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Googleの短縮URL末尾にプラス記号を追加して簡易アクセス情報を表示する

こんにちは、hachi8833です。

はなはだ簡単ですが、Googleの短縮URLについてこの間教わったテクニックをメモします。

Googleの短縮URLサービスについて

正式にはGoogle URL Shortnerという無料サービスです。短縮したいURLをこのページに入力することで、短縮URLを取得できます。

goo.glというドメイン名が特徴です。

詳しくは記事後半の「参考: Google短縮URLについて」をご覧ください。

Googleの短縮URL末尾にプラス記号を追加する

サンプルURL

サンプルとして、Wikipediaの「短縮URL」のページを使ってみます。以下の2つはどちらも同じWikipediaページが開きます。

怪しいサイトにリンクしていないことを上でご確認いただけます。

プラス記号を追加してみる

さて百聞は一見にしかず、以下の「末尾にプラス記号あり」のURLをクリックしてみてください。

お気づきのとおり、そのURLへのアクセス記録が表示されます。

なお、プラス記号+の代わりに.infoを追加しても同じ結果が得られます(参考: All About Goo.gl URL Shortener)。

表示される情報

以下の情報が表示されます。

  • 短縮前のURL
  • アクセスの件数と時期
  • ブラウザの種類
  • 参照元URLの内訳(goo.gl由来かどうか)
  • 参照元の国
  • プラットフォーム(Win/Macなど)

IPアドレスなど、個人を特定できるような情報は表示されませんし、訪問ユーザー数もここからはわかりません。「この期間に何回この短縮URLにアクセスされたか」を読み取るのがせいぜいです。

情報の公開範囲

この表示はGoogle Analyticsの機能のひとつですが、Google Analyticsのアカウントがなくても表示できます。

つまり、これらの情報はGoogleの短縮URLを知っていれば誰でも表示できます。

この機能の利用法

Googleの短縮URLであれば、このように+.infoを追加することで短縮前のURLを確認できます。悪意のあるWebサイトへの誘い込みが心配な場合には、このテクニックが役に立ちます。

なお、All About Goo.gl URL Shortenerによると、以前はGoogleアカウントでログインしていれば短縮前のURLを結果から隠すことができたようですが、現在その機能は見当たりません。悪用を防ぐためと思われます。

参考: Google短縮URLについて

URL短縮サービスはこれまでさまざまなものが登場しましたが、その多くはサイト閉鎖などによって使えなくなっています。今のところ最も確実なのはGoogle URL Shortnerだと思います。

しょっちゅう使うのであれば、Chrome拡張機能版のURL Shortenerを使うのもよいでしょう。私もこれを使っています。

chrome extension

参考までに、この短縮URLには明確な有効期限は設定されていないようです(Google フォーラムより)。ただしリンク先のURLが無効になる可能性はあります。

利用上注意している点

短縮URLはどこにリンクされるのかがすぐにわからないので、ユーザーによっては警戒されることもあります。Googleの短縮URLであれば、Google URL Shortnerで事前に確認できます。

私の場合、原則として社内Slackなどで日本語を含む長大なURLを貼る場合にとどめるようにしています。

Google URL Shortenerが悪用されているのを見つけた場合

悪用されている短縮URLをSPAM ReportフォームでGoogleに知らせることができます。通知の際に自分のメールアドレスを添える必要があります。

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