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2016年入社の新卒社員が就活を振り返ってみる【BPS Advent Calendar: 12/11】

Webチームのebiです。BPSアドベントカレンダーの一環として、今回は技術とはあまり関係ない記事を投稿いたします。

Techrachoの記事を日々閲覧してくださっている、Techrachoフリークな方には耳にたこができるほど繰り返されているお話ではありますが、今年の4月からBPSには絶えず新しい社員が続々とやってきています

そのため、2016年の新卒社員と言うとびきりフレッシュなメンバーとして入社してきたはずが、今では奇妙なことに自分より後から入ってきた社員の方々が多く存在しているのです。

たまには新卒アピールしておかないと……。ってのと、そこそこ聞かれることも多いので、改めてBPSに新卒として入社するまでを思い起こしつつ、自分の中でも整理してみようと思います。

周りでは新卒入社して1年と経たずに会社を辞めていたり、職場の人間関係や残業についてネガティブな発言を始めだす悲しい光景を目にすることもありますが、幸いBPSの2016年新卒メンバーは皆健在ですよ!

就活前の大学生活

何の自慢にもなりませんが、就活イヤーが来てしまうまで就活のことを考えたことなどなかったです。卒業するのが精一杯だった

もっと言えば、大学の学科を選んだ時から、将来のことなんて全然イメージできていません。僕の入った学科のキャッチコピーは、「なりたい自分がきっと見つかる」でしたからね。
そして、残念ながら、なりたい自分なんて見つけられないまま就活の時期がやってきたのです。

ただ、勘違いしてもらいたくはないのですが、早稲田での学生生活は充実していて楽しかったですし、卒業した学科に入ったことを後悔してもいないです。

インターンの経験もなかったですし、在学中に自慢できる意識高そうなことも何一つやってませんでした。就活に有効な武器は持ち合わせてない。起業なんておろか、自分の力で稼いでいく当てなんてない。
でも、大多数の人もこんな感じでしょう。

しかし、致命的なことに、大学生を卒業したら当然のように適当な会社に属して、遮二無二働く社会人にジョブチェンジする流れに疑問符を抱いたままでした。これはマズいです。辛うじて辿り着いた大学進学から先のレールはもう見えません。

仮にも早稲田理工の学生だったので、多少楽に就活が進められる企業の推薦枠とかもそこそこあったはずなのですが、どんな立派な企業も自分が働いていけるイメージが全く湧かないのです。
こうなってくると、就活をしようにも見に行く企業がありません。途方に暮れたものです。

そもそも働きたくなかったですし。今も可能なら働きたくないですし。

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就活について考えてみる

就活生が企業を選ぶもの?就活生は企業に選ばれるもの?

皆さんはどちらだと思いますか?

僕はこう言う極端な回答を迫る質問が嫌いです。どっちも正しかったり、正しくなかったりするだろうし、人や時代によって違うでいいじゃん。と考えているからです。

さて、僕はと言うと、ぶっちゃけ内定が取れなくても人生終わる訳ではないし、むしろ落ちるところまで落ちてしまった方が憑き物が落ちて人生気楽になるっしょ。
と半ば諦観して就活に臨んでいたので、こんな自分でも働けそうな職場を求めるために企業を選び始めることにしました。

いや、選ばざるを得なかったのです。

就活の方針

そんな感じで社会不適合者たる僕もとりあえず大雑把な方針を持ちつつ、就職先をちまちまと探し始めます。

ついでに、世間知らずの田舎者のままだったので、色んな会社に冷やかしに行く気持ちで就活をなるべく楽しむことにします。

1.仕事内容に興味を持てるか。楽しめるか

趣味と仕事は分けた方がいいよ、みたいなアドバイスも耳にはしますが、生憎割り切って働き始められるほど強靭な精神は持ち合わせていません。

「仕事をしていて全面的に楽しくありたい」。そんな夢物語をする気もありません。これも極端に考えてほしくないです。楽しいこともあるし、楽しくないこともあって、結果として働くモチベーションを保ち続けられるかどうかが重要なので。

こうして、改めて自分の今までの人生を振り返ってみたのですが、悲しいことにどれも中途半端と言うか、絶対的に自信を持って言える趣味も興味も持ち合わせていなかったんですよね。

仕方なく、ゲームは小さい頃からやってたなぁ、エンターテインメントに関わる仕事だし内容も楽しめるかなぁ。
そんな安直な発想でゲーム業界の情報を探し始めました。

スマホゲーの会社なら数も多く、そこそこ面白そうな会社もありそうでしたが、スマホゲーって僕はあまりハマってないんですよね。
ちまちま作業的にやるゲームとしては、小学生時代に飽きるほどやったCGIゲームみたいなもんじゃないのか?って思ってましたし。どれも同じようなガチャの課金システムに縛られているのが嫌でした。

