2週に一度の更新目標を早速破ってしまいました、、、
また今回から頑張ります。笑
さて、今日は慣れない領域ですがEPUBについて書いていきます。
1. EPUBとは?
EPUBって皆さんご存知ですか?
電子書業界にいるBPSでは当たり前のように飛び交う言葉ですが、そもそもそれって何なの?という人がまだ大多数だと思います。
「EPUBとは」とGoogle先生に聞いてみると、
EPUB(イーパブ)は、国際電子出版フォーラム(International Digital Publishing Forum、IDPF)が策定した、オープンフォーマットの電子書籍ファイルフォーマット規格である。「EPUB」は"Electronic PUBlication"の意味を持ち「ePub」「epub」などと表記される場合もある。 EPUBはXML、XHTML、CSSおよびZIPに基づいた規格であり、対応するハードウェアやアプリケーションソフトウェアは多く、電子書籍ファイルの標準となっている。
2014年11月5日にはISOより "ISO/IEC TS 30135" として刊行され、国際規格に近い段階である技術仕様書として標準化された。
と出ますが、非エンジニアであるぼくからすると最初の3行で知らない単語の方が多く、その下を読むのを諦めてしまいます。
そこで今回は、非エンジニアの方に分かりやすくEPUBについて説明したいと思います。
非エンジニアと強調してますが、IT会社に勤めていなくても、電子書籍業界の会社にアタックする営業マンの方や、漫画家さんや小説家さんなど電子書籍業界と密接ではあるものの、
そこまで詳しく知る必要が無い人向けに書いています。これだけ最低限知っていれば大丈夫、的なね。
BPSに新しく入る(入った)人にもこれ読んだらなんとなく分かる、みたいな記事になると嬉しいです。
まずは、読み方ですがEPUB(イーパブ)と読みます。Electronics Publicationの略で直訳すると「電子の出版」、そう電子書籍を指すんですね。
では、電子書籍の何なのでしょうか?
2. これだけ覚えていれば
EPUBとは「電子書籍のファイルフォーマット」です。
はい、正直これだけ言えれば大丈夫だと思います。ぼくはこれが言えれば100点あげます。
皆さん、.xlsxファイルは何で開きますか?はい、Excelで開きますよね。.docxファイルは?そうです、Wordで開きます。
他にも.jpgや.pngなどの画像ファイルだとWindowsフォトビューアやペイントなど、それぞれ拡張子(.○○◯)によってソフトを使い分けていると思います。(というよりPCが勝手にやってくれます)
その「.○○○」が「.epub」になったものがEPUBファイルそのものです。
中身は、XMLとHTMLとCSSなどをzipでほにゃらららしいのですが、頭パンクするので覚えなくて良いです。
んで、そのEPUBファイルを開くために必要なのが、EPUBビューア。
BPSが自社商材として作っているものですね。
iBooksやKindleで電子書籍を読まれている方は、知らず知らずのうちに本棚に並んだEPUBファイルをEPUBビューアで読んでいる、ということになります。
実は今世の中のほとんどの電子書籍は、このEPUBというファイルに変換されて読まれているのです。
3. なんでEPUBに変換するの?
ここから先は興味ある人や疑問に思った人だけ読んでくれればよいです。
特に漫画に限定して話をすれば、なぜそんなめんどくさい事をするのでしょうか?
漫画はもとは画像ファイルでしょうし、PDFというファイルフォーマットだってあります。
そう思った非エンジニアの方、するどいです。
仰る通りで、PDFでも電子書籍として読むことが可能なのです。しかも、専用のビューアがいらない。webブラウザでも見れる。
「漫画の電子化」という言葉をEPUB化ではなくPDF化を指す場合だってあります。どちらも間違っていません。
小説などの文字モノはリフロー型が圧倒的に読みやすいからそれに合わせるなどあると思いますが、詳しく語れなさそうなのでやめておきます。
正直、出来ることはPDFもEPUBも変わりないが文字モノがリフロー型のEPUBを採用しているので漫画もそれに乗っかっている、くらいに覚えておけばよいかと思います。
というより、もう多くの書店がEPUBでしか販売してくれないので、変換するしかないといった感じでしょうか。
4. 電子書籍のファイルフォーマットは他にはないの?
あります。
XMDFや.bookなど国内の大手電子書籍ストアが独自に決めたファイルフォーマットが存在します。今もありますが、今後EPUBに統一されていくらしいです。
当然ですが、XMDFを読むにはXMDFビューアが必要ですし、.bookを読むためには.bookビューアが必要です。
そのように各電子書籍ストアでフォーマットが違っていると、その都度変換しなければなりませんし、場合によってはライセンス料が発生します。
アレですね、プリンターのカートリッジに似てますよね。(違う?)
ただそれだと、作家さんをはじめとするコンテンツ保持者に負担が大きい為、電子書籍の流通が鈍化する恐れがありました。
そこで、国際規格としてオープンにしたものがEPUBです。変換は必要ですが、1度変換すれば基本的にはどの電子書籍ストアでも販売できます。EPUBすごい。
かなり端折ってますが、紆余曲折ありEPUB一強になりつつある、と覚えてもらえればと思います。
5. コンテンツをEPUB化したい方へ
ココからは宣伝です。
上記のように自分で書いた作品や、作家さんから預かったコンテンツを電子書籍として流通させるためには今やEPUB化は避けて通れない道です。
BPSではEPUBビューアの制作ももちろんですが、EPUBファイルそのものの制作も行っております。
しかも料金は1ファイル1,500円というシンプルかつ低価格。
ページ単価ではなく、ファイル単価なので1話分で1,500円です。
例えば、コミック1冊分(10話入り)のEPUBを制作する時には、16,500円でどこでも販売できるEPUBファイルが完成します。
ちなみに、「巻EPUB」というコミック1冊分を1つのファイルにしたものと、「話EPUB」という1話分を1つのファイルにしたもの両方揃えるのがオススメです。
なので、上の計算式は1500×1(巻)+1500×10(話)となっています。
電子書籍は、「巻で購入する(させる)場合」と「話で購入する(させる)場合」があるからです。1話無料のキャンペーンも、1話分がEPUBで分かれてないと実施できません。
そんなEPUB制作は是非、こちらよりお問い合わせください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
少しはEPUBの何たるかがわかっていただけたでしょうか?
社内のエンジニアや、電子書籍詳しい人からすると間違いだらけかもしれませんがそこは優しく指摘してくれると嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。