こんにちは。代表の渡辺です。TechRacho(このサイト)を運営しているBPSって会社の近況についてお話します。取引を検討してくださっている方、応募を検討してくださっている方、僕や会社の誰かを知っていて心配で見てくださっている方、それとは関係なくただ興味を持ってくださっている全ての方へ。とても光栄です、ありがとうございます。<(_ _)>
決算
推移
- 2023年03月期はそれぞれの事業で10~50%程度の売上成長です。
- 2022年03月期もほぼ同様です。
- 良い投資の効果は出尽くした感があるので今後に向けた新しい投資に注力します。
やったこと & これからやること
1年以上も前のことだと記憶を辿るのが大変ですね。進行中なものを中心に列挙します。年度単発の施策は少ないはずですし。
また、継続中の事業についてはあまり触れません。各事業責任者やお客様の許可を聞いて回るのに時間がかかりそうで。
事業別収支把握
今年になって売上高から純利益までを事業別で集計・把握できるようになりました。去年までは売上から外注費や社内人件費を引いたあとの事業別収支しかわからなかったです。
月次決算
前項のサンプルは通期のものです。でも通期だけでなく月次で粗方の数字を追えるようになりました。弊社は非上場企業なので外向きに綺麗な書類作成はしません。でも、タイムリーに事業収支が正確に把握できると事業判断がしやすくなりますよね。確かなデータに基づく判断や施策からは希望が生まれ不安も取り除けます。こういった権限移譲をしやすくする仕組みを作りこみ、組織としての成長や拡大を促します。
なお、今期の取り組み予定は以下です。
- 稼働量を圧縮しつつ集計タイミングも速める
- 請求書受領サービスの導入
- 承認フローや支払処理の最適化
- 属人化の解消・ボトルネック解消
- 過不足の検証
- 見える状態にして、権限移譲を試みる
- 定期的に見せて、共同での事業計画時の参考にする
- インボイス・電子帳簿保存への対応
重複オペレーション削減
事業をリードする現場と組織全体を整備する管理部門、それぞれ自前で集計して管理しています。僕はどちら側でも動いたことがあります。
- 現場視点では全社共通経費や意識外の費用が集計から漏れます。
- 管理部門視点では取引と事業との紐づけが困難な場合があります。
全ての重複をなくすことはできなさそうです。自前のデータや慣れたやり方で定常的に自分で管理したい人は必ずいます。手元の未来の収益情報とセットで見たいという人もいるでしょう。また、会社の共通経費などは事業の問題ではないと考える人もいそうです。例えば、弊社ではオフィスが経費の大きな割合を占めていますが事業やチームによっては実質不要な場合があります。
逆に、正確な数字がそこそこの速さで管理部門にあれば使いたい人もいるでしょうし、自分だけで数字を管理したい欲が弱めな人や、必要に迫られたときにだけ集計したい人もいます。そういうケースからまずは役立てばよいです。
塾事業から撤退
運営していた個別指導塾を手放しました。撤退理由は収益です。数年挑戦したけど解決できず、また解決の見込みが立たず。悔しいけど事業および人員の成長を実現する実力が弊社には足りないと判断しました。譲渡先は、複数店舗で黒字化を実現していて人員の待遇維持または向上を約束してくださるオーナーに限定して探しました。結果として売却益のようなものは殆どなく。幸いにも状況は既に好転していると聞きました。
弊社の創業期を助けてくださったトライさんに何かしら恩返しをしたい気持ちと、成長チャンスを作りたい人員が社内にいて挑戦した事業でした。気持ちで投資や仕事をする、という不慣れに挑戦したのが敗因かなと個人的には感じています。
今後は挑戦を控えますとはなかなか言いにくい立場です。だから、このへんは強く意識して続けます。
- 雇用は人の人生を左右するということと
- 挑戦の過程で身につくいい習慣もわるい習慣もあるということと
- 今回はたまたま良い譲渡先に救ってもらえたけれど次もこうとは限らないこと
あとでこの記事を見返したときに思い出しやすいように過去記事も並べておきます。
MangaRebornサイトの閉鎖
