挑戦しないと失敗も成功もしないんだなと感じた2014年度前半~エンジニア20人の会社が投資してみてうまくいったこと・そうでもなかったこと

皆さまこんばんは。BPS渡辺です。“しゃっちょでもこのくらいコード書けるんだからもっとがんばれよ!”という激励が社内であったと聞いて、うちも先輩風ふかすやつがでてきて嬉しいなと感じる反面、微妙に心を痛めています。

・・・

皆さま含めて沢山の方々のおかげで今年もなんとか生き延びることができました。本当にいつもありがとうございます。先週金曜日(10月31日)が設立日がだったので今年やってきたことを整理してみようかなと思います。

去年(2013年)の挑戦

以前記事にしたように去年度はプッシュ営業を捨てました。同時に開発者の採用に拍車をかけました。弊社はHP経由でお仕事の引き合いが多いため十分経営は安定しているし、社外よりも社内に目を向けることで新人の教育や社全体の成長につながると判断したからです。

ちなみに要約するとこんなかんじ。

1. PUSH営業は捨てる、ブログ書きまくる

不得手なことはしない。来た仕事をこなす。来る仕事を増やす。

2. WEBはRailsでいく、そしてブログ書きまくる

強みを際立たせる。そういう仕事をこなす。そういう仕事を増やす。

3. 趣味を事業化してシェアをとると意気込む

余ったお金で電子書籍業界に突っ込んでみる。何が何でもシェアとると信じる。周りに信じてもらう。

4. 自由と責任ある仕事を任せていくと決める

よく啓発本とかに書いてあるアレです。

5. 採用しまくる

5→25人→20人

今年(2014年)の挑戦

1. 営業マンを採用しはじめてみた(去年捨てたばかりなのですが・・・)

超募集
僕の周りには、自社サービス開発のために受託開発をしている方や、資金調達して社内で開発に明け暮れている方が多いのですが、どうしてもパソコンに向かっているとお客さん(CもBも)の声が聞こえなくなりますよね。うちもそう。会社の方針次第なところもありますがそれだけだとダメだと思うんです。ネットで検索しまくった情報を活用しても所詮二番煎じなので先見性を培うための価値観や環境づくりって必要な気がするんです。自分や同僚やお客様にもっと僕らの技術で喜んでもらえるように。ピザとコーラばっかり飲み食いしてる場合じゃなかった。
ピザ会

お客さんの声を拾ってきて企画に落としこめる、エンジニアにお客さんの生の声をフィードバックできる部隊を作ってみたかったのです。2名が加入してから3ヶ月未満なので現状未知数なところもありますが彼らだけで昨年度売上の10%は今期の売上が増えました。目標達成頑張ろうね、という話をするとエンジニアよりな人はブラックなイメージを持つ方も多いかと思うのですが、一応株式会社で全員がエンジニアでエンジニア全員がそういうことを言っているとさすがに会社が潰れてしまうので、売上達成に燃える人種もいないと組織としての活気や使命感が湧きにくいところもあるかと思うのです。既に会社内に新しい風が吹いているように見えます。せっかく良い人材を揃えても個人の成長が鈍化したり会社の成長に不安があると頑張れないですしね。

TECHRACHOに訪れてくださる月5万人の殆どの方々は、弊社が何の会社なのかもわからない状態かと思いますが、ようやくご覧いただけるページ(電子書籍商材)ができました。まあご興味あればぜひ後で見てください。
mv-4

どうでもいいけど営業強そうな人って比較的色黒で髪の毛が固そうでギャッツビーの顔を拭くやつをもってるような気がします。

2. 新人の勉強時間を大量に確保してみた

11の評価軸および167項目の評価基準を一生懸命作り、新人さんにはすぐに第一線で活躍しているメンバに合流していただきたいので業務時間の50%を確保して勉強に専念してもらいました。加えて、隔週でテストを実施し進捗を確認してきました。50%ほど時間が残っているとはいえ、察しの通り新人が50%の時間で対応できるほど都合の良い仕事はないので、とれる時間と綺麗に比例しないかもしれないけれどほぼ100%勉強の期間といった感触です。
(興味あるかたいます・・・?社外秘だけどどうしてもという方は個別に連絡ください)
CDP評価軸

でも、ダメでした。勉強だとやる気がでないのでしょうか。普通に仕事に専念してくれた新人のほうが隔週のテスト成績が良かった時は泣きそうです。でもこれって、チャンスを活かしたい!という気持ちを作れなかった。共有できなかった。僕の失敗ですね。一人一人と面談し、その後勉強時間を減らして、テストの合格率は以前よりよくなっています。

ただ、勉強時間の確保はともかく、評価軸と基準は細分化してよかったとは思います。目指すべきものが明確になる。あとはそのリストに乗っているものが必要だと感じる機会をくれる仕事が必要ですね。試験を運用するのも成績表を都度作るのもすごーーーく手間がかかるのですが、いちおう継続していく予定です。

