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Rails tips: Explaining Variableパターンによるリファクタリング(翻訳)

概要

原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。

Rails tips: Explaining Variableパターンによるリファクタリング(翻訳)

ロジックの変数化リファクタリング(Explaining variable refactoring)とは、読んで字のごとく、複雑な式のロジックを、意味のある名前を持つ一時変数に移し替えることです。

このようにリファクタリングすることでコードがシンプルで読みやすく、かつ意味が明確になります。このリファクタリングの真の意図をご理解いただくために、以下のような複雑なif条件を考えてみましょう。

if(user.sign_in_count > 0 && user.posts.any? && (company.employees.size > 100 || company.mode == :maintenance)
  # 何かする
end

ここで使われている条件をすべて把握するには、しばし目を凝らす必要があるでしょう。これら条件のひとつひとつを、次のように動作をわかりやすく説明する変数に置き換えることでシンプルにできます。

user_signed_in = user.sign_in_count > 0
user_has_posts = user.posts.any?
large_company = company.employees.size > 100
company_in_maintenance = company.mode == :maintenance

if(user_signed_in && user_has_posts && (large_company || company_in_maintenance)
  # 何かする
end

ロジックを別のメソッドにすることも可能です。こうすることで読みやすく、コードが自ら語るようになるとは思いませんか?条件文を読むときにコードの作者の意図で迷うことがなくなります。


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