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社員数名の開発会社がエンジニア20人採用するためにやってみたこと

続編はこちらです:社員数名の開発会社が20人採用したあと黒字をキープするためにやったこと

約2年前の今頃、弊社はこんな状況でした。

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学生アルバイトだけは今も昔も一杯いるけど、優秀な学生であっても仕事経験がないと戦力計算は難しい。一部の仕事デキル人たちがすべてを回していて、仕事は一杯あるんだけど仕事できる人が足りない状態でした。

というわけで、売上の10%程度である1000万くらいのキャッシュを投入して全力で採用活動してみました。社内人員の動きも含めると計15%かな?大事になパートナー探しですからね。しっかりやるとしっかり時間とられます。

試してみたこと+感想

社員に紹介をお願いしてみた

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紹介で入社した場合のインセンティブを設定してみました。紹介したほうに20万円。紹介された方にも20万円。そもそも全員知り合いは片っ端から連れてきていたので紹介料を設定しても最初は意味はなかったですね。でも、他の採用ルートから仲間が増えてからは、その方が知り合いを連れてきてくれるようになり、徐々に紹介が増えました。紹介を促進する仕組みは、他の採用メソッドが活きてくるように、事前に作っておくことが大事です。

また、共通の知り合いがいると会社の実情を知ったうえで来てくれるので価値観などもある程度共有できている状態で業務を開始できるのはとても大きなメリットです。逆にスキルセットは微妙に業務内容とマッチしなくても採用しちゃうので、どのポジションにつっこんで良いのかわからなくなることがあります。でもそれを乗り越えると、能力が追い付いてきた頃には、長期的に一緒にやっていけるパートナーになっていることが多いのが特徴です。

自社サイトで採用募集を初めてみた

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最近自社メディア(HPなど)でコンテンツを量産して集客しているWEB系中小企業が目立っているので弊社でもやってみました。それがTechRachoです。読者層の分母が大きそうなデザインやWordPressやカメラ技やおもしろ要素のあるコンテンツのほうが集客効果はでかいんだろうなと感じつつも、弊社はエンジニア(しかいない)集団なのでひたすら毎日開発していて気づいたことや試してみたことだけを書き続けてみました。一時的な支出はないですが常時業務が増えます。書き続けること2年、いまや15,000以上あります。徐々にアクセスも増えて月間約4万のユニークユーザがアクセスしてくれるようになりました。ついでに弊社の会社ホームページにも足を運んでくれるようで、そこからの応募もたまにくるようになりました。

自社媒体経由
仕事内容をフックに興味をもってくれる方が応募してくれるので、スキルセットは業務内容にバッチリ合う方が応募してくれるのが特徴です。かわりに仕事への価値観などはお互い会ってみないとわからないので、面接ではウマが合うか?が重要なポイントだと感じています。ここまでくると鉄板ですね。でもここに至るまでがとにかく長い。

成果報酬型のエージェントを利用してみた

年俸の30%程度を採用時に支払うかわりにガンガン人材を紹介してくれるサービスです。なんだかんだいって大手のエージェントさんが一番良いと思います。ある程度わがままいってもピンポイントでマッチする人材を大量に紹介してくれます。世の中にはこんなにエンジニアが溢れてるんだ、と思い知らされます。(笑)ただ、こちらがわがまま言える分、相手にもそれが可能で、未だかつてないほどキャリアマップや評価軸について考えさせられました。面倒くさいけど、これを一度経験することは会社の基盤を作ってさらに成長させる上でとても重要なイベントです。これがなければ弊社は未だに適当だったはず。

キャリアマプ
求人票を見てもらった以外の接点がないため、採用可否の決断が難しいです。加えて1人採用するのに100万以上追加費用がかかるわけでがさらに難しく感じさせる。ただしこの経験もとても大切です。よくわからない状態でエイヤ!で採用するととてつもなく悲しい事態にもなりえるし、これから40年間以上一緒に働くかもしれない相手です。じっくり考えて損はない、と思う一方で面接直後に採用の連絡を急いでだした方々も何人かおり、今や弊社ではエース。直感も大事ということですね。

基本無料の採用支援サイトを(いちおう有料プランも)利用してみた

ソーシャルリクルーティングとかインターンを斡旋しているところとかベンチャー向けの採用支援を行っているところを利用させていただきました。何十もの企業が1ページ内に散りばめられ、その先にある情報もとても限られています。そのせいか応募時点でいろんなミスマッチが起きているケースが目立ちます。ウチが「世界に一つしかない漫画のサービスを作りましょう!」で、真横に並んでいた会社は「世界に1つしかないサービスを作ろうぜ!」的なことが書いてあったことがあります。人生の大半の時間をすごす会社選びがキャッチコピーの一発勝負みたいな状態です。正直困った。目立つために漫画や動画まで作成してみました。※漫画は縦に凄く長くて邪魔なので参考程度に記事の下の方に配置しておきます。よかったら見てみてください。

何人かお会いしてみて、あまり採用状況がよくなかったので諦めかけていたら、とても良い方に巡り会えました。そして確信しました。採用活動での努力が無駄になることなんて、ありえない。弊社の採用に関わってくださったすべての方々には感謝の気持ちで一杯です。

仕事中に出会う人を誘ってみた

んー・・・いわゆる引き抜きではないです。退職を機に弊社に誘ってみる、という感じです。一度仕事を一緒にしているわけで、お互いのスキルセットも見えているため、あとは価値観が一致するかどうかだけが判断ポイントです。業界が同じなら即戦力だし、違っていたとしても新しいノウハウや業界情報を共有してもらえる。TechRacho経由の採用よりも鉄板かもしれない。

ただ、お互い外注先として利用しあっているときは綺麗に連携できていたのに、同じ会社の仲間として動いてみたらいまいち歩幅が合わない、なんてケースが発生します。外注の時は相手の得意分野だけをお互い利用していたのに対して、同じ会社で動くときは雑務を押し付け合うようになるからですかね。恋人から夫婦になったときのような違いを感じます。どうでもいい例えですね。

総評

それぞれメリット・デメリットありますが、例外なく時間またはお金が一杯必要です。ただし、すべての苦労は報われる。弊社の場合売上の約15%程度で(これが多いのか少ないのかはよくわかりませんが)、結果として収益は拡大し、業務範囲も広がり、何よりも5人から20人以上にふえて、仕事の体制が整い、仕事の喜びを分かち合える仲間が増え、今までになかった挑戦ができるようになり、また今まで気付かなかった課題が浮き彫りになり、別の楽しみ方ができるようになったかと思います。

お願い

長い記事を読んでくださった皆様の採用活動も成功することを強く願っています。エンジニアが良い会社とで会えるようになることで、どんどん世界に誇れるサービスができあがっていくと信じています。採用活動としてこういうこともできるよ!などアドバイスあればぜひお願いします。人事の知り合いが少ないのです。ぜひ情報交換させてください。

続編はこちらです:売上1億の開発会社が20人採用したあと黒字をキープするためにやったこと

最近の挑戦はこちらです:突然シリコンバレーのエンジニア2名から連絡をうけ日本で共同開発してみてわかったこと

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