[翻訳]RailsチュートリアルがRails 5.0に完全対応しました!(第4版)?

こんにちは、hachi8833です。

これまで私とともにRailsチュートリアルの翻訳に携わってきたYassLab代表の安川さん@yasulabのご尽力により、Ruby on RailsチュートリアルがRails 5に完全対応しましたので、ここに発表いたします。

注: 日本語版は「Ruby on Railsチュートリアル」または「Railsチュートリアル」とカタカナ表記し、原著の英語版は「Ruby on Rails Tutorial」または「Rails Tutorial」と英語表記します。

Ruby on Rails Tutorialは以前からRails 5に対応しておりましたが、今回差分翻訳およびフォーマットの整形などが完了し、このたび無事にリリースされました。安川さん、ありがとうございます&お疲れさまでした!

「第4版」について

少々紛らわしいのですが、Ruby on Rails Tutorialでは、Rails 5対応バージョンは第4版(4th Edition)と呼ばれています。第5版ではありませんのでご注意ください。

今回リリースされたRails 5対応のRailsチュートリアルは、Rails Tutorialの第4版をベースにしています。

第3版から第4版への変更点について、詳しくはRailsチュートリアルの歩き方(第4版)(SlideShareスライドp40より)が便利です。

「第3版」との切り替えについて

現在、Railsチュートリアルのトップページでは、旧版である第3版が表示されます。上の画像のお知らせ(ハイライト部分)で示されているとおり、2016年12月15日よりトップページにデフォルトで第4版が表示されるようになります

現在チュートリアルをご利用の方は、版の切り替わりにご注意ください。

こぼれ話: 翻訳について

今回のRails 5対応翻訳作業については私がまとまった時間を取れず、第1章の差分翻訳のみを担当いたしました。その他の章の差分翻訳や製版作業は、安川さんを中心として行われたことをお断りしておきます。

今回の版はRails 4対応の旧版の多くを継承していますが、翻訳自体のボリュームに加え、構成の変更などによる翻訳以外のリンクタグやスタイルタグの修正といったポストプロダクション・製版作業も予想外に多く、相当難航したそうです。本当にお疲れさまでした。

従来のRailsチュートリアルでは、HTMLと電子書籍の生成にRe:VIEW gemを使っていましたが、原著がsoftcoverで原稿作成されていたので、原著の環境に近づけるためsoftcoverへの移行も行ったのだそうです。

なお、softcoverはRuby on Rails Tutorial原著者であるMichael Hartl作のgemです。

翻訳手法の変化

Railsチュートリアルの翻訳方法は、今後変更されます。

従来はGoogle翻訳者ツールキット(GTT)を利用して大量翻訳を実現しました。
しかしGTTでは更新翻訳の作業が難しく、チュートリアルを更新するたびに大きな負担がかかっていました。

そのため、GTTを使わずに継続的に更新翻訳を行う体制の構築を安川さんたちがすすめ、完全に載せ替えが完了しました。継続的翻訳については、主にRailsガイドを題材としていますが、
How We Continuously Translate Tech Docs
(SpeakerDeckスライド)が参考になると思います。

安川さんからの発表

Railsチュートリアル の第4版 (Rails 5.0対応) をリリースしました! ?✨

http://railstutorial.jp/?version=5.0
Rails 5.0対応に注目されがちですが、個人的に一番の目玉は「演習」の大幅更新です? すべての章において演習の数が5倍〜10倍ほど増えていて (例えば第4章なら3個→36個)、また、演習も「章末にまとめて」ではなく「セクションごとに細かく」設置されるようになりました ?

? 第3版→第4版の改善点
http://www.slideshare.net/yasulab/railstutorialjp-4e#slides-40
また、今回もいつものようにhachi8833さんに第1章の翻訳を手伝っていただきました! ? ただ都合がうまく合わせられず、残りの第2章〜第14章は僕の方で翻訳しています (なのでここ2ヶ月ほど1人でずっとデスマーチしてました?)
 
内部の技術的には、ついに Google Translator Toolkit を卒業し、継続的翻訳システムに完全に載せ換えました! ♻️
♻️ 継続的翻訳システム
https://speakerdeck.com/yasulab/how-we-continuously-translate-tech-docs
GitHub 上の更新を自動的に追従翻訳できるようになったので、原著と訳文との開きをさらに短くすることができます (チューニング次第ですが、最短で1〜2時間ぐらいまで短縮可能) ?
 
最後に、第4版に合わせて、解説セミナーの動画販売も開始しました! ?✨ Ruby/Railsもできて収録/編集もできるハイスペックな FranLiber Inc. さんにご協力していただき、「計34時間」の解説動画が完成しました! ?

? ライブ収録動画 (第4版、Rails5.0対応)
http://railstutorial.jp/seminars#record
今後もRails解説セミナーは Coworking space kayabacho, co-edo tokyo で開催されていく予定ですが、セミナーだと日程が合わない場合や、何度も見返して理解したい場合、また、地理的に参加が難しい場合はぜひ購入をご検討ください! ?
 
以上、まとめての報告となりましたが、弊社 (YassLab – ヤスラボ) では大型書籍や大型ドキュメントの継続的翻訳を通して、関わるすべてのコミュニティに弊社が受けた恩恵を還元していけたらなと考えています??
今後とも引き続きよろしくお願いします! :D
Facebookでの発表より、リンクなどを整形して引用

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この記事の著者

hachi8833

Twitter: @hachi8833、GitHub: @hachi8833 コボラー、ITコンサル、ローカライズ業界、Rails開発を経てTechRachoの編集・記事作成を担当。 これまでにRuby on Rails チュートリアル第2版の半分ほど、Railsガイドの初期翻訳ではほぼすべてを翻訳。その後も折に触れてそれぞれ一部を翻訳。 かと思うと、正規表現の粋を尽くした日本語エラーチェックサービス enno.jpを運営。 実は最近Go言語が好き。 仕事に関係ないすっとこブログ「あけてくれ」は2000年頃から多少の中断をはさんで継続、現在はnote.muに移転。

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