3. エンジニアを○△に転向させた

あれこれ仲間と話していると、あれ?実はこっちの業務のほうが向いてるんじゃね?と感じることがしばしばあります。春頃、最寄り駅に向かって歩いているとき、バックエンド開発者でありながらWEBデザインにとても興味があって週末イラストを書いたりWEBデザインを勉強していたりもすると。といってもいきなり社内転職させちゃうと本人にも、いろんなところにも迷惑がかかりますもんね。ゆっくりゆっくり移植する練習をしてみました。

エンジニア→デザイナ

まずはSEOの知識やHTMLコーディングの知識を強化してもらってフロントエンドよりの仕事量を徐々に増やしていきました。また、誰かの下ではなくピンで仕事する機会を増やすためにプロジェクトマネジメントの勉強になる仕事を優先的にふっていって、これも徐々に社内の依存関係を減らし、余裕ができたころに少しずつデザイン案件を増やしていく。

TechRacho Mobile デザイン例

最近あがってきた彼の初デザインです。けっこうかっこいいでしょ?

techracho mobile menu

SEOも意識した綺麗なHTMLをかけてJSでの動きも実装できて必要あればバックエンドとの連携もできてプロジェクトをマネジメントできるデザイナです。生粋のデザイナだとうちのエンジニアとの連携が難しかったのでは弊社ではこれがデザイナの理想型に見えます。大手じゃあるまいし、と最初は思っていたけれど、長く一緒にやっていきたいと思うのなら、複数のキャリアパスは用意しておいたほうがいい。そして必要あれば作る覚悟をしておいたほうがいい。仲間のためにも、会社のためにもなる。

4. TechRachoをメディアっぽく見えるように綺麗にリニューアルしてみた

以前からアクセスが多くて、それもあってリニューアルしたわけですが、リニューアル後まったく会社HPへの誘導アクセスがパッタリなくなりました。。TechRacho内でのページ遷移も増えてTechRacho自体のアクセスは増えたので、単に開発ブログが企業臭しなくなったからなのかな?まあもともと開発ブログであって会社HPの一部ではなかったので、自然な流れにも思えますが、採用応募が減ってしまったのが痛い。毎月1-3件くらいはTechRachoから応募があったのに、ぞれがゼロになってしまった。(笑)

ただ、アクセスは増えてるんです。仕事や採用につながる量が減ったことに何の危機感も感じないと言えば嘘になりますが、20人の会社を5万人以上が毎月見てくれているんです。しかも毎月、徐々に増えているんです。こんなに嬉しいことはないですよね。そんなわけで調子にのってさらにMobileのデザインまでリニューアルしているわけですが・・・いちおう募集してるんだよ、ということがわかるように記事末端にバナーを配置してみます。先ほどの開発者からデザイナに転向したスタッフの作品です。これで当初の目的も多少は達成できると良いのですが・・・。(笑)

リクラッチョやホームページへのリンクバナーつくったよ

5. その他

求人メディアプロジェクトを開始したり、自社サイト販促のためにチラシや広告打ちまくったり、W3Cに参加してサンタクララに飛んでみたり、採用試験を受けてくれている女性をサンタクララに誘ってみて自己嫌悪に陥ったり、挑戦してみたことは他にもまだまだあるのですが、まだ皆さまに報告できるほど数字や気持ちの整理がついていなくって、今年度の終わり毎にまたまとめようかと思います。

関連記事

40名:増床の費用対効果改善と社員満足度向上のための個別指導教室
35名:拡大と社員満足度向上を見据えた人事・採用担当の仕事と迎え入れ方
30名:拡大と収益率改善のための大量採用の実現と社内平均値の上げ方
25名:今後の開発体制強化を意図したウィングドア社株式取得
25名:引き受けられる案件難易度向上を実現するバーサタイルウェイ社株式取得
25名:今後の拡大を支える仕組みづくりを開始、まずは社員研修から
20名:拡大に応じて残す外注先とそうでないところの選定基準
20名:経営能力と資源確保のための第三者割当増資を実施
20名:拡大を決意し2015年度振り返り改善点を洗い出す

Ruby on RailsによるWEBシステム開発、Android/iPhoneアプリ開発、電子書籍配信のことならお任せください この記事を書いた人と働こう! Ruby on Rails の開発なら実績豊富なBPS

この記事の著者

渡辺 正毅

1984年生。サンフランシスコ育ち。大学から憧れの日本に留学し、そのまま移住。2006年慶應大学SFC卒。2007年BPS株式会社設立。いい国ですよね。もっとよくしたい。好きになってくれる人を増やしたい。

渡辺 正毅の書いた記事

週刊Railsウォッチ

インフラ

BigBinary記事より

ActiveSupport探訪シリーズ