今回の公募増資・売出（PO）関連情報
| 銘柄名 | 本田技研工業 / ホンダ |
|---|---|
| コード | 7267 |
| 市場 | プライム |
| 仮条件・ディスカウント | 3.0% |
| 条件決定日 | 2024/07/17 |
| 交付日 | 2024/07/24 |
| 幹事（主） | みずほ、三菱、日興、野村 |
| 時価総額（億円） | 94,565 |
| 募集総額（億円） | 5,353 |
| 募集 / 時価総額 | 5.7% |
| 信用 / 貸借 | 貸借 |
| 逆日歩 | 外部サイトへのリンク |
| 大株主 | 外部サイトへのリンク |
| 終値（日足） | 外部サイトへのリンク |
ホンダ / 本田技研工業のPOの評価
売り繋ぐことができます。時価総額の観点でも募集割合の観点からも問題なさそうですね。直近のアイシンもそうでしたけど、かなり安全な部類にはいるPOです。アイシンの交付日の翌日くらいに価格決定するため、アイシンのお金が戻ってくる想定＋αで申し込んでいる方も多いのではないでしょうか。まあ無理しない範囲でいくらでも取得すればいいのではと思います。
沢山の証券会社に散らばってますが総額も大きいので取得は難しくないでしょう。今回のような大きな公募の時に適しているのが三菱です。普段小口の公募は幹事に入っていないのでお世話になることは少ないですよね。ここで久々に大きく申し込むことができます。三菱は店舗数も少ないので会社への配分に対して多めにくれる傾向があります。今回の三菱の配分は3割で狙いめです。また、今回2割の配分がある日興もねらい目です。新規入金に対して配分が露骨に増えるため多少現金をどこかに余らせているなら活用できるかもしれません。あとは幅広く配分することで有名な野村でしょうか。
逆日歩や売禁懸念については、株主にも貸してくれそうなところは揃っています。売り出すところはもともと株を貸し出してくれるわけではないので大丈夫でしょう。なんにせよホンダのクラスになると売禁の可能性はほぼないです。
| 【株主】[単]307,618名<24.3> 万株 | |
|---|---|
| 日本マスター信託口 | 77,344(14.6) |
| 自社（自己株口） | 44,874(8.4) |
| 日本カストディ信託口 | 30,512(5.7) |
| モクスレイ＆Ｃｏ． | 25,978(4.9) |
| 明治安田生命保険 | 13,823(2.6) |
| ＳＳＢＴＣ・クライアント・オムニバス・アカウント | 9,681(1.8) |
| ステートストリートＢウエストトリーティ５０５２３４ | 9,545(1.8) |
| 日本生命保険 | 8,599(1.6) |
| ＪＰモルガン証券 | 8,593(1.6) |
| 東京海上日動火災 | 8,510(1.6) |
上記株主のうち、売出人は以下です。持ち合い解消対応ですね。
- 東京海上日動火災保険
- 損害保険ジャパン
- 三井住友海上火災保険
- 三菱ＵＦＪ信託銀行
- みずほ信託銀行
- 三菱ＵＦＪ銀行
- 埼玉りそな銀行
- みずほ銀行
- 野村信託銀行
- あいおいニッセイ同和損害保険
著者の株式投資日記＆コメント
ホンダについてはPBRは1倍割れ、配当も4％を超えており、決して悪い価格位置ではありません。そこから数％を引いてくれるので残す価値もあるかもしれませんね。需要悪化の懸念はあるものの3000億円ほど自社株買いを発表しています。安定操作期間は証券会社が、PO交付日以降はホンダがある程度買いが支えてくれるでしょう。
ただし長期的にはマネタリーベースによって、短期的にはトランプが大統領になることによって、円高になったときに、ホンダは北米での収益が主な収益源であることを考えると、円高になると多少の影響はあります。ホンダの今の価格は、理論上は140円くらいまで円高になることを業績上織り込んでいる話もありますが、上場株は理論ではなく雰囲気の需給で動きます。渡辺はポートフォリオの状況によってはいくらか残すかもしれませんが、一般的には残さず売り切ったほうが安全でオススメと言い切っておきます。
ホンダとは関係ないところでの動きというか考えとして、そろそろいい頃合いなので保有しているドル建ての株は徐々に売ります。銀行株もいい状況というかこれ以上あがるには業績自体の成長を伴うためこちらも売ります。例えば三菱UFJも目標価格であった1,600円を超えているのでこちらも頃合いです。死ぬまでガチホ（最近覚えました）の予定でしたけど、ここからの値上がり率や速度よりも、ここ最近は持ち合い解消によって大き目のPOが増えていきそうなため、現金化してPOにまわしていったほうがいいのではと感じています。
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