評価も上司も選挙で決められるように体制をひっくり返してみた。

爆笑写真忘年会

20名の開発会社です。人が増えてきた。体制かえないと公正でなくなる。

弊社は20名前後の開発会社です。事務のおねえさんと開発経験のある営業2名以外は現役エンジニアです。これまで上下関係は完全に技術スキルで決まっていましたが人員増加に伴い働き方に対する価値観や細分化されてきた業務で各々が培うスキルや経験の多様化から、評価と上下関係の仕組みを見直すことにしました。

スキル評価 × やる気評価 の限界がきたら会社が成長するとき。

最初は皆モチベが高いのでもっぱらスキル評価

業務領域が狭くて皆同じような業務をしていた時期は、求められるスキルもハッキリしていて評価項目も170程しかなく、「できるかどうか」と「どのくらいできるか」が評価軸でした。これを突き詰めて評価を高めていくと以下のように役職があがり評価と給与もあがる仕組みでした。設立間もない時期に、世の中の誰もやってないことを固定業務にできている可能性は低くて、自社サービスと呼ばれる多少の差別化ポイントと比較的素早く高品質なもの作れるってのが開発会社によく見るのスタート地点だと思います。与えられた仕事を処理する能力、不必要な仕事が発生しないようにする能力を評価するわけですね。

キャリアマプ

まあ技術主体の集団ってこうなりがちですよね。役職の名前の付け方は会社さんそれぞれですね。ちなみにうちのスキル評価の一例はこちらです。TECHRACHOを見てくださる方はWEBエンジニアよりなのでそれっぽいのを抜粋しています。各技術トピックにつき筆記試験と口頭試験があって、その点数で評価が決まっています。これは今も続けています。試験を作るのも実施するのも評価するのもめちゃくちゃ大変なのですが以外と楽しくて、受ける方も何を学習すればいいかの目安になるので好評です。

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人が増えてくると気持ちの面で差がでてくるのでモチベも評価しだす

組織としての競争力を意識するようになってくると同じエンジニア同士でもそれぞれの役割がが異なってきたりそれこそ営業活動を意識するようになってきたりします。業務を拡大するにあたって、必要な仕事を作り出す能力も必要になってくる。企画とか広報とか法務とかですね。これらを活かすためには多少毛色の異なる人たちが、協力しあって成果を出すという能力を定量化して評価していく仕組みが必要になります。

主体性とか活用力とか知識とか技術力とか

うちですと、「主体性」や「やる気」といった曖昧な言葉に包括される「なんとなく一緒に働きやすい」とか「この人と仕事すると上手く仕事が終わる」とか、大雑把にいえば「好き嫌い」を評価し始めたのがこの頃ですね。みんなエンジニアだったので、エンジニアリングに属さないことも演る人は「やる気」があるよね、みたいな。役員が全員の評価をしている時期って大抵こんな感じになりません?ある程度うまくワークしちゃうから逆に後から変更しにくくなるんですよね。うちもそう。今回はその殻を破って成長したい。うちだって20~30人の壁を超えてもっといい会社にしたい。取引先もスタッフも皆そのほうが喜ぶ。はず。

誰かのモチベが他の誰かのモチベに影響し始めるとき、組織として成長できる

新年会の写真も放り込んでみる
毎年評価制度や福利厚生を見直すために他社さんを参考にしてます。会社の役員が会社の文化にあわせて評価基準を決めることが多いですね。大抵は効率よく働いてもらったり長時間働いてもらったり周りとことなることに挑戦してもらったりするなどして、成長促進を試みたり当事者意識を強めたり経営者の思考をもったりしてもらうために評価や福利厚生を組み合わせて耳障りの良いまとめ方をしている。いいこと言ってる。たぶんうまくいく。これはこれでとても勉強になる。文化を明文化することは大事。どんな組織にも自分達のゴールにあった羅針盤があると安心して頑張れる。でもついていく上司は自分で決めたいものですよね。なので選挙方式にしてみました。20人の会社ですが開発チームは2つあるのでまず片方で実施してみました。Googleフォーム便利。以下結果の一部です。

総選挙

上司が評価する全権限をもっていると今までどおり好き嫌いでの評価で組織が嫌な偏り方をするので、相互評価する仕組みにしてみようという案がでたのでそれを採用してみます。

やまぴとの会話

仕事には多くの人が関わっているし、関わり方によって成果の見え方も異なりますからね。価値観のブレさえなければ多種多様な評価者と評価軸があってもいい。僕も会社の制度を考えるのは楽しいけど自己満足で終わらせるのは勿体無いのでこういうふうに色んな人と話せるのは幸せです。会社のことを好きになってくれたりなろうとしてくれてる人と話し合えること自体が嬉しい。

今回の取り組みの結果をまた別途報告します。またその成果次第で社全体に適用するかどうかと、評価や上下関係だけでなく福利厚生の作り方、事業の作り方にも応用しようかを検討する予定です。

なお、現在の福利厚生はこちら。

書籍購入支援

皆で100万円分の技術書を買っていいよ。勉強用に限定だよ。1年でリセットだよ。半分しか使われていないけど割と好評。

勉強会支援

勉強したときのご飯代100万円分まで。なるべく節約してね。1年でリセットだよ。殆ど使われていない。ダメだ。

情報処理技術者資格取得支援

試験代は支払います。受かったら10-35万円支給します。図書は書籍購入支援制度を使ってください。申請したらちゃんと受けに行ってね。30歳までだったけど平均年齢あがってきたから今年年齢制限なくすかも。

出産祝い金

出産育児一時金 42万円、出産育児付加金 9万円。よくあるやつです。

伊藤屋

“ねえさん”こと伊藤さんが毎日お菓子やドリンクを仕入れて冷蔵庫に配置してくれています。いずれも100円です。種類が豊富でとても人気です。

10時前でに帰って

22時すぎると罰金です。徹夜は健康に悪いです。

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この記事の著者

渡辺 正毅

1984年生。サンフランシスコ育ち。大学から憧れの日本に留学し、そのまま移住。2006年慶應大学SFC卒。2007年BPS株式会社設立。いい国ですよね。もっとよくしたい。好きになってくれる人を増やしたい。

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