大成功しないまでも事業をとりあえず黒字をキープさせるためにやっている5つのこと

大成功するかどうかってけっこう運次第なところもあるかと思うんです。定義も人それぞれですしね。でも何やるにしても黒字をキープするってのは努力や経験でなんとかなります。以前ちょっと異なる理由から無理やり黒字化しないといけなくなった時があったので、その時の記事にもリンクはっておきますね。興味持ってくださる方はぜひご覧らください。売上1億の開発会社が20人採用したあと黒字をキープするためにやったこと

さて、本題です。

孫子の兵法に当てはめて考える 「道、天、地、将、法」

起業して間もない頃、家庭教師のトライの森山専務に教えてもらいました。実はけっこう有名なのですね。ちゃんとした解説はググってください。僕の適当な解釈及び事業を考えるときの流れはこんな感じです。

道・・・その事業って誰かどのくらい喜ぶの?そういう人は多いの?
天・・・今始めるべきなの?自社の状況や、市場的に。
地・・・強みってちゃんとあるよね?アイディアが武器ですとか言わないよね?
将・・・やっぱ旗振りって大事よね。
法・・・法律やぶっちゃだめ。逮捕されたら継続できない。指摘されたら収益維持できない。

「道」って考え方やモチベ次第で、「将」は言い出しっぺである自分がやればいいわけで、「法」律は守んなきゃですよね。なので重要なのは、「天」である今やるべきか?ってのと、「地」である自分たちに勝ち目はあるか?かなと思います。これは必ず最初に考える。

真似事か?足し算か?

”成功する事業って半歩先を見据えたものが多い。”これもトライの森山専務の受け売りです。人は画期的な商品や変化についていけないので、半歩先の未来を見据えた商品やビジネスが流行るという話でした。半歩ってどのくらい?と聞いてみたら、ビジネスモデルや商品が過去のそれの真似事か足し算程度のもの、とのことでした。そのくらいが、”ちょっとだけ便利になった”と”画期的”の間の、”すげー便利”と表現できる絶妙なところなのかなあ、とその時思った記憶があります。

弊社のMangaRebornおよび電子書籍事業は、何年も前からはびこっている海外の違法漫画掲載サイトのやっていることを合法的に実施しただけ(真似事)で、個別に開発していた電子書籍を読むソフトと電子書籍の著作権を管理するソフトをセットでパッケージ化したもの(足し算)の開発と販売で成り立っています。また、弊社の漫画翻訳事業もこのMangaRebornに集まる大量の翻訳者のデータベースを使って、漫画を翻訳してもらいたい人と漫画を翻訳したい人をマッチングする機能を加えている(足し算)に過ぎません。まあ弊社の場合は大成功とも”すげー便利”との言いにくい事業なのでお恥ずかしい限りです。

誰もやりたがらないか?

”仕事は我慢賃だ。誰もやりたくないことをしてあげるからお金をもらえるんだ。”創業時からメンターしてくれている営業力特化のオーナー社長の言葉です。当時のメッセージとは異なるかもしれませんが、誰もやりたがらないこと+うちにしかできなくてを仕事にすれば、市場や会社の状況が大きくかわるまではお金に困ることもなく競合も少ないところで戦えますね。市場が小さすぎて踏み込みたくない、市場が縮小しているから踏み込みたくない、その割に先行投資が多くて踏み込みたくない、技術的なリスクは事業リスクとがって利回りが短期的に計算できないから踏み込みたくない、コストを下げ続けながら品質を上げ続ける資産や施策がないから踏み込みたくない、などの逆境があると大抵の大企業は参入してこないのでチャンスです。そもそもちゃんと仕事する気持ちがあれば、優秀な人材を大量に揃えていて資金もコネもある大手以外に遅れをとることはあまりないはず。

ここまでは方針レベルの話ですね。ここから先は具体的な手段の話をしていきます。もっといい方法なんていくらでもあるでしょうけれども、僕程度が思いつくものを列挙していきます。得手不得手もあるでしょうから誰かの参考程度なれば幸いです。

事業に関連するキーワードで検索順位トップをとれるか?

小手先の対策は不要です。真剣にコンテンツ(文章や画像や図)をいれたページを公開して、トップやその付近の順位をとれないならその事業は競合が多すぎるか、自社の競争力がないか、どちらかと思うようにしています。ページを1枚真剣に作るだけで事業案をテストマーケティングできるんです。とても良い話ですね。

参考までに3年くらい前に始めたRailsによるWebシステム開発の状況はこちら。左から検索キーワード、検索順位、ページURL、・・・ですね。
ruby on rails開発の順位

特別なことは何も書いていないです。たんたんと弊社のRuby on Rails開発の業務内容や体制についてまとめているだけです。まあ狙ってやっているわけではないので上がったり下がったりしますが常時それなりの順位でそれなりの集客力を維持しています。

また、今年に入ってから始めた漫画翻訳も順調です。計測しているキーワードとその順位はこちら。こちらも漫画翻訳の業務内容について書いているだけです。
漫画翻訳事業の検索順位

特色をひねり出して武器を増やすかさっさと諦めたほうがいいですね。僕は諦めが悪いので定期的に赤字を垂れ流してます。本当に効率が悪いので皆さまは早めに手をうつことをおすすめします。(涙)

それって生産か?消費か?

営業活動や告知しなくても自然と仕事が舞い込んでくる仕組みづくり、つまり、インバウンドマーケティングできるか?ですね。そのためにも投資が必要になるわけですが、その投資って生産になるか消費で終わるかで、中長期的な状況は大きく変わってきます。単月黒字化できない毎月の広告とか無駄です。単発の投資かつ永続的に営業代行力のあることだけをするんです。たとえば、CMをうつよりも、製品を改善する時間にお金を使います。個人的に気に入っているのはSEO対策です。まあWeb開発会社ですからね、特に相性が良いのかもしれません。他の業界や経験不足でよくわかりませんがきっと似たようなものはありますよね。小手先の対策は不要と前項で書きましたが、できたほうがベターに決まっています。ただそれも、先に「地」があるからこそ、活きてくるんですよね。事業を始めるときも改善するときもこの5つをくるくる見なおしています。まだまだ浅知恵が多いかと思いますが、何かの参考になれば幸いです。

関連記事

40名:増床の費用対効果改善と社員満足度向上のための個別指導教室
35名:拡大と社員満足度向上を見据えた人事・採用担当の仕事と迎え入れ方
30名:拡大と収益率改善のための大量採用の実現と社内平均値の上げ方
25名:今後の開発体制強化を意図したウィングドア社株式取得
25名:引き受けられる案件難易度向上を実現するバーサタイルウェイ社株式取得
25名:今後の拡大を支える仕組みづくりを開始、まずは社員研修から
20名:拡大に応じて残す外注先とそうでないところの選定基準
20名:経営能力と資源確保のための第三者割当増資を実施
20名:拡大を決意し2015年度振り返り改善点を洗い出す

Ruby on RailsによるWEBシステム開発、Android/iPhoneアプリ開発、電子書籍配信のことならお任せください この記事を書いた人と働こう! Ruby on Rails の開発なら実績豊富なBPS

この記事の著者

渡辺 正毅

1984年生。サンフランシスコ育ち。大学から憧れの日本に留学し、そのまま移住。2006年慶應大学SFC卒。2007年BPS株式会社設立。いい国ですよね。もっとよくしたい。好きになってくれる人を増やしたい。

渡辺 正毅の書いた記事

週刊Railsウォッチ

インフラ

BigBinary記事より

ActiveSupport探訪シリーズ