Tech Racho エンジニアの「?」を「!」に。
  • 開発

Rails: APIdockがいつの間にかRails 5.2.3とRuby 2.6.3まで更新された

訂正(2019/06/20)apidock.comをサービス名の「APIdock」に修正しました🙇。

APIdockが更新された

以前のTechRacho記事で、RailsのAPI検索サイトとして根強い人気のある(?)APIdock(apidock.com)がRails 4.2.7から更新されずじまいであることを書きました。

しかし今日ふと開いてみると、いつの間にかRailsが最新の5.2.3、Rubyが最新の2.6.3まで更新されていました😂。しかも以前http://だったのがいつの間にかhttps://に変わっていました(Let's Encrypt証明書を使用)。


apidock.comより

has_many_attachedのような5.2.3のメソッドも検索できています。has_manyがトップに来るのは相変わらずですが😅。


apidock.comより

現状

RailsのAPIドキュメントのステータスは以下のとおりです。更新されたのはつい1か月前です。

RubyのAPIドキュメントのステータスは以下のとおりです。こちらも1か月前に更新されています。

なおRSpecはずっと前から更新がありません😇。

どうなっているのか?

APIdockの更新はありがたいことですが、更新された理由やこれまで滞っていた理由がわからず、今後も安定して更新されるかどうか不安が残ります😅。

ログイン機能がまったく使えない

ログインするとAPIにコメントを付けられるようなのですが、この機能はだいぶ前から死んでいるようで、ユーザー登録できません。自分がユーザー登録してたかどうかを確かめようとパスワード再設定しようとすると、明らかにRailsとわかるSomething went wrongエラーが表示されました。

コメントを付けると同時にTwitterにも投稿されていたようですが、2013年から止まったままです↓。

まあログインしなくても使えるのでいいのですが。

運営側の様子がわからない

APIdockにはブログへのリンクがありますが、リンク先のブログはドメインそのものがなくなっています。

また、本来直接の関係はないはずのRailsのGitHubリポジトリに、APIdockの更新はどうなってるのかというissueが以前から立っています(closedですが)。


issue#27663より

どうやら、APIdockの運営会社の創業者は@livedoという方で、未だ連絡が取れないようです。業を煮やして自分でAPIサーバーを立ててみた方や、つい1か月前にドキュメントが更新されていて驚いた方もいますね。

別記事でも書いたように、Railsには公式(と思われる)api.rubyonrails.orgがあるのですが、バージョンを串刺しで探せませんし、SEO系タグが皆無なので検索でもさっぱり上がってきません。

Rails APIの有効なバージョン範囲がひと目でわかるサイトが他にないだけに、ご無事をお祈りいたします🙏。

おたより発掘

関連記事

Rails: api.rubyonrails.orgで過去バージョンのAPIドキュメントを参照できるURLリスト


CONTACT

TechRachoでは、パートナーシップをご検討いただける方からの
ご連絡をお待ちしております。ぜひお気軽にご意見・ご相談ください。