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TechRachoで勉強会等イベントの無料開催告知・報告掲載を募集します

morimorihogeです。

TechRachoはBPS株式会社の技術ブログとして生まれ、ここ数年ではRuby on Rails界隈のWebエンジニアを中心に、おかげさまで多くのソフトウェアエンジニアに読んで頂けるサイトに成長しました。
会社としては自社メディアとしての宣伝媒体を育てるという思惑もありましたが、それと同じかそれ以上に世間の開発者の役に立つものを作って還元したいという思いも強くありました。我々エンジニアはOSS含め様々な善意・ボランタリーベースのコミュニティに支えられているので、そうしたコミュニティに対して何かしらお返しできるものになれば、という気持ちで運営しています。

今回、そうしたコミュニティ支援の一環として勉強会等イベントの無料開催告知・報告掲載を無償で募集・掲載する試みを始めます。

問題意識と目的

エンジニア向けの勉強会が広く一般に開催されるようになって10年以上が経過しました。そのなかで様々なノウハウやエコシステムが構築されていき、今ではDoorkeeperConnpassその他多くのサービスが存在し、ごく小規模のイベントでも開催・参加募集が行えるようになりました。便利な世の中です。

一方で、僕個人としては以下に挙げるような問題も出てきているように感じています。

勉強会多すぎて自分向けのものが見つけられない問題

勉強会と一言で言っても人数規模は1桁~3桁までピンキリであり、内容もほぼ見知った身内向けのイベントもあれば勉強会の名を冠しつつ実際は企業の採用目的イベントだったり様々です。
勉強会支援サービスの検索等を使って調べることもできるのですが、勉強会サービスを横断すると検索し辛かったり、そもそもそうしたサービスを使っていないような勉強会もあったりで、僕自身Twitterや懇親会などで他の勉強会の存在を知ることが多いです。

TechRachoで告知できるようにすることで、ある程度TechRachoの読者層に絞ったイベントが簡単に見つけられるようになるというのを狙っています。
特に、新規でイベント開催を始める場合などには最初に知ってもらうハードルが高いため、ぜひ利用してもらいたいと思っています。

開催報告がアーカイブとして残らない問題

イベント管理サービスは、開催前の告知や開催時のプログラムを公開する場所としての機能に特化していることもあり、開催までの情報はその後のアーカイブとして見直すこともできるのですが、開催後の開催報告が残らないものが多いです。
イベントの開催報告は次回イベントの参加者にとってはそのイベントの雰囲気を知るための重要な情報になりますし(特に遠隔地に住んでいる場合)、発表者にとって発表した内容の履歴がそのままネットの海に消えてしまうのはとてももったいないです。
とはいえ、特に小規模イベントの主催者の場合自分のブログを持っていないようなケースも多いため、開催報告を掲載する場所がそもそもないのでTwitterに投稿して終わり、となることも多いです。

他にも、イベント管理サービスが今後どれだけ続くのかという問題もあります。その昔ATNDというかなり大手のサービスがありましたが、2020年にサービス停止してしまいオンラインアーカイブもされなかったため、それまでに掲載されていた勉強会の開催履歴がインターネット上から消失しました。もちろんサービス停止の案内があったので、それまでATNDを使っていた勉強会は他のサービスに移行しましたが、移行以前のアーカイブは残っていません。
勉強会向けサービスはマネタイズの難しいサービスなので企業のビジネス判断としては仕方ない部分もあるかと思いますが、勉強会の発表履歴はエンジニアにとっては履歴書のようなものにもなるため、少なくとも開催されたという記録は永続的にアーカイブされて欲しいものです。

最後に、最近の事情として勉強会・イベント参加報告がまとまったWeb上の記事を見ることが減ったという点があります。もちろん今でも書き続けている人はいるのですが、Twitter等でイベントの感想をTweetしたことで「イベント周りに紹介したい欲」の様なものが発散されるのか、その後改めて記事にまとめ直すというモチベーションが出ないのかもしれません。
実際イベント中にTweetするのは気楽なのですが、開催後にまとまった記事にまとめるのはそこそこの気合いが必要に感じます。最近ではTogetter等もあるので、とりあえずその時の盛り上がりを保存するのであればそうしたサービスも使えます。
一方で、アーカイブとして見るとTwitterの投稿は検索性や内容の閲覧性という点では不十分で、少なくとも「実際に開催した事実(現地開催ならできれば写真もあるとGood)」「どんな発表があったか(公開されたスライドがあるならそれもあるとBest)」といった部分についてはある程度まとまっていて欲しいという気持ちがあります。

