エンジニア20名の会社で何人もエンジニアのインターンを受け入れてみて学んだこと

こんにちは。BPSという20名ちょいのエンジニア主体の会社で、エンジニアリング”じゃない”業務を主に担当している渡辺です。日本語の練習を兼ねてブログを書いていたのが、割と本心で書くとえらく拡散していただいたり、批判をいただいたりするので、恥ずかしくて最近はおとなしくしてました。長男がお受験をしてたこともあり、私の名前を検索したときに変なものがでてこないようにしてました。でもそれ終わり、再開します。会社の皆にもTechRachoを更新してほしくてお願いしているので、まずは僕から再開してみようかと思っています。今回はエンジニアのインターン生、そしてインターンシップについて考えをまとめます。自分向けのログみたいなものですが、これからインターン受け入れしてみようかな、と思っている開発会社にとって多少の参考になれば幸いです。

近年のインターンシップ

過去のインターン生

採用したいけれど大手メディアに掲載するほどの資金力も有効活用できるほどの知名度もないので、成果報酬型の採用メディアとインターンシップを組み合わせている企業さんも多いのではないでしょうか。インターンシップは本来採用とは関係ないものだ!と最近聞いたり読んだりします。でも語源や言葉の定義なんて本質ではないのでどうでもいいです。採用に繋げられるなど何かしらのメリットがあるから企業はインターンシップを試みるし、それを斡旋する業者も、ぜひ採用につなげてください!応援します!応援費をください!と言うので、いまや企業にとってインターンシップは採用手段の一つです。学生にとっても、就活時に周りと差をつける手段の一つです。とはいえ、最近だとインターンしていない学生のほうが稀なので、むしろ学校にこもってひたすら勉強している学生のほうが希少価値があるかもしれませんね。どうせ社会にでれば実務経験は得られるし、最近のインターンシップは採用や広報を兼ねているせいか実務経験の辛い部分は浮き彫りにならない仕組みで運用されてますし少しずつ考え方を時代にあわせてシフトさせていくべき頃かもしれません。ちなみに以下が弊社が打ち出しているエンジニアのインターンのメリットです。

エンジニアインターンシップのメリット

そんな時代背景の中、インターン生にはいきなりOJTといって現場に放り込んで一緒に試行錯誤する方針(笑)の弊社には、だいたい月に1-4名程度のインターンシップ応募があります。以前からお世話になっている大学の研修室からご紹介頂くケース、TechRachoを見てく興味をもってくださったケース、インターンシップを紹介するメディア経由で応募していただくケースと、様々です。応募数だけをとれば、会社規模の割に多いほうなのではないでしょうか。感じたことをまとめていきます。

エンジニアのインターン生の種類

エンジニアではなく、エンジニアになってみたいインターン

これまで何かを開発した経験やプログラムを勉強してきたわけではなく、これから勉強したいという学生さんが多いですね。弊社だと、だいたい応募者の約三割がこれです。学校で勉強していても社会でどういうふうに技術が使われるのかいまいちわからない、勉強だけだとお金をもらえないからバイトをかねてやってみたい、開発する学部じゃないのでもっと本格的にやってみたい、ではなく、弊社にきて初めてプログラムを書いてみたいという学生さんです。企業側はインターンシップから採用に繋げたく、学生はスキルアップを目標に来てくれているので、多少の歩み寄りは必要です。といっても、独学でやるのとさほど内容はかわりません。ネットのチュートリアルを進めてもらい詰まったら助けてあげる。それが終わったら昔の案件を掘り出してきて、それを進めてもらう。この程度です。学生さんが悪いとかインターンシップが危険というわけじゃなくて、こういうものだとわかって会社の方針レベルでどう対処すべきかを事前に決めておくとお互いのタイムロスを防げるかと思います。

エンジニアリングは仕事でやると嫌いだと気づいてやめるインターン

多少手を動かした経験があれば、まるで魔法のように開発できる人をみて憧れを感じることは誰にでもありますよね。好き勝手に書いていたプログラムをデザインパターンに合わせてリファクタするならまだしも、既存プログラムの負の遺産や共同開発者の癖にあわせて自由がないことも多々あります。魔法のようにクリエイティブに見えた仕事も、業務内容によっては繰り返しのルーチン作業を伴うこともある。また、業務でエンジニアリングを行うということは、自分のためではなく使ってくれるユーザや企業のために開発するということです。楽しそうだけど無駄な機能はやっぱり作らないという判断もあるし、前に作ったことがあるけどユーザにとって大事であればまた作ることもある。これらに耐えられないインターン生から、エディタと8時間近くにらめっこすることが耐えられないインターン生、先輩をみて才能に自信がなくなるインターン生と、様々です。もともとインターンシップは学生にとって自分の将来探しの側面も兼ねているため、こういうことは多々発生します。これも、インターンシップとはこういうものだと予め覚悟とその後の対応方針をきめてインターン受け入れを始めることをオススメします。

一人で勉強し続けられるほど熱意はなかったので企業側が放置するとやめるインターン

殆どのインターン生がチュートリアル通りに何かをつくってみるところまでは途中退場せず完了させるインターン生が多いとわかりました。手取り足取り何をすべきかをまとめてあるサイトをみながら、そのとおりに手を動かすと、費やした時間のぶんだけ必ず成果がでる。わからないところがあっても大抵ググればどうにかなるし、インターン中ならつまづくところはみんな同じなので、周りもそういう話しを和気あいあいとしながら助けてくれる。自分の成長を実感できる。たしかに、やったことがある、チュートリアルまで完了した、というのは大事な経験ですし、とても大きな第一歩だと思います。自分で頑張ってもみないで遠くからごちゃごちゃ言う人も多いなかで、僕はやってみるという決断をして、チュートリアル完了までやりぬいた人も賞賛されるすべきと思います。ただし、初級の授業を学校で受け終わったレベルにも達していないこともまた事実です。チュートリアルを終えた程度だと当然業務に開発メンバとして参加できるわけでもない、仕事じゃなくても本当に作りたいものが作れるわけじゃない。でもそこから先は作りたいものをある程度自分で決めて作らなければならない。もがくしかない。ここらへんで企業側がチュートリアルのかわりをしっかり指導し始めなければいけないので、手間がふえてちょいちょい手を抜きがちです。頑張ってほしいなーと悠長なことを考えている間に、学生は次のインターン先を探し初めていることがあるのでせっかくの縁を棒に振りたくなければケアが必要です。

まとめ

最近は特にエンジニアは売り手市場なので、エンジニア向けインターンシップを紹介するメディアが増えてますね。週に1回以上は新しい媒体の営業電話を受けます。そのせいか受け入れ側の企業も”次がある”と思って手を抜き、学生さんも同じ思いなのですぐに移る、といった話しを似た規模の開発会社さんからよく聞きます。採用と同じで、人は数撃ちゃあたる戦法はうまくいきませんね。そしてとりあえず採用できればわけでもない。一つ一つの出会いと大切にしつつ、会社としての教育環境向上、そもそもの就業環境向上を目指し、その結果出会いが増えるのが最も自然ですよね。今年のBPSは、それをします。ようやくそれに力をいれられるようになってきたのです。

というわけで(?)

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採用後のエンジニアキャリマップ

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この記事の著者

渡辺 正毅

1984年生。サンフランシスコ育ち。大学から憧れの日本に留学し、そのまま移住。2006年慶應大学SFC卒。2007年BPS株式会社設立。いい国ですよね。もっとよくしたい。好きになってくれる人を増やしたい。

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BigBinary記事より

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