こんにちは、Genkiです。
渡辺などの記事にもありますが、今年度は採用にかなり力を入れており、
昨年度末で20人以下だったメンバーも倍の人数になりました。
20×2で40人です。
先日は、社内ゲーム部と称して朝までゲームをやったりと、
人数が増えることによって出来ることが増え、楽しい毎日を送っています。
ちなみに僕はポケモン勢で、好きなポケモンはコジョンドです。
この日の楽しい様子は2015年新卒のkatoが書いてくれるみたいなので乞うご期待!
今年はデザイナーさんや総務、採用アシスタントや写植アルバイトなど様々な職種の方を採用しました。
とはいえ、BPSはIT企業なので、エンジニア採用を中心にやっています。
・・・これは去年の5月頃に撮った写真かな。この時からは倍以上になっています。
BPSの採用フロー
採用の主なフローとしては、
- 採用チームによるスカウト配信
-
採用チームによるスカウト反応があったエンジニアとの面談実施(人柄や転職意思確認)
-
エンジニアによる技術面談(スキルチェックや条件決定)
-
内定
-
(必要な場合には)内定承諾のためのクロージング(with渡辺)
-
内定承諾&入社
となっています。
勿論、これはあくまでもベースで、2.と3.を一緒にやる場合もあれば、
特殊な例だと2.~6.が、当日中の3時間ほどで一気に進む場合もありました。
採用フローについて、それぞれ深く掘り下げていくと、割とボリューム出てしまうので、
今回は1.の採用チームによるスカウトについて詳しく書いていきたいと思います。
エンジニアなら誰でもウェルカム!・・・ではない
採用チームは誰かを採用するのが仕事ですが、だれかれ構わず採用すればOKというわけではありません。(当たり前か)
求人掲載の費用や面談実施・スカウト送付の工数、メディアに支払う成果報酬フィーなど目に見えるコストはもちろんですが、
入社した後、BPSのエンジニアとして独り立ちするまでに、慣れてもらう期間も必要です。
技術面談に参加してもらうエンジニアは社内でエース級と呼ばれる人なので、
その人たちのカレンダーを面談で埋めてしまっても他の業務に支障が出てしまいます。
僕ら自身もだれかれ構わずスカウトを送信していると、その送信と日程調整と面談実施だけで1日が終わってしまいます。
「今日はスカウトを配信するぞー!」と決めた日には数十数百といった人のレジュメを見ることになりますが、
個人のレジュメって、そこに働いた履歴が詰まっているのでじっくり読もうとすると時間がいくらあっても足りないんですよね。
エンジニアさんへのスカウトの返信率って1%いけば十分、というこのご時世なので、
じっくりやるよりは、効率重視でサクサクスカウト配信していくのが正解だと思っています。
いらすとやで「スカウト」検索してもこれしか出ませんでした。そりゃそうか。
本題
前置きが長くなりましたが、今回は、BPSの採用担当としてレジュメを見るときに
- どのような項目を
- どのくらいの重要度で
- どこを基準に
判断しているかを書いてみたいと思います。
求人サイトに登録しているエンジニアの皆さまが自身のレジュメを見直すきっかけになれば幸いです。
※BPSのエンジニアは見直さなくてOK、というか登録しないでください。泣きます。
じゃ早速書いていきます。
1) 年齢(重要度:★★★★★)
まず、全員年齢を見ます。
単純に年齢が◯歳より上だから(下だから)対象外にする、というわけではなく、
- 35歳以上ならエンジニア+αも期待して他の項目と照らし合わせる
- 25歳以下なら投資枠として他の項目と照らし合わせる
- それ以外なら即戦力になりそうか否かで他の項目と照らし合わせる
といったところでしょうか。
まぁでもここは見直そうと思ってもどうしようもないですね。笑
2) 学歴(重要度:★★★☆☆)
次に最終学歴を見ます。
ここではどこの大学が良いとか悪いとかではなく、
- 理系の大学又は院を卒業しているか
- 情報系の学科や専門学校を卒業しているか
を見ています。
文系=全員NGというわけではなく、
BPSは理系の人が相性が良いので、理系の人には積極的にスカウトを配信しています。
大学名だけでなく学部/学科まで書いてあると判断がしやすいので非常に助かります。
ちなみに僕は大学中退です。なので大卒ってだけで全員尊敬はしています。
3) 職務経歴書1(重要度:★★★★☆)
