先日、Pマークを更新しました。初めて取得した時の(1)から6度目の更新を経て今回の(7)となります。更新回数も増えてきたからか感謝状をいただきました。日々沢山の情報を預かり事業者として、取引先や関わってくださる方々に安心していただける企業であり続けたいです。毎日の業務で忙しい中、本件も担当してくれたメンバには本当に感謝です。
Pマーク(プライバシーマーク)って意味あるの?
参考: プライバシーマーク制度|一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
たまに聞かれます、社内外から。情報を預かる事業者としてある程度ちゃんとしたいのはわかるけど、お仕事面で良いことはあるのか?具体的には、金銭的なメリットはあるのか?社員に時間を使ってもらうだけの価値はあるのか?といったところですね。それを判断いただくためには、メリットのところと、取得や更新に必要なデメリットのところもセットで考えないといけないですよね。
というわけで、まずはお仕事にからむ直接的なメリットのほうから。以下は、全社員(約50名)に聞いて回ったのではなく、私が直接関わっているお仕事での経験です。お仕事を作ったりもらったりする人の数で掛け算してもいいかもしれません。
- 年0〜1回程度、Pマークがないと足切りにあう可能性がある受託開発のお仕事の相談があります。
- 年1〜2回程度、Pマークを取得していたことで、取引先担当者さんが上司に弊社をプッシュしやすいと言ってくれます。
これが十分と感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、弊社の状況においては気を遣っているのに値踏みされてせっかくのお話が消えてしまうのは勿体なく感じます。そのため、更新しない明確な理由も感じていないような状況です。
Pマーク(プライバシーマーク)の取得や更新ってどのくらいの手間やコストがかかるの?
所要工数と社員数
- 今回の更新:328時間、45名
- 前回の更新:317時間、38名
- 前々回の更新:259時間、30名
社外コスト
- コンサル契約:30~40万 / 2年
弊社特有の事情や状況
- 更新のたびに主導する人員を入れ替えています。更新を主導しているのは、期待している新人または若手です。人を変更しているため慣れによる工数の変動は少ないです。
- 個人情報保護に関するテストを社内に受けてもらっていてその稼働も含まれています。よって、社員が増えている近年のほうがやや所要工数が高い傾向にあります。
- 弊社の業務実績把握用のサービスを用いて集計しています。自社の商材ということもありわりと真面目に登録されたデータを用いています。
新規で取得する場合
結構前なのと当時は稼働を集計していなかったので正確にはわからず。外部に支払ったコンサル費用は更新の1.5~2倍くらいでした。