税込み22,000円でした。
それからマットレスである「ボディピロープレミアム(セミダブル)」が税込み209,000円。
併せて税込み231,000円。

後シーツとピローケース、それから配送料が納品書には書かれているのですが、ここはサービスということで無料になりました。

物を書いておくと「天竺ニットシーツ」16,500円。「ピローケース」3,520円。配送料3,000円です。
分割で手数料がつかないギリギリの回数である60分割で購入しましたが、枕とマットレスで月々3800円でした(初回のみ端数をまとめているため6,800円でした)。

先ほど書いた枕とマットレス以外の寝具についても軽く記載しておきます。

パッド類はそれぞれ安いと1万以内、高くても2万以内といった感じです。
通年使用できる掛け布団はいいものだと20万程になります。
カバーが1万円程度です。
羽毛は更に高く40万程。
こちらはカバーが2万円程。
これらは定価であり、実際には安く購入しています。
通年使用の方は少し古い製品で安くなっていて、羽毛布団に関しては少し古いのに加えて冬が活躍の時期であり、夏である今欲しがる人が少ないため結構お得に購入できました。

アフターサービスについて

また、枕は使っていると中材が消耗してだんだん高さが変わってくるため適宜調節が必要です。
しかしこの調節に関しては長期間無料で対応してもらえます。

確か10年だったような記憶があるのですが手元の用紙を見ると9年なので店舗によっても違ったりするのかもしれません。

また、西川公式FAQの枕の寿命に関しての部分に記載がありますが、中材の素材によって耐用年数が変わってきます。

最初は無料の微調整で良かったけれど数年経って全体的に中材がへたってきた。
何だかこれまでと寝心地が違う。
となった場合は中材の変え時かもしれません。

その場合は税込み5,060円で交換をしていただけるようです。
一度交換したらまたしばらくは無料の調整でカバーできると思います。

店員さんに訊いたところ、中材がへたってきても無料調節で5年くらいはカバーしても大丈夫とのことでした。

ちなみにマットレスは適切にケアすれば10年は保つとのことでした。

おわりに

ということでオーダーメイド枕を買ってみた話でした。

最初から高すぎる枕ではなく低い枕を使っていたらここまで問題が出ることはなかったのかもしれないですが、今までそこを気にせず問題が出てしまったものは仕方ないです。

かなり症状に悩んでいたのもあり少しでも早く改善したかったですし、専門的に自分に合った形に調整してもらえて、すぐに効果を実感できたため個人的には満足しています。

1日24時間、睡眠を8時間として実に1日の1/3を過ごす布団と枕。
店員さん曰く寝具にこだわっている人は歳を取っていても若々しい方が多いそうです。
ちょっと高い買い物にはなりますが、みなさんも今後の健康のために寝具にこだわってみてはどうでしょうか。



CONTACT

TechRachoでは、パートナーシップをご検討いただける方からの
ご連絡をお待ちしております。ぜひお気軽にご意見・ご相談ください。