5月30日のプレジデント誌に面白い記事がありました。会社員2000人のアンケート結果が並んでいて、その結果から、学歴・収入・役職におうじた分析を行っています。記事内容を乱暴に要約すると、現在社会人の多くは自分の仕事に生き甲斐を感じられておらず、結果自身の将来や日本の将来に希望を見い出せずにいる、という感じでした。中でも不景気の中で頑張って就職した若手は給与はあがらず、また現在職場のリーダーにあたる40-50歳のマネージャクラスはこれまで頑張っていれば給与があがると信じていたのに途中から成果主義に会社の方針がかわってげんなりしている、らしいです。これからの日本を支える人々が将来に希望を持てずモチベーションが低下しているのは危険ですね、というような結論でした。
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仕事に希望が持てないなら転職するなり会社を中から改善するなり、国に希望が持てないなら他の国で生活を始めればいいのに、現状に割と満足しているからそれができないのかもしれませんね。グローバルに見ると決して給与は低いほうではありませんし、なにより生活しやすく安全な国ですものね。人種的にコツコツと積み上げた幸せを大事にする傾向があるので、いきなり新天地をもとめて全速力で走り出すようなことは少ないのでしょうね。でも人材の市場価値っていうのは、どこにいっても(企業・国)あまりかわらないような気がするので、どんどんいろんな体験をしたほうがいいような気がします。