メガネに今の倍額以上を投資してマジ世界が変わった【BPS Advent Calendar 12/21】

こんにちは、hachi8833です。BPS Advent Calendarに私も参入してみました。

突然ですが、皆様はメガネにどのぐらいお金をかけましたか?まさかレイバンのスパムバナーを踏んでたりしませんよね?

エンジニアに限らず、オフィスで働く人の多くが日がな一日LCDモニタの画面を凝視しています。休憩時間や昼休み、職場への通勤、果ては自宅でくつろぐ間もスマートフォンやノートPCを眺め続けていることと思います。

こうした人々がメガネに十分なお金をかけるべき理由について、今回は私の体験のみを元に帰りの電車内で一気に描き下ろしてみました。残念ながらメガネ業界・眼科業界から何もいただいていないので、本記事はあえて外部リンクなしで通しています。

対象となる人

面倒なので「メガネをかけたエンジニア」と一括りにして書きますが、デザイナーやプロジェクトマネージャーなど、長時間にわたって目を酷使する人々ならすべて対象です。

対象でない人

メガネをかけていない人。

ただし早い人は40歳ぐらいで老眼が顕在化するので、そのときに思い出していただければ結構です。コンタクトレンズはほとんど使ったことがないので何も知りません。

エンジニアがメガネにお金をかけるべき理由

高価な買い物を投資と見た場合、投資に対する効果を見定めるうえでシンプルにして最強の原則があります。

それは長時間使い続けるものに投資を集中することです。めったに使わないものに金をかけるのは趣味であり道楽です。

なお本記事で言う「お金」や「投資」には、手間暇などのあらゆるコストも含めています。

私もご多分にもれず、おはようからおやすみまで一日少なくとも12〜16時間はMacbook ProやiPhoneを凝視しています。平日も休日も盆暮れ正月も変わりません。

風呂場ではさすがにしませんが、トイレにもごくごくたまにMacbookを持ったまま入ったことはありました。トイレで本を読む習慣がまったくないので、たぶんソファーに置くのを忘れたんだと思います。

どこからどう見ても、目を酷使し続けるただのネット廃人であり、行路病者です。

言うまでもなく、中学校から一貫してメガネ君です。

そんな私がお金をかけるべき要素は、もう以下で決まりです。

  • ノートPC
  • キーボード
  • メガネ

先の原則を軽んじていると、長時間使い続ける道具に安物を使い続けることになり、不便さとストレスと後悔を抱え込むことになります。他のアイテムはほっといて、メガネについてのみ説明します。

メガネのどこにお金と手間暇をかけるべきか

レンズと検眼です。以上。

で終わってはあんまりなので補足します。

レンズ

カメラ好きや光学機器メーカーで働いている人や天体観測が趣味な人の方がずっと詳しいと思いますが、近年の値段の高いレンズの性能は驚異的です。どこがどう凄いのかは各自ぐぐってください。

移動中につき何もググらずに書きますが、今どきの高級レンズはプラスチック化されて羽根のように軽くなり、精緻を極めた非球面設計やバウムクーヘン並の多層化のおかげでレンズのエッジの収差は極限までキャンセルされて有効視野も飛躍的に拡大され、傷防止コーティングも大幅に強化されています。

この装用感は安いレンズでは絶対に得られません。

ここにめいいっぱいお金をかけることで、最大の投資対効果を得ることができます。ものすごい額を使えとは言いませんが、今のメガネの倍、できれば3倍ぐらいの額を張り込みましょう。

CPUは10倍速くなってやっと体感で2倍ぐらいですが、メガネは今の倍額以上つぎ込めば3倍増ぐらいの手応えがあります。

参考: ブルーカットフィルタ

最近流行りのブルーカットフィルタについては、それが効くのかどうかを検証したことはありませんが、たとえプラシーボだとしても自分がそれで満足できるならためらわずに付けましょう。

ブルーカットフィルタの効果を自分が検証するには、ブルーカットなしのメガネとありのメガネを交互に装着して確認しなければなりませんが、自分の身体を張ってA/Bテストを実施するつもりはありません。

当然私はブルーカットを付けました。色は一番薄いのにしたので、この記事を書く今までそのことを忘れていたほどです。

検眼

これもレンズと同じぐらい重要です。

必ず眼科で半日かけてみっちり検眼を受けること。そして処方箋をメガネ屋に持ち込んでメガネを作り、届いたら後日必ず眼科に行って再チェックしてもらうこと。

再チェックは、どんなに忙しくても怠らないでください。

メガネ屋さんにもごつい検眼ツールがずらりと揃っていますが、これはあくまで簡易検査用です。正式な検査のためには点眼薬で瞳孔を開く必要があり、この点眼薬は眼科でないと処方できません。

点眼薬を使った検査には半日かかりますし、点眼後は終日物がまぶしく見えてしまうので仕事になりません。検査当日に急な仕事が入らないよう準備しておきましょう。

注文や希望を徹底的に伝える

ここがもっとも重要です。眼科での検査で気付いた点があれば遠慮せずにその場でどしどしお医者に言いましょう。メガネの性能は検査で決まると言ってもよいので、もじもじしている場合ではありません。

散髪じゃありませんので、「あ…適当でいいです」で済ませないように。

特にメガネの主要な用途をお医者とメガネ屋さんに必ず告げてください。液晶画面を真正面から眺めることが多いのであれば、それに合わせて最適化してくれます。ノートPCを膝に置くことが多いならそれも。

