Tech Racho エンジニアの「?」を「!」に。
  • プレス・実績・お知らせ

ビヨンドシリーズ第4弾「ビヨンド通知」を本日リリースしました!

こんにちはGenkiです。
2025年のBPSアドベントカレンダーを読んで頂きありがとうございます。

今年の締めくくりは私のリリース記事とさせてください。
BPSが提供するSaasサービス「ビヨンドシリーズ」に、4つ目の新サービスが加わりました。 その名も 「ビヨンド通知」
本日より正式リリースし、以下のサービスサイトでご覧いただけます。

通知サービス「ビヨンド通知」

「ビヨンド入退くん」など、現場で実際に使われている業務改善サービスを提供する中で、どうしても解決したかった“通知”の課題を、シンプルかつ堅牢な仕組みで形にしました。本記事では、開発の背景から利用シーン、価格、今後の展開までまとめてご紹介します。

1. ビヨンド通知とは?

ビヨンド通知は、組織内外のユーザーに対して、確実に・横断的に・柔軟にメッセージを届けるための配信システムです。現状はメール通知とアプリ通知(iOS)のみですが、今後随時配信方法を追加していく予定です。
特徴を一言でまとめると、
「通知に特化した、シンプルで汎用性の高い通知ツール」です。
“通知だけを扱うレイヤー”として設計し直したことにより、他システムでも使い回せる汎用的なツールを目指しています。

2. なぜ「通知」システムを作ったのか?

2-1. ことの発端:LINEnotify無料版の終了

2025年3月末にLINEnotifyの無料プランが終了しました。
実はビヨンド入退くんは以前からLINEnotifyを利用しており、“ユーザーに知らせる手段”が1つ失われるという事態に直面しました。

通知機能はサービスの根幹ではないように見えますが、特にビヨンド入退くんは「保護者への通知もできる」という部分を売りにしている為、代替案の開発が求められました。

試行錯誤しましたが、LINEを使い続けるとした場合には、「ビヨンド入退くんの公式LINEアカウントに追加する」「各自で公式アカウントを作成しそこに連携する」の二択となりました。どちらの場合でも入退くんの利用料金に加えて追加費用が発生するものであり、使ってくれているお客様には負担を強いる事になってしまったなと思っています。(場合によってはビヨンド入退くんの利用料金よりも膨れ上がる...)

つまり外部サービスの仕様変更ひとつで、こちらの提供価値が左右されてしまう状態って健全じゃないよね?という話に社内でなったのです。
外部サービスに依存する形ではなく、自分たちで通知システムを構築してみる?というのがことの発端です。

2-2. “通知だけ”を切り取ったサービスは意外とない

調べてみると、メール配信サービスはたくさんありますし、Saas系のサービスで基本機能に「メール通知機能」が搭載されているモノはたくさんあります。(ビヨンド入退くんもそのうちの一つです)

しかし、その多くは配信方法がメールのみや専用アプリ内でのプッシュ通知に限定され、あまり受信側に選択肢がない場合がほとんどです。LINEの公式アカウントとの連携も多くみられますが、友人や家族とのコミュニケーションとしての場とお知らせやキャンペーンなどが混在しているのが現状かなと思います。

あくまで個人の感想ですが、ポケットでヴヴヴとなったスマホをわざわざ見てそれがどこかの公式LINEのお知らせだったりするとちょっと嫌ですよね。(通知OFFにしても貫通してくるのが特に)

というわけで、もし「通知だけ」に特化したツールを自分たちで作れたら、そしてその受信方法を自分で選べるサービスがあったら、ビヨンドシリーズに限らず、外部サービスにも提供できる。結果的に、現場の“ちいさな課題”を一つずつ減らせるはずだ。そんな思いで開発をスタートしました。

