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忌み嫌っていたマーケティングが本業になりました

BPS株式会社にてマーケティングを担当している飯塚です。

マーケティングってなんぞ?という方は、以前書いた記事をご覧ください。

自社商材のWebマーケティング、こんなことやってます!

最近は彼氏を作ることにハマっており、最近3人目の彼氏ができました。
クリスマスは芸術パラメータ重視で難攻不落の彼くんを攻略する予定です。

🔗 ロックかぶれ中学生、マーケティングに出会う

私が最初にマーケティングという言葉を知ったのは、中学生のときでした。

当時はロックバンドが好きで、中学生特有の「そういう感じ」にまんまとかぶれてました。

そして「至高の音楽を奏でるロックバンドが音楽ランキングで1位を取れないのはなぜか」という、だいたいのロックバンドかぶれの中学生がたどり着く疑問に、私もたどり着いてしまいました。

まだ自他の境界が曖昧な年齢だったため、自分が良いと思うものは絶対的に評価されるべきだと思ってたんですね。香ばしいです。

そこからいろいろ調べるうちに知りました。
音楽業界は、「マーケティング」というズルい魔法で、本来の実力を捻じ曲げてランキングを恣意的に仕上げているっぽいということを。

もちろん情報ソースはどこぞの掲示板やそのまとめサイトなので、今思えばもろもろ偏っていたとは思いますが、素晴らしい音楽が評価されないのはマーケティングとやらのせいだと忌み嫌っていました。

(ただ、たしかに私が中学生(00年代後半)のときは、握手券つきのCDで売上を底上げしたり、なぜか毎年同じ事務所のアーティストがなんちゃら賞に選ばれていたり、音楽業界におけるマーケティングないしはコネの力がモノを言わせすぎていた気はします)

🔗 マーケティングも実力のうち

時が経ち、社会人も3年目になった頃。

プライベートで音楽制作に携わったり、音楽ブログを立ち上げたり、より音楽業界の解像度が上がった時期でした。

それで思ったんですよね。

「もう音楽は飽和状態で、だいたいのことはやり尽くされた。
結局売れるかどうかは、時代の波にどう乗れるかなのでは?」

と。

ダサかわいいとか親近感とか、いわば駄作すら味として受け入れられる大量消費時代において、結局何かを売るというのは「モノ自体の完成度」よりも「どう売るか」、つまりマーケティング力が一番重要なのではないかと。

ギター一本のシンプルな曲でも、浮気をエモに昇華したようなクズみたいな(個人の感想です)歌詞でも、ショート動画で流行すればランキングに乗る。

現代はシンガーソングライターが増えたから、大御所の作詞家・作曲家にリソースを割かずに曲が作れる(個人の見解です)(まぁでも職業作詞家はもういないと言われていますね。【参考文献】ネコの手も貸したい 及川眠子流作詞術)。

その人を他のアイドルの作詞・作曲に添えれば話題づくりもカンタンにできる(個人の見解です)。

プロデュース側は「どう売るか」、アーティスト側は「どう売ってもらうか」というマーケティング力を含めたものが、音楽業界における「実力」なのではないかという結論に至りました。大人になりましたね。

🔗魔法が解けると知識になる

この気づきを経て、自分の音楽ブログも

「視点が鋭いとか、文章が上手いとかだけじゃダメなんだ。
文章を見てもらうには、そもそも検索されたときに見てもらえる位置にいる必要があるんだ」

という気づきに至ります。

そう、まさにSEOという視点です。

そこからマーケティングを「ズルい魔法」ではなく「何かを多数のユーザに届けるのに必要な手法」として勉強し始めました。

もともと心理学が好きだった私はなんやかんやハマり、こんなに意欲的に学べるなら仕事にしてしまおうと転職を決意し、いまに至ります。

(途中で法的にアウトなブラック企業を経由しましたが、今回は割愛します)

この気づきって他の分野もきっとそうですよね。

たとえば普段使っているスマホがなんで動くかって、知らなければ「魔法のような何か」としか思いませんが、その分野の解像度が高い人からしたら頭にもろもろの部品やコードが浮かぶと思います。(すみません、私はよく分かりません)

実際に「分からない」現象は神の御業や魔法として受け入れられていた時代もあったわけで。

そういった「魔法」の解像度が上がることで、その「魔法」は現実にあるものとして各々のスキル・知識となり、仕事に繋がっていくんだろうなと思います。

…もうすぐクリスマスということで、「魔法」とかロマンチックっぽいワードで締めてみました。

では、私は今年10回目(リロード含めると12回ほど)のクリスマスを過ごしてきます。
三次元で過ごす方も、二次元で過ごす方も、クリスマスを楽しみましょう!



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