今更ながら、Windows 7とSymbian OS(iモード)のデュアルブートできるガラケー「Windows 7ケータイ F-07C」を買ってみました。
MacBook Airでも持ち歩けますが、どうしても鞄が必要。
けどF-07Cなら、ポケットに入れて持ち歩けます。
小型化の都合上、CPUのスペックが低いのが気になりましたが、使ってみると、そこそこ実用できるスピードで動きました。IS04のAndroidより固まらないし安定してます。
しかも、Symbian側は普通のガラケーなので、通話やオサイフケータイ、カメラなど、携帯としての機能はサクサクです。
さらにiモード、iアプリ等々にも完全対応。昨年モデル相当のガラケーの機能が普通に使えます。
iモードサイト、PCサイトが1台で両方とも完全に見られる唯一のケータイかもしれません。
一部で、「パケット代が高い」と言われていますが、Windows側はWi-Fiで使えば、通常の携帯と変わりません。
また、128kbpsの通信であれば、月額定額315円で使用することができます。
Windows起動時&休止モードからの復帰時Wi-Fiが自動的にOFFになる仕様なのですが、Wi-Fiを自動でONにするツールを作ってくださった方が居るようです。
Wi-Fi運用には便利かもしれません。
Windows側で最大7.2Mbpsの高速通信をする場合のみ、5~6千円前後の料金が別途発生します。
別途WiMAXやXiを契約したほうが安いかつ速いので、高速通信が必要であれば、WiMAXやXiのモバイルルータを使うのが良いかもしれません。
一点、Windowsモードで使った場合、電池は2時間なので注意する必要があります。
重いですが、Visual Studio、Eclipseなども動くので、スマホではできなかったコーディングも一応できます。
また、Office Personalの2年版がプリインストールされているので、別途買わずともExcel, Word, Outlookも利用できます。
また、ドコモオンラインショップで販売している「クレードルセット」を購入すれば、外部のUSB機器とディスプレイを接続して、デスクトップPCのように利用することもできます。
Windows Anytime Upgradeパック Home PremiumからProfessionalを利用して、Windows 7をProfessionalにアップグレードすれば、他のMac/Windows上からRemote Desktop Connectionを使って手軽に接続して操作できます。
※RDCの接続先のIPアドレスがわからない時は、アクセサリのMS-DOSプロンプトで、「ipconfig」と入力することで確認できます。
VNCでも画面共有は可能ですが、VNCの場合、毎フレーム画像の差分を転送する形のため、RDCより重いです。
DVDからソフト、ゲームをインストールする際は、プリインストールされている「DVDドライブ共有機能 クライアント」を利用できます。
これを使うと、他のWindowsマシンのDVDドライブを共有して、F-07Cで使うことができます。
まず、「DVDドライブ共有機能 クライアント」を起動し、「ホスト用プログラムのインストールファイルをコピーする」を選択します。
指定したフォルダにホスト用プログラムのインストーラーが吐かれるので、Live MeshなどでDVDドライブのあるWindowsマシンにコピー、DVDドライブのあるWindowsマシンで、ホスト用プログラムをインストール、起動、共有します。
注意する点は、Windowsのログインパスワードを設定していない場合は、あらかじめ設定した上で、「DVDドライブ共有機能 ホスト」の共有モード設定をファイルの読み込みと実行(R)にすることです。
これを忘れると、一部のインストーラが正しく動きません。
ただ、この共有機能を使っても、インストールできないソフト,ゲームもあります。
試した中では、Rewriteなどは共有機能からはインストールできませんでした。
クレードルがあれば、USB接続のDVDドライブを使ってインストールするのが確実かもしれません。
また、MicroSDにインストールする場合、3分間MicroSDにアクセスが無い場合アンマウントされてしまう仕様のため、MP3ファイルなどをMicroSDに置いておき、再生しながらインストールするか、こちらで紹介されている方法で回避しておくとスムーズです。
今のスマートフォンはiOS, Android, Windows Phoneなどモバイル用のOSが搭載されたものが多いですが、今後端末の性能が上がれば、スマートフォンもPCも同じOSという日も近いかもしれません。