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BPS漫画翻訳チームのご紹介(2025年度)

今年度から、「夏のTechrachoフェア」にてBPS漫画翻訳チームをご紹介させていただくことになりました。

システム開発会社がなぜ漫画翻訳を? と思われる方もいらっしゃると思いますので、この事業がスタートした経緯も含め、最近の動向なども交えながらご紹介いたします。

ただ、その前にキャンペーンのご案内をさせてください!

特別割引キャンペーン実施中!

2025年8月31日までの期間限定!

現在、多くのお客様から高い評価をいただいているBPSの「漫画翻訳・写植」サービスの特別割引キャンペーンを実施中です。期間限定で、翻訳・写植料金が10%OFFとなります!

詳細は以下をご参照ください。

どんな仕事をしている?

BPSの漫画翻訳チームでは、漫画の海外展開をお考えの出版社様や作家様に向けて、質の高い「翻訳」と「写植(文字の配置)」をご提供しています。

1: 漫画に特化した翻訳・写植サービス

BPSの漫画翻訳は、基本的に翻訳後の言語のネイティブが行っています。正確な翻訳であることはもちろん、漫画に精通したプロによる自然な翻訳であることが特長です。

質の高い漫画翻訳を行うには、まず各作品の世界観や設定、登場人物の関係性などを正確に把握する必要があります。その上で、作品の雰囲気に合わせてスラングや流行りのフレーズなどを交えながら、漫画として読みやすい自然な表現で翻訳を行います。

また、翻訳されたテキストを漫画のコマ内や背景に配置する作業を「写植」と呼んでいますが、こちらも経験豊富なスタッフが担当しています。作品の雰囲気に合ったフォントや文字のサイズ、配置、吹き出しとのバランスなど、細部にわたる調整を行うことで、違和感なく読める仕上がりを実現しています。

従来のページ漫画はもちろん、近年注目のタテヨミコミック(Webtoon)にも対応しています。

翻訳・写植の実績

以下に、個人で活動されている作家様の作品の翻訳・写植実績で、許諾いただいたものを掲載しています。

2: EPUB作成サービス

漫画翻訳・写植サービスに加え、電子書籍の標準フォーマットであるEPUBの作成サービス(固定レイアウトEPUBのみ対応)も提供しています。翻訳・写植が完了した漫画作品を、電子書店での配信に適したEPUB形式に変換します。

BPSでは、翻訳・写植からEPUB化までを一貫してサポートし、お客様の作品の海外展開をサポートしています。

どんな特長があるの?

BPSの漫画翻訳には、以下のように他の翻訳会社にはない特長があります。

1: 漫画翻訳コミュニティサイトの運営経験

BPSでは、電子書籍ビューア等の開発実績を活かし、「MANGA REBORN」という漫画コミュニティサイトを構築・運営していました。日本の漫画を世界中の漫画ファンが楽しめるように、作家様より許諾いただいた作品をボランティアの手によって翻訳するサービスでした。

このサービス運営の過程で、多くの翻訳経験のある漫画ファンの方々とつながりができました。サービスは終了しましたが、そこで出会った翻訳者の皆様のご協力によって、漫画翻訳事業として新たなスタートを切ることができたのです。

2: 幅広い対応言語・漫画ジャンル

「翻訳」は英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語を主に、幅広い言語に対応しています。日本語からの翻訳も、日本語への翻訳も可能です。なお「写植」のみでしたら、日本ではあまり馴染みのない言語を含む、数十言語の対応実績があります。

対応ジャンルは、あらゆる漫画作品です。
(※無断転載など違法な作品の翻訳・写植はお断りしております)

ただし、国や地域によってレギュレーションが異なるため、ご依頼前に翻訳作品の配信が可能かどうかをご確認いただくことをおすすめしております。

3: 開発会社の強みを活かした効率化

BPSはシステム開発会社であり、その強みを漫画翻訳の現場にも活かしています。

例えば、翻訳・写植者の声から生まれたナンバリングシステム「NumbaLumba(ナンバルンバ)」を開発しました。これは、漫画紙面にワンクリックでページ数とセリフに紐づいた番号を振り、PDFファイルとCSVリストが出力できるため、写植作業を大幅に効率化することができます。

NumbaLumbaは、BPSでナンバリング作業に使用するだけでなく、お客様に直接ご使用いただくことも可能です。

また、同一作品を複数言語で写植する場合の効率化のために、独自のツールを開発しました。これにより、大量の写植のご依頼をいただいた場合でも、迅速かつ正確に対応することが可能になりました。

最近の動きは?

BPSの漫画翻訳に関する最近の動向や取り組みなどをまとめました。

1: 個人作家様からのご依頼増

BPSの漫画翻訳サービスは、出版社様などの法人のお客様だけでなく、個人で活動されている多くの作家様からも直接ご依頼をいただいています。最近はSNS等で個人的に漫画を発信する方も増えており、徐々に個人の作家様からのご依頼も増えている印象があります。

2: 海外からのお問い合わせも増加

ここ数年、海外からのお問い合わせ件数が増加し、翻訳・写植案件の成約も増えてきました。これからも、幅広いお客様のニーズにお応えしていきたいと思います。

3: ページ漫画のタテヨミコミック(Webtoon)化を開始

日本の漫画独特のコマ割りは、海外の新しい読者には読みにくい場合があります。また、スマホの普及により、縦スクロールで読みやすいWebtoonが流行しています。

こうした流れもあって、日本のページ漫画を翻訳して海外に展開する際、いわゆるWebtoonと呼ばれるタテヨミコミックの形に変換してほしいというニーズが増えてきました。BPSでも対応しておりますので、ぜひお問い合わせください。

これから取り組んでいきたいこと

BPSの漫画翻訳チームは、市場の変化に対応しながら、サービスの拡充に取り組んでいます。

1: タテヨミコミック(Webtoon)のページ漫画化

ページ漫画をタテヨミコミック化するよりも、コマ組のレイアウトが必要なため難易度が高いのですが、ニーズも増えてきているようなので、しっかり対応できるよう準備していきたいと考えています。

2: ゲームなど漫画と親和性の高いジャンルの翻訳

弊社は漫画専門の翻訳と謳っているのですが、最近、ゲームの制作会社様から海外展開したいというご相談をいただくことも増えてきました。基本的に対応可能ですので、ぜひお問い合わせいただけると幸いです。

3: AIの活用

近年、AI翻訳サービスが増えてきています。現時点で弊社としては、漫画というジャンルにおいては、まだまだ人力の翻訳の方が信頼性が高いと判断しております。漫画にはキャラクターの表情や話し方など、細かいニュアンスの表現が必要不可欠で、AIではまだそこまでの表現が難しいため、翻訳へのAI活用は行っておりません。

とはいえ、AIもどんどん進化していますので、引き続き動向を注視し、メリットが高いと判断したら速やかに活用できるよう準備を進めております。

なお、翻訳ではないですが、翻訳元言語のテキスト入力作業(文字起こし)には、AIを活用しています。より効果的なプロンプトの書き方も研究しており、テキスト入力作業の効率化を実現しています。

さいごに

BPSの漫画翻訳チームの概要、近況等についてご紹介させていただきました。漫画翻訳サービスについてご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

また、漫画翻訳チームの日常や最新情報については、各SNSでも発信しています。ぜひご覧ください。



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