TechRacho読者層に「刺さる」勉強会を紹介していきたい

そんなわけで、今回の試はTechRacho読者向けの勉強会・イベントを紹介し、その開催報告も発表できる場を提供しよう、というものになります。
イベント開催者にとってはTechRacho読者層に気づいてもらえる機会が増え、開催報告のアーカイブも掲載する場所があるというのがメリットです。TechRacho読者の方にとっては今まで知らなかった勉強会を見つける機会になればと思います。

対象の勉強会はごく小規模~企業主催の大きなものまで、特に隔たりなく掲載対応させて頂きますので、後述の内容をご確認頂きご応募下さい。

免責事項など

本試みではイベント主催者の告知・報告の掲載を行いますが、イベント運営そのもののサポートやイベントの掲載内容に関する責任をTechRacho編集部(及びBPS株式会社)で負うものではありません。
後述のNG条件等にも記載がありますが、趣旨に沿わないと判断したものについては掲載後でも取り下げさせて頂く可能性がありますのでその点ご了承下さい。

※ここから先は掲載を考えているイベント主催者向けの内容となります

対象となるイベント・勉強会について

  • TechRacho読者層が興味を持つ可能性が少なからずありそうなこと
    • TechRacho読者層とはWeb制作に携わる職業エンジニア及び趣味プログラマ・開発コミュニティ等を想定しています
    • テーマが必ずしもプログラミングに特化する必要はありません。例えばWebデザインに興味のあるWebエンジニアは相当数いると思われますので、エンジニアにも参加してもらいたいWebデザイン系勉強会、などは対象です
  • 人数規模、開催場所、個人・企業主催等については不問
  • イベント運営の責任者当人(またはその代理人)からの掲載依頼であること
  • 後述のNG条件に該当しないと弊社(BPS株式会社)が依頼時点である程度判断できること

掲載NG条件について

以下に該当すると判断した場合、掲載をお断りさせて頂きます。
※掲載の敷居を上げる意図ではなく、TechRacho読者にとってなるべく有益なものを掲載したい意図になります。

  • 参加者からの参加費徴収などを通じた特定企業・個人の営利目的のイベント
    • 会場費その他の運営費程度のものであれば問題ありませんが、開催する私企業・個人の直接的利益のために開催されているようなイベントについては掲載をお断りすることがあります
    • 営利目的での有料セミナーや研修商品の掲載をお断りする意図であり、利益が出てもその分がコミュニティに何らかの形で還元されるようなものであれば問題ありません
    • 参加費の徴収そのものを否定する意図はありません(イベントは赤字になると次が続かないので、プラスマイナスゼロ以上の収支にしたいというのは健全という理解です)
  • 特定の商品販売営業のためのイベントであり、内容がエンジニア向けでないもの
    • 製品紹介のため(だけ)に行われる営業イベントの様なものは掲載をお断りします。イメージとしては製品の営業スライドと宣伝をされるだけのイベントで、技術的な発表が含まれないようなものを想定しています
    • 製品紹介や自社の宣伝を主題に掲げたイベントでも、特定製品に依存しない発表があるなど発表内容次第でエンジニア向けと判断できるものについては問題ありません。後述FAQもご覧下さい
  • イベントのテーマや開催者の身元が不透明なもの
    • ネットワークビジネスや投資・宗教等勧誘目的の掲載はお断りします
    • 非エンジニアがエンジニアをリクルーティングしたいといった目的のものはお断りします
  • その他参加者にとって不利益がありそうとTechRacho運営サイドが判断した場合

掲載までの流れ

実際の掲載までの流れについて解説します。

掲載して欲しい月を決める

TechRachoでの勉強会・イベント告知&報告は前月最終週の平日を目安に掲載いたします。イベント告知として掲載したい年月をご指定下さい。複数月を跨がった掲載も可能です。

  • ※内容の確認をさせて頂くことがありますので、掲載希望1週間前までにはお知らせ下さい
  • ※既に公開済みの月についても追記する形で掲載頂けますが、アクセスが最も集中するのは記事公開直後です

以下、具体的な掲載イメージとなります。

  • 例)2022/05/30(月)開催の勉強会を企画している場合(掲載希望は5月)
    • 2022/04/18(月)に掲載依頼を提出(掲載希望:5月)
    • 2022/04/25-29の間で公開される5月の勉強会案内として掲載
  • 例)2022/06/06(月)開催の勉強会を企画している場合(掲載希望は5, 6月)
    • 5月掲載締切に間に合わせる場合
      • 2022/04/18(月)に掲載依頼を提出(掲載希望:5, 6月)
      • 2022/04/25-29の間で新規公開される5月の勉強会案内として掲載
      • 2022/05/25-31の間で新規公開される6月の勉強会案内として掲載
    • 5月掲載締切に間に合わなかった場合
      • 2022/05/20(月)に掲載依頼を提出(掲載希望:5, 6月)
      • 編集部での確認が取れ次第、既に公開済みの5月の勉強会案内に追加掲載
      • 2022/05/25-31の間で新規公開される6月の勉強会案内として掲載

