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コミュニケーションの主導権は「聴き手」にある

先日書き始めた書評/感想の続きの続きです。

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周りの人間だけでなく客先に慕われる人間は例外なく聴き上手です。
弊社にもそれに当たる人間がいます。
随所で面白いコメントを入れてくるところも当然目立ちますが、
何度か一緒に行動していると、
彼が相手を気持ちよく話せるような空気を作っていることに気付きます。

類稀なスキルやノウハウがあるわけではありませんが、
周りから一緒にまた働きたいというフィードバックや
お客様からも同様の声が挙がったりするのでびっくりします。
悔しいことに彼には私と違って天性の才能があるように思いますが、
内田和俊先生の書籍を読むと、鍛えられる部分はまだまだ
多分にあることが解ります。

決して小難しいノウハウがあるわけではなく、
事実の認識して、人の話を聴く姿勢を改めるだけです。

私はコミュニケーションには漠然とした苦手意識があって、
先生が列挙する悪い例に当てはまることもしばしばです。
幸い、すぐに直せるポイントは、幾つもありました。

逆に、人に「伝える」ことが上手な方も、
相手の気持ちを組みとって話すことで
より魅力的な伝え方ができるようになると思います。

何故ならこの書籍は、コミュニケーションが苦手意識がある方と、
コミュニケーションが得意だと“勘違い”してしまっている方向けです。

私の業界では、特に下記のようんが人が多いです。

そもそも対話することが億劫な人
落ち着いて人の話を聞いていられない人
議論になると相手を理詰めしようとする人

自分の個性を否定せずに、あるいはスキルに過信せずに、
一度目を通してみると必ず新しい発見が幾つかあります。

心に残っている下記の内容もまとめようか迷いましたが、
要約することが目的ではないので今回は割愛します。
●聴き方には複数種類あり、それぞれにメリットとデメリットがある。
●それらを認識した上で、最適な聴き方を適時判断して使い分ける必要がある。

本棚に入れておくので、社内の人間はよかったら見てみてください。


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