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塾の経営に挑戦してみます(2) 始める前に気にすべきこと。強みや弱み、収支アッパー、利益率、その他自問自答したこと。

今回の投稿について

先日の投稿の続きです

いろいろと調べて収益計算をして、フランチャイズに加盟して運営するぜ、と決めるところまではサクサク進みました。

何がわからないかが見えてきた

ただ、いざ始めようかと考えた時に

  • どのエリア
  • どの物件
  • どういう人材

で始めるべきか、いろいろと悩みますよね。

何に悩み、どう決断したか

弊社の試行錯誤が今後誰かの役に立つことを祈り、

  • 気にしたポイント
  • 悩んだポイント
  • フランチャイズに加盟してよかったと感じたポイント

などまとめておきます。

教室は教室長の自宅から近いか?

教室を始める場所を探し始めるとき

  • とにかく生徒が集めやすい場所で
  • それも安い物件で始めたい

とついつい考えちゃいますよね。

固定収益を増やすのと固定支出を抑えるのは鉄則です。自分だけで新しいビジネスだけを始めるなら考えることも少ないですしね。でも弊社のように、優秀な人材をどう配置するのか?どう自社や本業とも連携していくのか?と考えた時、事情は変わりますよね。

責任者(教室長)となる人間が

  • 通いやすい
  • 働きやすい
  • トラブル時に対応しやすい

場所にするのは大事です。

どんな事業にも旗振りは必要です。中心人物になる予定の人よりも事業性や収益性を重視すると、その人物のモチベ、その人物に依存する推進力が弱まっていくものです。どんな仕事においてもそうですが、助けてくれる人の負担をさげるのは大事です。

教室は弊社(本社)から近いか?

この項目は別途事業をされている人向けですね。お察しの通り、どんな事業・サービスを営んでいたとしても、セールスやバックオフィスに需要があり、それは整えると固定支出を意味します。弊社の場合、過去10年間にわたり開発業務を続けてきた事務所が西新宿にあります。事務所自体は異なるとしても、仲間が近ければ、お互いに頼りやすいです。最初から一人で事業を始めるのは体力的にも精神的にも辛いものです。既にまとまったマンパワーがあるのであれば、有効活用できたほうがいいですよね。

フランチャイズ本部、他フランチャイジーから近いか?

この項目はフランチャイズ加盟店向けですね。弊社はトライが運営するトライプラス加盟店となることにしました。本部には全店舗の情報をもってますし、いろんな大手塾を渡り歩いてきた人材も揃ってますし、他店舗には聞きやすい成功例や失敗例が盛り沢山です。使えるものや人は近くにあると便利です。

集客力は?競合数は?

各年齢層の見込客数アッパー

自宅の近く、または学校の近くに通うので、

  • 半径1.5km圏内に公立小中高生が何名いるか
  • 半径1.5km圏内ににどのくらい小中高があるか
  • 生徒は卒業と入学で毎年何名いれかわるか

あたりは調べて小中高生で分離しておきたいところですね。

実際獲得できる客数

それに対して、

  • 最寄り駅や最寄りの小中学校付近の競合はいくつあるか
  • それらがターゲットとして年齢層(小中高)はどれか

あたりも調べておいて、アッパーに対して割り算しておきましょう。

調査はお願いできる

弊社には塾業界におけるこういった事前調査を行う経験者はいなかったため、まとめて、加盟しているトライさんに助けてもらいました。契約決定してなくても助けてくれました。

近くの競合に勝てそうか?

ちらっと周りの教室にも足を運んでみて、同じ条件でなら勝てそうか?あたりも知りたいところですよね。

生徒の契約数アッパー

弊社はトライプラスに加盟するため、基本的には1対2の個別指導です。この場合、生徒数はブースの数に依存するようです。理論上、1ブースでは月に20~30名を契約できるそうで、生徒が増えていくに連れ時間帯にある空き枠が埋まってきます。1ブースあたり30までもっていくのはそれなりに難しいとのこと。

弊社の場合、30坪程度で検討しており、そこには5ブースほどを計画しています。というわけで、まあまあ集客がうまくいったけど、予定合わせが運悪い場合は、5ブース×20名で、100人程度でしょうか。

補足情報

弊社について

BPS株式会社です。設立10期目のIT企業です。殆どがエンジニアかデザイナ。またはそれの出身者です。事業内容は電子書籍の商材開発と販売、塾運営関連の商材開発と販売、それと受託開発・商業デザイン・漫画翻訳です。今年4月には20名だったのが40名に増えました。来年3月までに60になります。そして来年、塾を開校します。

BPS株式会社の写真

筆者について

BPS株式会社の代表です。新規事業を作るのが好きです。特に序盤の皮算用。推進したプロジェクトで赤字に終わったものはない、はず。一人で黙々とルーチン作業するのが嫌いです。仕事は楽しく皆でとりくむものだと思ってます。ルーチンは機械に任せればいいと思ってます。だから皆で形作りができる新規事業が好きです。

塾を開校する理由

増床したけどまだスカスカな部屋を活用

お金に余裕ができました。本業で仕事が途切れることもなくなってきました。優秀な人が集まり続けるようになってきました。でも、人が増えて場所が足りない。増床するにしても今のオフィスも気に入ってるので引っ越したくない。いきなり大きく増床しても場所があまる。それなら、ちょっと大きめの場所を確保し、さらなる塾商材開発に活かすために、塾を開校します。

子育中の社員を支援する福利厚生として

若手が多い弊社ですが、そろそろお子さんをもつ方も増えてきました。会社の近くに住む方も増えてきました。会社の近くに塾や子供を預けられる場所があったら便利だし安心では?と願っています。

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