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12/4分の本記事の内容を更新いたしました。
こんにちは、hachi8833です。私もAdvent Calendarやってみたいので、いつもとは趣を変えて記事を書いてみました。
TechRachoでは先頃より、以前の記事のマークアップやスタイルなどを順次改修しています。現時点では、弊社CTOのbabaさんの技術記事数が圧倒的に多い(463件!)ので、そこから改修をすすめています。
ひとまず、以下の記事について改修いたしました。先はまだまだ長いです。
改修しながら中身もじっくり読んでいると、私も当時の技術環境などをいろいろと思い出してしまいました。
技術の移り変わりの早さを実感してしまいます。
話はそれますが、それより少し前の私は、某社のサポート用のWeb記事のテクニカルチェックをやっていました。Windows Meなんてものがまだ現役だった頃、Windows 95/98/Me/NT/2000に渡って動作を検証する作業です。
アプリケーションの動作検証ならインストール/アンインストールでどうにかなりますが、OSの動作検証はどうしても手間がかかります。
当時はろくなマシンをもらえなかったので、仮想マシン系のソフトウェアはまったく満足に動きませんでした。仕方なく秋葉原でジャンクのハードディスクを山ほど買ってきて、換装用のデッキをテスト用PCに搭載してそれをとっかえひっかえしながら環境を切り替えていました。
ハードディスクはジャンクなので、何もしなくてもちょくちょく壊れます。しまいにはだんだん慣れてきて、時間のないときはいちいち電源も落とさずにいきなりデッキを引っこ抜くこともしばしばありました。もちろん書き込み中でないのを確認してからですが。
Active Directoryでドメインが3つ以上が前提の環境となると構築にも時間がかかり、普段は遅くて使い物にならない仮想環境まで動員したのを覚えています。
一度だけWindows 3.1をインストールしようとしましたが、環境が違いすぎてとうとう動かすことができませんでした。もともとマカーで、DOSをほとんど知らなかったのでした。
babaさんは当初から、気付いたことや詰まったことなども含め続々と記事をアップしていました。私も何度となく経験したことですが、「わかったから記事にする」というより、「記事に書いてみることで初めてわかる」という側面があります。
一般論になりますが、作業をしていて「ん、ここは理解が怪しいな」と思ったりしたら、調べ物はもちろんですが、調べた結果を記事にすることで自分の理解も進み、他の人にとっても役に立つという二重の効用があります。
よく間違われるのですが、「理解してから記事を書こう」とするより、「わからないからとりあえず記事にしてみよう」という姿勢の方が間違いなく有効ですね。
800年ほど昔のエッセイストが書いていたように、「完全に理解してから記事を書こう」とすると、その機会はたいていやってこないものです。と、プチえらそうなこと書いてすみません。
そういえば最近「問題解決には「他人のため」という視点が効率的に答えを導き出せることが判明」という記事が話題を集めましたが、誰しも多かれ少なかれ「自分しか食べない食事はいい加減に作るけど家族や友だちに作るご飯は気合が入る」という傾向はあると思います。こういう性質を利用しない手はありません。
技術記事を書くということは自動的に他人の視点で考えることになるので、自分しか読まないメモよりもそれだけで実になることになるのではないでしょうか。
いつか記事数だけでもbabaさんを抜いてみたいと思いつつ、babaさんがまた記事を大量生産するようになるのはいつになることやら。