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BPSに入社してからの約10年を会社の成長とともに振り返る(前編)

新卒でBPSに入社してからもうそろそろで10年となります。
入社してからいろいろありましたが、今では8人を率いるチームリーダーとなり、評価面談や採用面談、チームの売上管理など技術的な部分以外でも様々なことをやるようになりました(実装もたまにする)。

今回の振り返りを書くことで、今BPSにいる方やBPSに応募を考えてる方、エンジニアを目指す方の参考にでもなればよいかなと思ってます。

本記事は3編構成となります。
各編では以下のようなことを書いていこうと思います。

■前編(インターン時代~入社3年目)
本記事の内容になります。
荒波を超えた時代。入社3年目までどのようなことをやってきたのかを書いています。

■中編(入社4年目~入社6年目)
このあたりの年にあることを目的としてアプリチームに異動しました。
なぜアプリに異動しようとしたのか、何が得られたのかなどを中心に書いていこうと思います。

■後編(入社7年目~現在)
このあたりからチームを本格的に作り始めます。
どのようなことをやってどのように作ってきたのかを中心に書こうと思っています。

インターン&アルバイト時代

2009年の10月あたりから1ヵ月程度インターンしていました。
その時の事務所は神奈川県の中央林間で自宅から片道3時間かけてほぼ毎日通ってました。今思うとよくやってたなと思います。

インターンではPHPでプロジェクト管理サイトのようなものの作成で一覧にあるプロジェクトのデプロイボタンを押すとrsyncが走って各環境に最新版が反映されるようなものを作りました。
情報系の大学院を出ているのでプログラミングは多少やってたのですが、PHPはあまり触れたことなく、PHPの本やCakePHPのチュートリアルを見ながらやっていました。

インターンを経て内定をもらって入社を決めたわけなのですが、入社前の1ヵ月前はアルバイトをしていました。
アルバイトでは今も取引させていただいているお客さんのサイトの保守対応をしていました。
機能ロジックちょっと修正したりとか見た目変えたりとか簡単なものの対応。
言語としてはPHPでEthnaとかCakePHPをフレームワークとして使ってました。

ちなみにアルバイト時代は既に会社の近くに引っ越していたので3時間かけて通うとかはしてません。

入社1年目(2010年)

今までで一番大変だった年。

BPSとしては新卒を初めてとった年でこの時入社したのが私含めて3人でした。
BPSのメンバとしてはこの時7人くらい。

6月くらいからはお客さんとの打ち合わせに同行するようになり、別会社の社長や役員の方が同席するような打合せにも参加したりしたんですが、オーラというか覇気というか雰囲気というかそういったものが全然違うなと感じたのをよく覚えてます。

6月、9月で新卒中心でやった案件が2つあって、それぞれで窓口をやっていたんですが、新卒が途中でやめて、その人が担当だった開発もやってでかなり大変でした(今まで一番大変だった案件1,2)。
決済あるシステムをよく新卒でやったなとか思う。

1年目はWordPressも含めて保守でやっていた案件が全部PHPだったので触っていたのはほとんどPHPでした。
この年で新卒2人やめて残った新卒は私1人になりました。

この年は技術的な部分以外にもプライベートでいろいろ勉強した年で会社のしくみや労働基準法、株の勉強(この後、大震災の洗礼をうけることになる)をしだしたりしました。

ちなみにTechRachoが生まれたのもこの年なのでもうそろそろで10年になります。

入社2年目(2011年)

HTML/CSS, Ruby on Railsをやり始めた年。
BPSはこの年に中央林間から新宿に移転しました。

2011年度が始まって数カ月は生のHTML/CSSばかりやっていて、PSDからHTMLに書き出すということを始めてやりました。

今まで既存機能の小改修やビューの小改修だったので一からHTML/CSSを書くというのがこの時初めてでした。
ちなみにこのころはまだIE6とか7の対応もしてたりしてました!

2011年度半ばからは私としては初のRails案件で結構大き目なシステムでBPSの体制としては7人くらいは関わってたようなプロジェクトに関わりました。

役割としてはフロントでHTML/CSSの作成や組み込み、JS周りだったんですが、後半、人が足りないとかで結局バックエンドの機能開発もゴリゴリやっていました。
SVNからGitに変わったのもこのころ。

このころはHTML/CSS, PHPもRubyも大体Eclipse使って書いてました。

入社3年目(2012年)

新卒の採用や中途の採用を行って、この年で大体社員十数名、バイト入れると20名くらいになりました。

この年当たりくらいからアプリとWebでチームが分かれ始めてきたかなと思います。
Webのほうはこの時チームをさらに分けるみたいな話があって作ったのですが、いつの間にか空中分解していました。
体制も能力もまだこの時は備わってなかったなという印象です。

BPSはこの年に再度移転して今の場所になりました。

↑移転時の家具が全くない時の写真

私はというと今も保守している業務系システムのリニューアルとかやっていました。
体制とてはPM1人、開発者3人でしたが、設計含めてメインで開発して多分6割くらい作ったかなと思います。
その他にも3名のチームを率いて小規模のRails案件をやったり、打ち合わせに1人で行ったりするようにもなりました。

この年くらいからほぼほぼ開発はRailsになったように思います。

入社3年目までを振り返って

10年通してみても1年目の経験が一番影響が大きいかなと思っています。

業務的に一番大変な時期だったので、その後も大変なことはいろいろありましたが、この時と比べれば大体楽だなと思えます。

またプライベートで学び始めた株とか会社のしくみなどもかなり今につながっていると思っていて、業界・市場動向、費用対効果、投資などなど単純な開発・実装という枠組み以外から仕事やエンジニアというのを考えられるようになったのはこのあたりの影響が大きいかなと思っています。

技術的なところで見るとこの当時はIE6,7の対応とかもしていてCSSハックしていたりもしましたが、現在では古いブラウザへの対応もほとんどなくなってきてブラウザへの対応や確認が楽になったなという印象です。

この当時はまだtableタグでHTMLが作られているようなのをたまに見かけましたが、今では完全に見なくなりました。
横並びもこの当時は主にfloatで頑張ったりJSで幅計算したりしていましたが、今では等幅な横並びもFlexbox使えば簡単にできるので良い時代になったなという印象です。

Railsでのシステムもこの当時作成したものはRails5にあげたんですがStrong Parametersの対応がかなり大変でした。

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