去年「クローズしましたよ」とだけ表示したページに変更しました。99.99%が攻撃botだろうけどこのページに未だに月間15万PVほど集まってくださっているのをみて少し胸が熱くなりました。また逆流性食道炎になったかと思いましよ。
クローズから1年以上経ってるのでDNSレコードごと消してもらいました。今まで応援してくださった方々、改めてお礼申し上げます。集まってくれた人員や培ったノウハウは漫画翻訳という事業に生まれ変わり継続と成長中です。
あとでこの記事を見返したときに思い出に浸れるように過去記事も並べておきます。
リモートワーク継続とオフィス維持
リモートワークは今後も継続します。出社も自由です。外に出る口実や集まれる場所としてオフィスは今後も維持します。
僕は週2~3で都内にいますがオフィスに顔を出すのは週1くらいです。最近、人さみしいのでたまには出社するようにしているんです、と聞かされることが増えてきました。社内にいる人がもうちょっと増えるようならまた会社を移動拠点にするのが楽しそうですね。
お仕事の内容、お仕事の仕方、人とのかかわり方など、自身の特性や仕事効率を考慮して選択の自由があるのがBPSの良いところだと勝手に思っています。
新しいサービスをいくつか始めた
- ノーコード受託開発
- DX支援・コンサル
- 宛名・ラベル代行事業「宛名サポ」
- WEBTOON(ウェブトゥーン)翻訳 ※HPは準備中
- 漫画のWEBTOON(ウェブトゥーン)化 ※HPは準備中
全事業マーケティング強化
BPSは反響営業主体の会社です。殆どのお仕事はインターネットからのお問い合わせまたは既存のお客様からのご紹介です。インバウンドマーケティングに強い人材が沢山いたからではなく、プッシュ営業が辛いのでそこを頑張らなくても生き残れる方法を2014年頃からひたすら考え続けてきました。
挑戦しないと失敗も成功もしないんだなと感じた2014年度前半~エンジニア20人の会社が投資してみてうまくいったこと・そうでもなかったこと
2019年くらいまでは、やれそうなことがあればやれる人がやれるだけやっておく、のようなスタンスで頑張ってました。みんな本業は別にありますしね。でも直近は、弊社にも専門家が複数名います。これまでは僕が関わる一部の事業で貢献してくれて知見や実績も積みあがってきました。今後は会社全体に目線をむけて、より大きな効果を作っていきます。
出資・MAはピボットして継続します
今年はご縁あって株式会社ECNに出資させていただきました。TechRachoにも登場してくれているので気になる方はECNさんの記事一覧をご覧ください。
出資先開発会社もそれなりに増えたため、出資・MAの方向性を久々にピボット予定です。多角化を目指し開発会社以外にも目を向けます。
A)ITやWEBマーケの人材や知見が不足していることで売上が伸ばせていない、あるいは、
B)それらの業務定常的な外注で収支が悪化してる会社またはサービス、を探しています。
ご興味をもってくださるところはぜひご連絡ください。:)
若返りたい
組織としての若返りをはかります。毎年、知識と経験と健康診断の要観察や再検査項目を積み上げてきました。長年にわたり最適化してきた習慣は財産です。ただし毎年アプデ回数が減っています。若かったころに憧れて真似ていた人たちは沢山リタイアしました。社外に目を向けるとどうしても年上の人を追っちゃうので、社内は年下がいる環境が面白いような気がしています。
若手の本棚をまねて購入してみた本が面白かったです。自分で選ぶ本は知識を得られる。人の選ぶ本からは価値観を得られることがある。みたいなことを最近感じます。自分でも何をいってるのかよくわからなくなってきました。新しい考え方や価値観に触れられる機会を自社全体に対して用意するのが大事な気がする、と言いたいんだと思います。
綺麗ごとを並べても仕事がないのに採用しても、受け入れができないのに採用しても、誰かに迷惑かけちゃいます。いかにしてそれを軽減、可能であればむしろポジティブな未来に紐づけられる仕組みを作れるか?について計画を練ろうとしています。
あとでこの記事を見返したときに思い出に浸れるように過去記事も並べておきます。