3. 他の配信システムとの差別化ポイント

ビヨンド通知の特徴は以下の3つです。

① 通知のみを切り出したサービスである

前述の通り、通知部分のみを切り出したサービスとなっています。付帯機能はいくつかありますし、これからも実装していく予定ではありますが、原則「通知」や「お知らせ」に関連する機能が中心となります。ビヨンドシリーズ共通で掲げている「DX化の第一歩」を叶えるために導入ハードルを限りなく低くするためです。お知らせ配信をシステム化したかったけど、他の機能が余分で導入に踏み切れなかったという人たちへの一つの回答になり得ると嬉しいです。

②受信側に寄り添ったサービスである

機能としては配信サービスなのですが、ネーミングをビヨンド配信ではなくビヨンド通知にした大きな理由は「受信側に寄り添ったサービス」にしたいからです。

これまでの配信サービスは配信の効率化などあくまでも配信側に寄ったサービスが多く、受信側は結構おざなりにされてきたんじゃないかなと感じています。言い方がちょっと粗いですが、送って終わり、になっている事が多いです。

ビヨンド通知では配信側に欲しい最低限の機能を実装しつつも、お知らせをピン止めできたり、検索出来たりなど受信側視点で嬉しい機能もどんどん搭載していく予定です。

③低コストで使えるサービスである

他のビヨンドシリーズ同様、価格はなるべく障壁にならないように抑えています。

100名程度の組織であれば、500円/月(年額6,000円)で使える料金プランに設定しました。学習塾や中小企業などのビジネスシーンではもちろん、町内会や学校の保護者会、クラブ活動などの数十名規模の単位でも使えるようなサービスにしていきます。

4. 利用想定シーン

現状、僕らが想定している利用シーンはこんな感じです。

利用ケース: 小規模(習い事、部活、塾、学校のクラス、サークル)、中規模(学校全体、病院、管理組合や町内会)、大規模(自治体、大学、企業)

これ以外でもファンクラブや会員制店舗、サロンなどでも使えると思います。
お知らせを定期的に配信する可能性のある組織であればどこでも活躍できます。

一点注意点ということで、想定していないシーンは「メルマガサービスの代替」です。
いわゆるマーケティングツールとは異なりますので、営業目的が強すぎたり毎日レベルでキャンペーンを配信するような使い方は想定していません。ビヨンド通知で叶えたい事とはことなりますので、ごめんなさい。

もし、そういうサービスを作りたいという話であればフルスクラッチで開発可能なので、是非お気軽にお問い合わせください。(もちろん配信に関係しないシステム開発の相談も大歓迎です)

5. 価格

前述もしましたが、価格はかなり抑えているという自負があります。

価格: ライトプラン(100人程度)、ベーシックプラン(1000人程度)

なお、リリースキャンペーンとして、2027年3月31日まで無料で公開します。2026年の間違いではないですよ、2027年です。1年以上無料でお試しいただけるチャンスなので、是非一度触ってみてください。
2027年3月31日までであれば、いつ始めても2027年3月31日まで無料なので早めに始める方が得です。
上手く運用に乗らなかったら辞めればいいや、なくらいに軽い気持ちで構いません。

6. 今後の展開について

ビヨンド通知は、まだスタートしたばかりのサービスです。
リリースして終わり、ではなく随時新機能の開発やアップデートをしていきます。直近ではAndroidアプリの開発を予定しています。
また、ビヨンドシリーズ全体としては、「業務の中にある地味だけど重要な作業」をテクノロジーで置き換える取り組みを継続します。“現場で本当に必要とされる小さな仕組み”を、今後も丁寧に作り続けていきます。

さいごに

ビヨンド通知は、通知機能を「影の存在」から「独立したツール」へと昇華させる試みです。通知は地味ですが、あらゆるシステムにおける大事な接点です。
LINEnotify終了という外的要因はありましたが、それを機に根本的な課題と向き合い、シリーズ全体にとっても長期的に価値のあるツールとして作り上げました。
今後も皆さまの現場で役立つ機能を随時追加していきます。
ぜひ一度、ビヨンド通知を触ってみてください。


BPSアドベントカレンダー2025


CONTACT

TechRachoでは、パートナーシップをご検討いただける方からの
ご連絡をお待ちしております。ぜひお気軽にご意見・ご相談ください。