しかしながら、背に腹は代えられません。他に頼るものもなかったので。ところが問題は何をやるかなんですよね。

プログラマー?
情報系の研究室行ってないから無理だろうな。あとゲームの内容に関われるかどうか怪しくて怖い。
プランナー?
RPGツクールでもやっときゃよかったなー。ってか企画書用意するの面倒だし、何も浮かばねぇ。
ディレクター・プロデューサー?
他の仕事分からないとどうしようもないし、色々真面目に調整するの辛そう。と言うか新卒で募集してないわ。
総合職?
よく分からん。そして募集してない。

ダメだ。詰んだorz

BPSについて

なんやかんやあって、Web業界も見始めました。興味あるとか好きだとか思ったことはなくても、身近だったのは確かなので。
BPSはその頃に割とあっさり辿り着いた会社でした。

知らないことだらけで開発が大変なこともありますが、時にはそこそこ楽しみつつ仕事ができているので満足です。
寒くなってきて、出社するのが億劫でたまらない時季ではありますけどね。

2.その職場で納得して働けるか

会社自体や制度、社長への評価や理解。あるいは一緒に働くことになる社員との相性ですね。

まぁ、ちゃんと評価するのが難しいので、会社説明とか読んで説明会とか選考参加してみようと思える程度のフィーリングと、実際に会社行ってみて違和感がなければオッケーでした。

会社のホームページとかが雑だと感性を疑ってしまいます。成果物とか、紹介記事へのリンクが切れてると不安です。

ちょっと興味を持って行ってみても、社長が明るい人や行動力ある人みたいな感じで書かれていたのに、実際に会うと声小さくて、不愛想に見えて、申し訳ないが何考えているかよく分からない人だったり。挨拶で急によく分からないバブル時代の話を始められたり。

せっかく社員との対話の時間が設けられてるのに、実のある回答が全然返ってこないと戸惑います。

BPSについて

BPSの説明会に行ったときには、偶然にも同郷だったことにTechracho辺りを見ながら気付いていたGenkiさんとカジュアルに会話したのを覚えています。

また、ベンチャーにありがちな派手な制度はなくとも、やりがいを大事にすることや、残業をしない精神を地味に記述してアピールしているあたり、特に働く環境での不安は持ってなかったです。

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3.自分のためになるか。自信に繋がるか

要は得るものがあるかどうかです。お金がもらえればそれでいい。って人もいますよね。僕はお金より休みが欲しいです。もちろんお金も欲しいです。

僕の場合はあまり熱心な勉強経験がありませんし、いつまでまともに働く気力が持つかどうかを怪しんでいたので、分かりやすい成長指標とか、達成感を得る機会が適度なスパンであると嬉しかったです。

……10年計画のゲーム作りとか無理じゃん。

BPSについて

Web開発って一度足を踏み入れ始めてしまえば、趣味的に家で一人でもできますし、資格取得での手当制度とかもあるので丁度いい感じにモチベーションを保つことも出来るのは結果として合っているのかもしれません。

BPSには諸々詳しい人だらけなので、頼りにはなりますが、その中で自分の技術に自信を持てるようになるまでの道のりは遠そうですけどね。

BPSの説明会に参加するまで

考えてみたら、リクナビ・マイナビなんて、王道の就活サイトだから面白そうな企業見つからないな。と気付いたので、ベンチャー企業なんかが集まるらしいパッションナビと言うサイトに登録して変わった企業を探し始めました。

そんな中でBPSにも応募したのですが、説明会に参加するきっかけになったのは、ある日届いたサイトの登録者に配信されるメールでした。こんな件名でした。

【初回説明会】求ム!開発力ニ自信ニキ!【ビヨンド・パースペクティブ・ソリューションズ株式会社】

件名に対してのツッコミはひとまずスルーします。
確かBPSのページ自体は、この配信メールを見る以前にも覗きに行った記憶があるのですが、説明会に登録したのはこのメールを見てからだったと記憶しています。

別にこのメールの内容に感銘を受けた、とかではなく、「あー、こんな会社もあったよね」と言う感じで、ぽちぽちと忘れないうちに説明会の予約をしたのです。

大したことない話ですが、人と人との縁は必ずしも運命的なものである必要はないと思うのです。

無事に内定もいただきまして、その後もGenkiさんに誘われる機会があれば顔を出し、なんとか大学も卒業したようなので今に至ります。


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