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期末時点で納品未了のプロジェクトについて、期末までに発生した人件費をプロジェクト別に集計する

背景

弊社顧問会計士、税理士法人とおやまの遠山伊織さん(弊社内通称”イオリン”)から今年も決算期周辺にいろいろ連絡をいただきました。その中の1つがこれです。

期末時点で納品未了のプロジェクトについて、
期末までに発生した人件費をプロジェクト別に集計して頂けませんでしょうか。
計算過程がわかるようにエクセル形式で頂けますと幸いです。

会社の全チームの全プロジェクトを洗い出して仕掛品の精査せよ、ということですね。いやあ、細かく聞いて回って情報をまとめていくとそれなりに大変なやつです。証拠も残さないといけませんし。そして作業そのものよりも、お仕事の邪魔をされちゃう方々からの冷ややかな顔やチャットコメント(どうでもよくない?とか、適当に数字あわせておけばいいんでしょ?とか、元々正確にやるものでもないでしょ?とか)などがちょっぴり辛くなったり、イライラすることがある、そんなミッションですね。

開発な人は開発を軽んじられると怒るし、セキュリティな人はセキュリティを軽んじられると怒るし、営業な人はお客様との関係を軽んじられると怒るし、財務や会計な人も然り。僕は別に財務会計担当ではありませんが、誰かが会社のためを思って真面目に取り組んでいる仕事はすべて大事だと思っています。というわけでもちろんこのミッションもなんだかんだ不真面目に適当に終わらせることができるのはわかっているのですが、元々が適当なのでちょっとだけ真面目よりなスタンスで対応していこうと思っております。

なお、イオリンは元々監査法人出身で、性格も細かくルールには割と厳格なほうです。僕たちも、会社をより大きく、より一般的にマトモな状態にしていきたいので、あるべき姿を教えてもらいつつ、なるべくそれを目指したいなと思っています。

ツール

弊社では、この作業を素早く正確に終わらせるために、僕の大好きな自社製品「日報くん」を使っています。日報くんを導入してくださっているユーザは多いけれど、財務会計処理のために使っているところは意外と少ないんじゃないか?と思ってこの記事の作成を思い立ちました。

完全に自社ツールを紹介するためにかいた記事のような流れですが、逆です。毎年のこの作業が嫌で嫌でしょうがなくて、わがままをいって早く終わらせられる機能を追加開発してもらったのです。

集計方法

まず、プロジェクト別稼働集計画面を開くと、プロジェクトの稼働が時系列で並びます。

弊社は外向きには四半期決算を行っていないため、まず「年次」で集計したのち、
・昨年度に稼働が登録されているけれど今年度に稼働が登録されていないものはプロジェクト完了
・昨年度も今年度も稼働が登録されているものはプロジェクト未了
というふうに分類しています。

未了プロジェクトの期末までに発生した人件費については、弊社では、予め算出しておいた社内の平均時給 × 昨年度に計上されている稼働時間という形で算出しています。

補足

  • 四半期決算、月次決算を行う場合は、画面上部にある集計単位を「年次」から「四半期」や「月次」に変更します。
  • プロジェクトのフェーズ毎にプロジェクトを新規作成しているお客様も稀にいるようです。そうなった場合にプロジェクトの終始がわかりにくくなるため、別途「工程」という概念を付加して集計できる機能をリリースしています。
  • プロジェクトによっては平均時給から大きく異なる体制で実施されている場合など、平均時給での計算が不適切と判断される場合があります。そういった場合でも計算できるよう「役職」で集計できる機能もリリースしています。

なにかの参考になれば幸いです。

紹介

値段間違えてない?0が一個足りないんじゃない?と言われております弊社「日報くん」は、多くの人に使ってもらいたくてお安くしています。社内の声を聞いてみたら、だいたい競合の1割くらいのお値段らしいですね。主に扱うデータは日報提出による稼働時間とその内容ですが、その集計結果は経営分析などにも使えるものになっていると自負しています。トライアル申込み当日から使えますし1ヶ月無料ですし、よかったら試しに使ってみてくださいな~。



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