次に職務経歴書をまず軽くみます。
軽く、というのは
- 在籍期間
- 在籍中の職種
です。
在籍企業名や転職回数はさほど気にしません。
在籍期間ではちゃんと隙間なくお仕事をしているかを見ます。
大学卒業後の空白や、職と職の間の長い期間があると気になりますし、結果スカウト送付を見送る可能性が高いです。
フリーランスをやってたことを遠慮?して書かない人がいますが、空白のほうがよっぽど気になります。
有期雇用でも全然問題ないので経歴書に穴が無いように書くことをお勧めします。
本当に穴が空いてしまう時には、自由項目欄に補足説明があった方が良いです。
在籍中の職種については、キャリアチェンジ組ではないかを判断するために見ます。
元々、営業や他の職種をやっていたけど途中でエンジニアにキャリアチェンジした方は、
少なくとも今のBPSでは受け入れが難しいからです。
大学卒業後、一貫してエンジニアを続けている人を今はスカウトの対象としています。
4) 職務経歴書2(重要度:★★★☆☆)
その後で、経歴を少し詳しく見ます。
直近2~3つのプロジェクトに於いて、
- どんな言語/フレームワークで
- どの部分を担当したか
をざっと確認します。
プロジェクトの概要や規模、期間はさほど重要ではありません。
それらをしっかり書いてくれてはいるものの、
どんな言語/フレームワークを使ったのか、
上流をやったのか実装をやったのか運用メインなのかが読み取れない人が多いです。
職務経歴では、その人が何が出来るかを見たいのです。
BPSにも電子書籍をやるチームとWeb開発をやるチームがありますが、
そのどちらの職種でスカウトを送れば良いのかの判断もしたいのです。
どちらのチームとの親和性が高いか分からない人には、
「開発エンジニア」という浅く広くな職種でのスカウト配信をしますが、やはり反応率は低いですね・・・
また、ここでは、1.の年齢とも照らし合わせます。
30歳を超えてくると、やはりリーダー経験はいくつかやっていて欲しいですし、
若手で難易度高い部分を任されていたりするとエース候補として期待されていた可能性が高い、という判断になります。
5) 現年収/希望年収(重要度:★★☆☆☆)
これも1.の年齢との照らし合わせになります。
明確に◯歳なら◯円以上と決まっているわけではないですが、
年相応の年収から見て、希望年収が極端に高い人と、現年収が極端に低い人へのスカウト配信を見送っています。
6) プラス要素
以下の項目は記載されていると積極的にスカウトを配信したくなる項目です。
- 情報系の資格が豊富
応用情報処理や、情報セキュリティスペシャリストなどBPSが取得を推奨している各資格を持っている方に積極的に配信しています。 - 何を何年やったか明確に書いてある
最近だと、[PHP 3年][AWS 2年]などと色付きタグで見やすくなっている求人メディアも増えましたが、
そうでは無い大手の求人メディアだと、それらを職務経歴書から読み取って行く必要があります。
自由項目欄などにまとめて書いてあると、判断材料としてすごく助かります。 - GitHubやQiitaなどのアカウント、または成果物の記載がある
BPSの選考に於いて、今までにどんなソースコードを書いてきたのか、は非常に重要な指標です。
多くの紹介会社さんにも提出をお願いしていますが、見せられる成果物があれば是非見せてほしいと思っています。
人によっては技術面談をパスしたり、条件決定の+α要素になったります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
特に転職が初めて、という方はなかなか上手に職務経歴書を書くことができないと思います。
そんな時は、人材紹介会社に登録して作成をサポートしてもらうのがお勧めです。
特に、ITエンジニア特化型の人材紹介会社さんでは、エンジニアに最適化された経歴書のフォーマットを持っている場合が多いです。
もちろん、BPSへの直接応募も歓迎です。
自社HP経由であれば、(嬉しいので)ほぼ100%面談実施すると思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
少し早いですが良いお年を!・・・と思ったら年内あと1回更新予定でした。では、また。
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