- Ruby / Rails関連
- 勉強会
READ MORE
こんにちは、エビです!(CV:電脳少女シ■)
常々記事を書こう書こうと思いながら日々を過ごし、久方ぶりの記事投稿となってしまいました。
今回はアドベントカレンダー企画として、IPA主催の情報処理技術者試験について語ります。
何万番煎じなんだ感はありますが、BPSの資格取得補助制度に影響されて勉強、受験を試みてきた、と言う点では独自内容の認識です。
タイトルが出オチ状態なのですが、弊社では資格取得補助制度を採用しています。
中でもIPAの情報処理技術者試験が主な対象試験となっており、30歳未満(30歳以上の方は報奨額に差あり)で入社後3年以内を対象として、最大で合計100万円の一時金を受け取ることができます。
丁度僕が入社3年目で、補助対象となる最後の情報処理技術者試験の結果が出たので今回の記事を書きました。
情報処理技術者試験に明るい人材としては、弊社には完全上位互換の 情報処理技術者全区分の資格を持つCTO がいたりするので、力不足感は否めないのですがお付き合いください。
弊社における資格取得補助制度の内容や導入背景について詳しくは、 コーポレートサイトの採用情報 や、チーム長である森の過去記事「開発会社におけるエンジニアスキル向上施策の過去と今」 もご覧になってください。
最初に、確認できた範囲の受験結果を赤裸々に公開します。
見ての通り、合格しててもギリギリ合格だし、ネスペ落ちまくって春試験しか合格できてない敗北者じゃけェ…!!!
本当はネスペに受かってないと表題の100万円を獲得できずダサいので没記事にする気満々でしたが、代替記事を用意する余裕がありませんでした 😭
試験区分 | 結果 | 午前 | 午後1 | 午後2 | |
---|---|---|---|---|---|
2015年秋 | 不合格 | 応用情報処理技術者 | ? | 58点 | – |
2016年春 | 合格 | 応用情報処理技術者 | ? | 62点 | – |
2016年秋 | 不合格 | ネットワークスペシャリスト | ? | ? | – |
2017年春 | 合格 | データベーススペシャリスト | 80点 | 66点 | 60点 |
2017年秋 | 不合格 | ネットワークスペシャリスト | 72点 | 59点 | – |
2018年春 | 合格 | プロジェクトマネージャ | 80点 | 76点 | ランクA |
2018年秋 | 不合格 | ネットワークスペシャリスト | 76点 | 50点 | – |
自宅にいる大半の時間をベッドの上で過ごす僕が、試験に向けて重い腰を上げるのは大体受験の1~2か月前です。言うまでもなく遅すぎです。論外です。
情報処理技術者試験は結果が出るのも遅く、ついついシーズンオフを怠惰に過ごしがちですが、春試験が終わった瞬間から次の秋試験への勉強は始まっていると思った方がいいでしょう。
持っていても意味がない。勉強しても意味がない。と、頭から謗るのはナンセンスです。
あらゆる機会や知識を活かすも殺すもあなた次第です。妄りな発言はあなたの愚かさを露呈するでしょう(辛辣)
現状が試験問題に太刀打ちできないスキルレベルの人なら、情報処理技術者試験を活用して勉強してみることは、スキルアップのための立派な選択肢の一つです。
情報処理技術者試験程度の資格ならすぐ取れる自信がある方も、いざと言う時に自らの技術スキルを、国家試験と言う明確な基準でアピールする交渉材料として持っていて損はないでしょう。
当然ながら該当区分の試験に関係する用語や知識なのですが、勉強の仕方次第で大きな差が出てくるでしょう。
とかなんとか。まぁでも結局のところ暗記しないとどうにもない用語、知識の取得が勉強の大半なのですが……。
情報処理技術者試験は簡単すぎず、難しすぎず、良い塩梅です。
全体的な設問の難易度はそれなりに高いです。専門用語や設問に近い実務に慣れていないと面食らうでしょう。なので 簡単すぎず。
一方で、試験の合格点は60点であり、絶対的な知識量や問題解決力を求められるかと言うとそうでもありません。なので 難しすぎず。
~スペシャリストと銘打った高度資格の保有者に対して、資格の字面のみを見て真にスペシャリスト足り得る期待をして良いかと言うと、(個人的な評価としては)それはちょっと過大になるかと思っています。
試験合格に対しては、大雑把に以下二つの能力が不可欠になって来ると考えています。いずれかの能力に関しては多少期待していいでしょう。
試験区分ごとにどちらかの比率が大きかったり、別の能力(午後2が小論文パターンのものなど)が前提となってくるものもありますが。
既に実務等で経験を積んできたその分野のスペシャリストは、難なく資格を取得することで名実ともにスペシャリストを名乗れるようになるでしょう。
これからスペシャリストを目指している人に対しては、情報処理技術者試験に合格することがスタートラインとなり、受験を通じてこれから先、自らが克服しなければいけない知識、経験も示されるでしょう。
情報処理技術者試験の資格保有者には、地頭がいい、保有資格分野の経験がある、勉強習慣がある。等の素養を少なからずうかがえます。
資格取得が一つだけの場合は、特定分野のみ馴染んでいる、秀でている可能性が否定できませんが、複数資格取得者は全体的な要素を修めていると判断できるでしょう。
全体的に程よい知識を得ることができる難易度の試験です。
高度試験を受ける場合にも、いきなり高度の午後試験を解くのが早いと感じる場合は、ひとまず応用情報技術者の午後試験の過去問から入って肩慣らししていくのも良い勉強法です。
Railsエンジニアなら、 has_many, has_one, belongs_to の概念はお手の物のはずです。その感覚を元に問題文を紐解いて ER図 を書けるなら受かります。ただし、あまりの物量に途中で心折れることなく、短時間で仕上げ切る気概は必要です。
そんな訳で僕はER図作図スペシャリストなので、SQL、パフォーマンスチューニングに関してはコメント致しかねます。
受験時は避けてしまったその辺も、折を見てまともな勉強をする機会を取らなきゃな、とは考えています。
午後1は問題理解力、論理的思考力の比率が高い印象です。大学受験生の国語を彷彿させるレベルです。
ただ、冷静に考えれば問題理解力、論理的思考力のある人材なしに、残念ながらプロジェクトは一向に前に進みませんし、終わりを迎えません。PMに必要な要素を顕著に試験にしていると言えるのかもしれません。
午後2の小論文はなぜ合格できたのかいまいち腑に落ちてません(文字数も規定の最低文字数ギリギリだったし、内容も事前準備不足で臨んだのでボロボロだった)。意外とレベルが低い怖がる必要もないのかもしれません。
合格してしまえばこっちのものなのでドヤリングしますが。
難しい。敗者にくちなし。
ネスペには懲り懲りなので、よほどまともに勉強できた自信がない限り受けないかもしれません。システムアーキテクト、情報処理安全確保支援士くらいまでは勉強してもいいかな、と考えています。
それ以上は、元来意識が低いので全区分制覇なんて到底やりっこありません。
以上、今回の記事は、まだ資格取得補助制度を利用していない、あるいは試験合格に向けて毎週勉強会を頑張っている弊社社員に対しての煽り記事であり、自分なりの応援記事でした。
我こそは 100万円を獲得してみせる、という猛者の若人はぜひ採用応募してみてください。
「100万円取るので採用してください!」と言って採用されるかどうかは知りませんが……。