メガネができあがったら

処方箋をもらったらメガネ屋でレンズとフレーム一式を発注します。

新しいメガネを装着すると、最初のうちはピントが合いすぎてつらく感じることがありますが、それは予定どおりなので「失敗した!」と後悔するのは早計です。お医者やメガネ屋さんにもよりますが、一週間もすれば落ち着くと言ってくれるはずです。

一週間経過してもつらさが軽減しない場合は、職場がどんなにブラックであろうと脱出して即眼科に行きましょう。

メガネ屋の甘い誘惑

メガネ屋さんはメガネを売りたくて仕方がありません。良心的なメガネ屋さんなら付き合いのある眼科を紹介して処方箋をもらってくるよう依頼するものですが、成績を伸ばしたい店員は店内の検眼ツールで済ませてとっとと買ってもらおうと働きかけることがあります。

今どきそういう店員はめったにいないと思いますが、この誘いに乗ってはなりません。早く済まして深夜アニメをチェックしたいのをぐっとこらえましょう。

メガネ屋さんではフレームを選ぶにとどめ、信頼できる眼科医を紹介してもらってください。まともなメガネ屋さんならそうした眼科医を自信を持って紹介してくれるはずです。

参考: フレーム

フレームは完全に趣味でよいと思います。自分に似合うもの、気に入ったものなら何でも構いません。セルロイドでも白フチでもべっ甲でも鎖付きでもお好きなものをどうぞ。今使っているフレームを使い回すのもおk。

私の場合は軽くて頑丈なチタンフレームにしましたが、おかげでどんなに酔っ払ってもメガネがひん曲がることがぴたりとなくなりました。長年使ったせいで塗装がややハゲチョロケになってますが、性能はまったく衰えていません。だからといってチタンを推すつもりもありません。

無理にとは言いませんが、せっかくなのでこの機会にフレームも新しくしてみるとよいかもしれません。

とはいうものの、エンジニアの皆様の中にはメガネのフレームを選ぶなどというチャラいことに時間やエネルギーを使いたくない方も大勢いらっしゃると思います。同意です。私もまるっきりそれで通してきたので。

そういう方には、ぜひ女性を伴ってメガネ屋に赴き、その方々にフレームを選んでもらうことを最短のソリューションとしておすすめします。自分に似合うフレームをずばり選ぶうえで、女性からのアドバイスは効果絶大ですし、何といっても楽ちんです。同伴するのはもちろん女性でなくても一向に構いません。

その場では「えー、これかっこよすぎじゃね?」と思っても、あっという間に慣れます。

別に彼女や奥さんや愛人でなくても構いませんが、母親や姉や妹だと主観が混入しやすいので、いとこや伯母・叔母のような近すぎない親戚や学校の知人、職場の同僚がお手頃です。お花でも着物でも絵でもいいので、多少そういう心得のある人だとなおよいでしょう。かわいい小学生女子の同伴は、私以外にはおすすめしたくありません。

面倒がって女性店員に選んでもらおうとすると、高いフレームを売り付けられるかもしれません。高いのはレンズだけで十分です。

フレームを選んでもらったら同伴者へのお礼を忘れずに。飯をおごることすらスカッとスッキリ忘れていたことをたった今思い出した私からのお願いです。

結果

以上の難関をクリアすれば、それまで安いメガネで済ませていた人ほど別天地のような快適さに打ち震えることでしょう。

私の場合、それまで長時間作業したり本を読んだりするとたびたび眼がしょぼしょぼして困っていたのですが、レンズを新調した結果、今では1日18時間のネット三昧でもびくともしません。

後は年に一回、長くとも3年に一回は眼科で検眼しましょう。眼のコンディションは時間とともに変わります。

皆さんもレンズを新調して、快適なネット三昧の日々にまみれて一生を終えてみませんか。

あとがき

私の場合、たまたま結婚相手のご両親がそれぞれ眼科向け医療機器メーカーの営業職&メガネ屋勤務だったため、上のプロセスで手を抜きたくても抜きようがなかったという事情が幸いしました。それなくして、私のような横着者がどうしてちゃんとしたメガネを得られたでしょう。

眼科でもらった処方箋を持って帰って一応ご両親に見せると、その場で二人して処方箋の数値を厳しくレビューしていてビビりました。分野は違っても、プロはさすがですね。

あまつさえ「あそこ、奥さんに財布握られてるのよね」と検眼してもらった眼科の裏事情まで握っておりました。

ここまで一気に書いてしまった以上、この記事から当該眼科およびメガネ屋にリンクしたくてもしようがない事情をどうかお察しください。

追伸

海外出張される方や徴兵された方は、ぜひ同一のメガネを3つはあつらえておきましょう。出張先や戦場でメガネが使えなくなるとマジで身動きが取れなくなります。

追伸2

これ面白いので誰か買ってみてください。

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この記事の著者

hachi8833

Twitter: @hachi8833、GitHub: @hachi8833 コボラー、ITコンサル、ローカライズ業界、Rails開発を経てTechRachoの編集・記事作成を担当。 これまでにRuby on Rails チュートリアル第2版の半分ほど、Railsガイドの初期翻訳ではほぼすべてを翻訳。その後も折に触れてそれぞれ一部を翻訳。 かと思うと、正規表現の粋を尽くした日本語エラーチェックサービス enno.jpを運営。 実は最近Go言語が好き。 仕事に関係ないすっとこブログ「あけてくれ」は2000年頃から多少の中断をはさんで継続、現在はnote.muに移転。

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