※Ruby on Rails 3.1.0
Rails開発で、PCとスマートフォンでViewを分けたい場合、formatを変更する、というのは常套手段ですね。
たとえばiphoneというformatを使う場合、
# config/initializers/mime.rb
Mime::Type.register_alias "text/html", :iphone
# app/controllers/application_controller.rb
class ApplicationController < ActionController::Base
before_filter :set_iphone_format
def set_iphone_format
request.format = :iphone if ENV["HTTP_USER_AGENT"] =~ /iphone/i
end
end
このようなコードで、自動的にindex.iphone.erbが検索されるようになります。
しかしこれだと、respond_withを使った場合に問題が発生します。
たとえば、ユーザ認証プラグインdeviseの内部では、以下のような(かなり省略しています)コードが実行されています。
def update
#validationエラーの場合など
respond_with(@user) { render :edit }
end
この場合、formatが:html
の場合は、editアクションがrenderされるのですが、formatが:iphone
の場合、Missing Templateが発生してしまいます。
デフォルトでは、JSONやXMLと同じように、エラーメッセージをそのまま表示するようになっているということですね。
これを解決するには、以下のようにします。
# config/initializers/custom_responder.rb
class ActionController::Responder
def to_iphone
default_render
rescue ActionView::MissingTemplate => e
navigation_behavior(e)
end
end
これで、:iphone
の場合も、:html
と同じような動作をしてくれます。