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記事内容、多少デリケートなので迷いましたが、まあ社内へのお知らせも兼ねる、ということで。取引銀行や金利の詳細な数字については割愛させていただきます。
取引してくださっている企業さんで弊社の決算書を求めてくれた方々もご存知のとおり、資本金と同額の借り入れがあります。銀行でなく役員の貸付によってキャッシュを必要以上に潤沢にしています。
過去数年にわたり、役員の資産を会社に貸し付け続けて、内部留保以上のお金があったときにどういった経営ができるか、を試してきました。もともと経営に熟練した役員がいないので数年かけて小刻みに勉強投資してみて経験値をためたいな、が思惑です。
いきなり外部から大きなお金をかりて
成功と成長の妨げになるので、
と決めてやってきました。
40名を超えて、そろそろ体裁も大事かなって。どベンチャーでかわいいな、とも思ってもらえなくなってきたし、だからといって安心して任せられる会社規模だな、って思ってもらえるわけでもない。
取引してくださる会社さんも増えてきており、役員からの借り入れが多い会社は
と知らず知らずのうちに値踏みされているケースも過去にあったのはでないかということを危惧し、今回借り入れを試みております。
手前味噌で恐縮するものの、優秀なメンバが多く集まってきてくれるのをみると、
という淡い期待もこめての準備でもあります。ふふふ。
こういった施策は直接的にも短期的にも収益を生むものではないので、タイミングは心の準備が整ったとき、と思ってます。僕の心はいま、経営者としての幅をこういった方面で広げて会社を支えられるようにしたいと言ってる。
というわけで、予行演習です。
このタイミングで予行演習すること自体が正しいのかどうかについては、経験不足のためよくわからないです。でも多少余裕があって気持ちがノッたときにやっておかないと、目の前の仕事で忙殺されちゃいますからね。
特に年末のこの時期は取引先も休業しはじめてたり、そうでなくても年末年始モードに突入して新しい仕事は減っていたりしますよね。経営難に陥ってなければこの時期、経営者は暇なはず。スタッフはもうこれ以上、仕事増やすなって思ってるはず。そして銀行さんは営業してます。というわけで、やるなら今でしょ。
以下、複数の銀行と話し合い、金利含めた条件がいいところを選定。
決算書含めていろんな書類(文末参照)を見せろと言われます。予め用意しておいてもいいですね。書類必要ですよ、という説明に30~60分程度付き合わされるので。また、初取引で会社規模が中小というよりも零細企業に近いと保証協会や連帯保証が必要と言われます。
注意点としては、複数の銀行から保証協会への申請は同時にできないらしいので、”とりあえず審査だけうけましょう”と言われても、保証協会を取り次いでもらうまえに、その銀行の取り分(金利)を話しあったほうがいいです。弊社はそれを知らずやられました。
余談ですが、保証協会は銀行側のリスクを軽減する役割なのに、なぜ借りるほうがその代金を支払うのでしょうね?
銀行とのやりとりとあまり変わりません。銀行と、ほぼおなじ業務内容ですしね。
保証協会の審査が終了したあとに銀行との利率の交渉が始まります。保証協会の前に話し合っておけばよかったな。とりあえず最初に提案された利率の半分以下までガンガン下がりますよ。ただ、こういう罠にはまった感が残るといずれにせよ借りたくなくなっちゃうとおもうので、皆さんも気をつけてください。一度話が保証協会含めて先に進んじゃうと、他銀行と並行して同条件の交渉ができなくなる。
中にはなにこれ?と思われるものもあるかもしれませんがいずれにせよ求められるのでググってください。私は財務のプロではないので下手な説明加えるのはやめます。