今回の公募増資・売出（PO）関連情報
| 銘柄名 | 関西電力 |
|---|---|
| コード | 9503 |
| 市場 | プライム |
| 仮条件・ディスカウント | 3.0% |
| 条件決定日 | 2024/11/26 |
| 交付日 | 2024/12/03 |
| 幹事 | 野村、シティ、みずほ、大和、日興、三菱モルガン |
| 公募（株数） | 148,286,600 |
| 自社株処分（株数） | 45,700,000 |
| 売出（株数） | 0 |
| OA（株数） | 29,097,900 |
| 発表日株価（円） | 2,397 |
| 募集総額（億円） | 5347 |
| 時価総額（億円） | 22,501 |
| 募集 / 時価総額 | 23.8% |
| 信用 / 貸借 | 貸借 |
| 逆日歩 | 外部サイトへのリンク |
| 日別終値 | 外部サイトへのリンク |
関西電力のPOの評価
持ち合い解消かとおもいきや普通の公募ですね。集めたお金は、電源効率化と脱炭素化、および、データセンター、不動産、再生エネルギーへの投資、そしてM&A資金源として活用するそうです。
売り繋ぐことができます。ただ、募集割合がだいぶ高いため売禁の可能性もゼロではありませんね。筆者が過去に関西電力ほど大きな規模で売禁になったのを見たのは3~4回程度ですがそれでもないことはないので、大きな申込はすこし売り込み状況を見てからが良いかもしれませんね。
株が薄まる分の値下がりはPO手前でおきるとして、PO以降に値下がりする理由は特にないので、絶対に安定操作期間中に売らないといけないこともない気はします。ただ売禁や逆日歩などリスクもゼロではないですから、せっかくの大型公募なのに多少残念ですね。
今回の売出人
一部、自社株処分。
現在の大株主
| 株主 | 万株数（％） |
|---|---|
| 日本マスター信託口 | 11,059(11.7) |
| 大阪市 | 6,828(7.2) |
| 自社（自己株口） | 4,562(4.8) |
| 日本カストディ信託口 | 4,042(4.3) |
| 日本生命保険 | 2,746(2.9) |
| 神戸市 | 2,735(2.9) |
| ＳＳＢＴＣ・クライアント・オムニバス・アカウント | 1,956(2.0) |
| 自社従業員持株会 | 1,880(2.0) |
| 大阪市高速電気軌道 | 1,546(1.6) |
| ステートストリートＢウエストトリーティ５０５２３４ | 1,383(1.4) |
著者の株式投資日記＆コメント
関西電力のPOと今年同じくらい大きかったホンダのPOもたまたま地合いの問題で鞘を抜きにくい状況でしたし、こういうことがあるのはしょうがないですね。
関西電力のPOって参加したほうがいい？の後に、募集額が今年のホンダのPOと同規模でその時も募集割合が高めだったからでしょうか、ホンダのこともセットで聞かれます。とりあえず意見を晒しておきます。皆さんはどう思います？
ホンダがすごく値下がりしている！トヨタと比べてとてもいい値段！配当も5％超えてる！これは買いじゃないか？と問い合わせがきます。
基本的にこう答えています。
- 下がっていく株は買わない
- 次にホンダを見るのはトランプが関税を決めてから
ここ数カ月のホンダの値下がりについては為替が理由の一つです。もう一つここ直近ではトランプが当選したことです。トランプは様々な関税を検討中です。トヨタは各現地で生産する体制に対して、ホンダは生産後輸出する体制です。まあ昔からトヨタの株価は強くて、それと比較するとホンダは弱いのですが、今回のホンダのことは、体制が関税の影響を受けやすく、直近の値下がりはこの凶報をある程度織り込んでのことです。つまり、この辺の結果がどうなるのかを見届けてからではないと、これから上がるから買おう、にならないです。
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