掲載依頼を提出する

以下のフォームより必要事項を記入してご投稿ください。内容に応じて担当者から確認の返信をさせていただきます。

(Optional)イベント開催報告を提出する

イベント後、開催報告の掲載を希望する方は別途開催報告用原稿をご提出下さい。提出頂いたタイミングに応じて勉強会報告として掲載させて頂きます。
1000字程度までならそのまま掲載、それ以上長い記事になるようでしたら別途お持ちのブログ等にリンク誘導して頂くなどを想定しています。
※このあたりまだ運用開始段階のため、お手数ですが連絡を取りつつ適宜調整とさせて下さい。

FAQ

個人ではじめてやる小規模な勉強会なんだけど、掲載できるの?

できます。ただ、掲載NG条件に合致しないかどうかを判断したいため、ある程度身元(というか怪しくないかどうか)の分かる情報を応募フォームにご記載下さい。

  • エンジニアであればそうであることがある程度確認できる普段使っているTwitter / GitHub / Qiitaアカウントなど
  • イベント開催情報の記載されたURL
  • イベントの内容や開催趣旨などの説明

もくもく会や雑多な集まりでそこまで確固としたテーマがないんだけど、掲載できるの?

掲載趣旨に沿ったイベントであれば掲載できます。
ただ、読者から見てどんな会なのかが分からないと参加検討し辛いため、何かしら初めての参加希望者でもどんな会なのか分かるような概要を記載して下さい。
※地域コミュニティなどで比較的フリーテーマなイベントであれば、過去にはこういう話題や試みをした、などの情報があると良いと思います

企業主催 OR スポンサーの付いたイベントだけど、掲載できる?

掲載趣旨に沿ったイベントであれば掲載できます。
例えば、会場提供や開催にご支援頂いているスポンサー企業の宣伝発表が間に挟まっていても、イベント全体としてエンジニア向けの内容となっているのであれば問題ありません
NG条件はあくまで営業・採用目的のみとなる場合を対象としているとご理解下さい。

イベントの詳細が決まっていないんだけど、掲載できる?

読者にとって参加の判断に重要なため、少なくとも開催日については確定した状態でご連絡下さい。
プログラム詳細についてはイベントの趣旨が明確であれば、発表者募集中など未確定の状態でも構いません。

一度掲載した内容の修正はできる?

できますが、編集部側での対応は平日弊社営業日になりますので少しお時間を頂く可能性があります。直前まで未確定・変更がありそうな内容については記事内からリンクする公式イベントページを参照するようにご案内下さい。

他のイベントとの掲載順はどうなる?

読者の閲覧性を考えて開催日順を想定していますが、運営していく中で変更になる可能性があります。

その他個別に相談したい!

応募フォームからイベント掲載相談としてご投稿下さい。内容確認の上返信させて頂きます。

掲載サンプル

以下は掲載された場合のサンプルです。文字数、表示内容の参考にして下さい。

サンプル

2021/12開催予定の勉強会

12/17(金): 銀座Rails#40

項目 概要
開催日時 12/17(金) 19:00~21:10
開催場所 Zoomウェビナーによるオンライン開催
イベントページ  Connpass: 【オンライン開催】銀座Rails#40
申込方法 Connpassによる参加登録
募集定員 450名(参加者数は100~200名程度です)
技術トピック Ruby on Rails, Ruby, その他Ruby/Rails周辺の技術・コミュニティ活動一般

毎月開催している銀座Railsでは「頂きは高く、敷居は低く」をモットーにRuby/Rails周辺の技術・コミュニティ活動などを中心としたテーマの発表を広く募集し、招待講演と合わせて開催しています。
今回の招待講演にはWEB+DB PRESS Vol.125の特集「GraphQL完全ガイド」を執筆された加藤尋樹 (cockscomb) さんをお呼びし「GraphQLの高速道路」のタイトルで発表頂く予定です。
Railsエンジニアの参加・発表を広く募集しておりますので、ぜひConnpassから参加登録下さい!

2021/11開催の勉強会報告

11/19(金): 銀座Rails#39

※画像(1枚程度)

yasulabさん「未踏ジュニア on Jekyll - Ruby で学ぶ Static Site Generator 活用事例」、大倉雅史(@okuramasafumi)さん「30分で静的サイトジェネレーターをどこまで作れるのか?」、招待講演では伊藤 浩一 (@koic)さんに「「動いた!」の先へ踏み出す、システムのメンテナビリティ向上の基礎技術」を発表頂きました。
詳細報告記事を以下に公開しましたので詳しくはそちらをご覧下さい。登壇者・スポンサー・参加者の皆さまありがとうございました。

  • ※発表報告ページへのリンク


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