今年最も刺激を受けた自己啓発書に、2009年の最終週に出会いました。
内田和俊氏の 「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか という書籍です。
数多くのビジネスリーダーのコンサルティングを毎年重ねている内藤氏が
依存する人だけでなく、変化を起こす人に対しても自己啓発の術を提案してくれます。
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元々は社内の、タイトル通りの問題を解決するために購入したのですが、
2010年の会社全体の今後を見直すキッカケになりそうです。
私自身のあり方と今後の目標の軸を良い方向にずらしてくれました。
AMAZONの2009年売れ筋ランキングに食い込んでいるのは伊達ではないですね。
特に、最近下記を一つでも感じたことがある人には、読むべきと思います。
*誰も私を認めてくれない、誰も私を解ってくれない
*苦手/嫌いだから、この仕事はやりたくない
*この仕事はやったことがないからできるかわからない
*時間がいくらあっても足りない
*プライベートな時間が圧迫されている
*資格を持っていないとこの先苦労しそう
*最近変化が足りない、刺激が足りない
*人間関係が面倒だな、ちゃんとリターンがあるか?
*難しい仕事/自分の評価にも繋がる仕事は人に任せたくない
*失敗はあまり人に知られたくない
*いつになったら部下の成長して自分を助けてくれるんだろう?
*自分の苦労がなぜ伝わらないのかいまいち解らない
*自分よりも経験が浅い人間の苦労がいまいち解らない
*人によって、伝えたことが実行されていないことがある
*何がいけないかはわかるが、解決策が思いつかない/実行できない
*いうことを聞かない人がいるので、いうのをやめる
*やるべきことを決断する前に、やるべきかを考える癖がある
*半年先、1年先、3年先、5年先、10年先、その後何をしたいか明確ではない
まあ、一つも当てはまらない人はいないかもしれませんね。
第1章では、
人間を仕事力(職務遂行能力)と仕事方法(精神的熟成)の2次元の評価基準で
いくつかのレベルに分類しています。成長方法および対処方法も教えてくれます。
年下でも技術的・精神的に優れている人間は数多くいますし、
年上でも残念ながら劣っている人間はいます。
皆レベル1から始めて、時間をかけて少しずつ上がって行くのですから、
重要なのはそれを事実として認め、何をすべきかを考えるべきですね。
その考えるキッカケを本書が与えてくれます。
そして、技術も精神も優れているのに、人間関係で癖のある人がいます。
第2章以降はそういう方に向けたコンテンツだと、私は感じました。
チームワークや共同作業が苦手だったり、
下手に頭が良くてコミュニケーションを省略したりで、
私の業界では、特にそういう方が多いように感じます。
例:技術はあるけど、話しかけにくい。
例:正しいこと言ってくれるけど、相談したくない。
良い人なんだけど仕事では組みたくない人、の真逆ですね。
厳しいことを言ってくれる人は貴重だけど言い方が手厳しい人が多いですね。
受け入れやすい“言い方”や“伝え方”を紹介してくれるので、一見の価値はあります。
そのほかにも、経営指南とも取れる要素もあり、大変楽しませてもらいました。
社内においておきますが・・・最近ブログで書いた本が社内から消えることが多いです。
私物なので読んだあとはお返しくだされ。(T。T)
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