最近、契約書を見る機会が増えてきましたので、今回は契約書を見るときに注意して見る点をざっとまとめてみようと思います。
- ※BPSでは社内メンバーが契約書の確認や草案の作成を行ってから、弁護士チェックを行う流れになっています。
- ※本記事ではBPSにおけるWeb開発の際に結ぶ契約書をベースとして話します。
- ※契約書一般の話はしません。
契約書の主なチェックポイント
1. 契約期間及び自動更新の有無
契約期間については双方合意した日付でよいのですが、自動更新の有無については見落とす可能性がある点かなと思ってます。
特に継続的な保守契約の場合、自動更新の記述がなく契約期間が切れているというのがよくあるケースなのかなと思います。
逆に個別契約で案件の契約を結ぶ場合、自動更新の記述が不都合となることもあるので、注意して見ています。
2. 作業内容と納品物
初期に双方で話し合った内容と合っているかは確認すると思います。
が、契約書のやり取りを作業と並行して進めている場合、いざ契約を結ぶ際に当初話していた内容と変わっているということがありました。
契約を結ぶ最終確認の際に特に注意したい点です。
3. 瑕疵担保期間と賠償
瑕疵については問題になりやすいので、特に注意してみています。
特に期間については後々聞かれることがあるので、あらかじめちゃんと伝えて合意を取っておくとよいです。
賠償については過失に関する記述と賠償額がどうなのかという点を注意してみています。
賠償額が青天井になると会社潰れる可能性があるのでそのあたり特に。
4. 契約の解除
問題のある記述はこれまで見たことはないですが、一応、一方的に解除できるようなことになっていないか確認するとよいです。
解除の事前通知の部分も含めて。
5. 所有権
自社製品を導入する場合や、共同で何か作成する場合は気にしたほうが良いかなと思う点です。
6. 金額
重要ですね。
こちらも初期に合意した内容かは確認するとは思いますが、作業内容等と同様、話し合っているうちに変わっていないかは要確認です。
まとめ
上記に挙げた点については、確認不十分だとクリティカルになりやすい箇所かなと思ってます。
当然、契約書は上記以外のこともいろいろ書いてあり上記以外にも重要な箇所はあります。
なので、契約書については上記だけでなく内容は必ずすべて確認するようにしてください。
上記確認すれば問題ないというものではないです。