銀行借り入れの練習してみました。タイミングについて思うことや、実施時の注意点など。

記事内容、多少デリケートなので迷いましたが、まあ社内へのお知らせも兼ねる、ということで。取引銀行や金利の詳細な数字については割愛させていただきます。

銀行借り入れの背景

今までも弊社資金が潤沢だった理由

取引してくださっている企業さんで弊社の決算書を求めてくれた方々もご存知のとおり、資本金と同額の借り入れがあります。銀行でなく役員の貸付によってキャッシュを必要以上に潤沢にしています。

過去数年にわたり、役員の資産を会社に貸し付け続けて、内部留保以上のお金があったときにどういった経営ができるか、を試してきました。もともと経営に熟練した役員がいないので数年かけて小刻みに勉強投資してみて経験値をためたいな、が思惑です。

いきなり外部から大きなお金をかりて

  • 気持ちが大きくなりすぎても
  • ビビリすぎても

成功と成長の妨げになるので、

  • ふっとばすなら自分たちの貯金だから慎重にやろーぜ、とはいえ、
  • 自分たちの貯金なら最悪ふっとばしてもかける迷惑は最小限に留められるからいろいろ試そうぜ

と決めてやってきました。

そろそろ経験値たまってきたし、個人と会社の資産を分離してみる

40名を超えて、そろそろ体裁も大事かなって。どベンチャーでかわいいな、とも思ってもらえなくなってきたし、だからといって安心して任せられる会社規模だな、って思ってもらえるわけでもない。

取引してくださる会社さんも増えてきており、役員からの借り入れが多い会社は

  • 個人と会社の分離がなされていないのではないか?
  • 銀行から借り入れがないということは銀行の審査に耐えうる財務体制がないのではないか?

と知らず知らずのうちに値踏みされているケースも過去にあったのはでないかということを危惧し、今回借り入れを試みております。

手前味噌で恐縮するものの、優秀なメンバが多く集まってきてくれるのをみると、

  • まだまだもうちょっと成長できるのではないか?
  • そうなると個人資産どうこうでどうにかなるような話を近々超えるのではないか?

という淡い期待もこめての準備でもあります。ふふふ。

こういった施策は直接的にも短期的にも収益を生むものではないので、タイミングは心の準備が整ったとき、と思ってます。僕の心はいま、経営者としての幅をこういった方面で広げて会社を支えられるようにしたいと言ってる。

銀行借り入れは練習のため、それと、今後の信頼構築のため

  • 本当に必要になってきてからでは遅い(かもしれない)。
  • 必要になってから右往左往したのではチャンスを最大限に活かす金額を調達できない(かもしれない)。
  • 経験が乏しいと一番大事な瞬間に判断を間違える(かもしれない)。
  • 財務状況が悪くなってからだとそもそも調達できない(かもしれない)。
  • 信頼関係を銀行さんと構築できていないと高めの金利で調達することになる(かもしれない)。
  • そして信頼関係を気づけていないと情報が少ないので現在予想できている範囲内のことにしか対策を打てない。

というわけで、予行演習です。

このタイミングで予行演習すること自体が正しいのかどうかについては、経験不足のためよくわからないです。でも多少余裕があって気持ちがノッたときにやっておかないと、目の前の仕事で忙殺されちゃいますからね。

特に年末のこの時期は取引先も休業しはじめてたり、そうでなくても年末年始モードに突入して新しい仕事は減っていたりしますよね。経営難に落ちいいってなければこの時期、経営者は暇なはず。スタッフはもうこれ以上、仕事増やすなって思ってるはず。そして銀行さんは営業してます。というわけで、やるなら今でしょ。

銀行借り入れの流れ

以下、複数の銀行と話し合い、金利含めた条件がいいところを選定。

銀行とのやりとり

決算書含めていろんな書類(文末参照)を見せろと言われます。予め用意しておいてもいいですね。書類必要ですよ、という説明に30~60分程度付き合わされるので。また、初取引で会社規模が中小というよりも零細企業に近いと保証協会や連帯保証が必要と言われます。

注意点としては、複数の銀行から保証協会への申請は同時にできないらしいので、”とりあえず審査だけうけましょう”と言われても、保証協会を取り次いでもらうまえに、その銀行の取り分(金利)を話しあったほうがいいです。弊社はそれを知らずやられました。

余談ですが、保証協会は銀行側のリスクを軽減する役割なのに、なぜ借りるほうがその代金を支払うのでしょうね?

保証協会とのやりとり

銀行とのやりとりとあまり変わりません。銀行と、ほぼおなじ業務内容ですしね。

銀行とのやりとり2

保証協会の審査が終了したあとに銀行との利率の交渉が始まります。保証協会の前に話し合っておけばよかったな。とりあえず最初に提案された利率の半分以下までガンガン下がりますよ。ただ、こういう罠にはまった感が残るといずれにせよ借りたくなくなっちゃうとおもうので、皆さんも気をつけてください。一度話が保証協会含めて先に進んじゃうと、他銀行と並行して同条件の交渉ができなくなる。

銀行借り入れの事前準備

  • 過去3期分の決算書、直近の試算表
  • 法人の納税証明書その1(法人税)の原本
  • 「中小企業会計に関する基本要領」の適用に関するチェックリスト
  • 「中小企業の会計に関する基本要領」に基づく保証料割引制度の利用に関する確認・同意書
  • 定款、商業登記簿謄本/履歴事項全部証明、
  • 法人の印鑑証明書、代表の印鑑証明書
  • 法人印、法人銀行印、代表実印(連帯保証がある場合)

中にはなにこれ?と思われるものもあるかもしれませんがいずれにせよ求められるのでググってください。私は財務のプロではないので下手な説明加えるのはやめます。

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この記事の著者

渡辺 正毅

1984年生。サンフランシスコ育ち。大学から憧れの日本に留学し、そのまま移住。2006年慶應大学SFC卒。2007年BPS株式会社設立。いい国ですよね。もっとよくしたい。好きになってくれる人を増やしたい。

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